TOKYO PRO Market上場企業経営者の会「BELLS」設立記念式典を開催
⽬次
- 1. 勢いを増す、TOKYO PRO Market
- 2. 上場効果を最大限に活用できていますか?
- 3. 上場“スタート”のすすめ
- 4. 一般市場へステップアップする前に
- 4-1. 著者
東京証券取引所が運営する株式市場「TOKYO PRO Market(東京プロマーケット)」の活性化と上場企業のさらなる成長に貢献するため、日本M&Aセンターは、2022年11月7日にTOKYO PRO Market上場企業経営者の会「BELLS」を設立いたしました。同日、東京都内にて開催した記念式典には、38社57名の皆様にご出席いただき、参加された経営者同士、交流を深められていました。
勢いを増す、TOKYO PRO Market
「TOKYO PRO Market」は、上場企業社数が61社(11月14日時点)に到達し、年間新規上場企業社数も過去最多の17社(11月14日時点)と、いま急成長中の株式市場として注目されています。
上場効果を最大限に活用できていますか?
J-Adviserとして上場支援を手掛ける日本M&AセンターTOKYO PRO Market事業部長の雨森 良治 上席執行役員は、同会設立挨拶にて、「来年以降、TOKYO PRO Marketは認知度も上がり、地位を確立すると確信している。この市場に上場した企業すべてが成長を果たせるよう、今後本会を発展させていきたい」と語りました。「BELLS」は、経営者同士がTOKYO PRO Market上場後の成長ノウハウを共有し、さらなる企業発展と市場の拡大につながるイノベーションの場を創出することを目的として設立されました。日本M&Aセンターは、J-Adviserの枠を超えた企業の成長支援を通じて、IPO業界全体の発展と、日本創生の実現を目指してまいります。
上場“スタート”のすすめ
社会の「困った」を解決する総合人材サービス業を国内外8拠点展開する株式会社エージェントは、2020年4月28日にTOKYO PRO Marketに上場しました。四宮 浩二代表取締役社長はTOKYO PRO Marketの魅力は、「①一般市場と同等の信用力」、「②可逆性と選択肢の保有が可能」、「③適度なガバナンスと低コスト」だとし、注目されるべき市場だと語りました。一方で、資金調達ありきでの成長戦略を考える経営者などからは選ばれにくいと話しました。その上で、TPMのオーナー企業比率が80%と一般市場に比べ高いことを挙げ、その成長力が注目されていることから、オーナー企業向きの市場ではないかと考えを述べました。そして自社の上場後の効果としては、「新卒内定承諾が3倍以上に増加・離職率も半減」、「新規大手顧客との取引増加」、「キャッシュリッチな経営への変化」があったことなどを挙げました。
四宮社長は、TOKYO PRO Marketは上場に向けてスタートしやすい環境が整っている市場とし、上場を活用することが大切だと語りました。
一般市場へステップアップする前に
ゲスト講演者として記念式典に参加された株式会社Macbee Planetの千葉 知裕代表取締役社長は、IPO責任者として同社に参画された後、2020年3月に東証マザース(現グロース市場)への上場を経て代表に就任されました。一般市場にステップアップする前にやるべきこととして千葉社長は、「①管理系人材の強化」「②ストックオプションの整備」「③投資家との対話」の3つの点を挙げました。「①管理系人材の強化については、CFOなどの管理系役員にしっかりとポジションを与えることや文化に合う人材の確保が重要だとしました。「②ストックオプションの整備」では、TOKYO PRO Marketにいる間に、信託型ストックオプションの発行をすることもひとつの手法だと提案しました。「③投資家との対話」では、背伸びをせずにリアルな事業の形を伝え、投資家が過熱しすぎない程度に前向きな発信をしてくことも重要だと話しました。
この度設立されたTOKYO PRO Market上場企業経営者の会「BELLS」では、TOKYO PRO Marketに上場するすべての企業の振興とTOKYO PRO Market全体の発展を目指し、上場後の企業成長ノウハウ・上場効果の活用状況の共有、新たなビジョンや新規事業創出への取り組み支援、一般市場へのステップアップの促進に取り組み、今後も定期的に交流会を開催してまいります。
「BELLS」では、登録会員様専用ページにて
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今後の交流会・懇親会等のご案内等を
会員専門ページで優先的に発信してまいります。
http://tpm-bells.jp/