M&Aカンファレンス2019開催! 2600名超の経営者らが集結!

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2月26日、当社はグランニッコー東京 台場にて、「M&Aカンファレンス 2019」を開催しました。 申込数は昨年のなんと1.6倍の4700名! 経営者や役員、経営企画担当者を中心とした参加者2600名超が、多彩な角度からM&Aの“今”を体感されました。初開催だった去年をはるかに超える盛り上がりを見せ、各セッションは満員御礼!サテライト会場で上映した講演もあったほどです。 本記事では、会場の盛り上がりと一部セッションの内容をレポートします!
※登壇者の役職等は取材当時の情報

受付

朝9時の受付開始時に、さっそく多くの方々が来場!

カンファレンス冒頭ではオープニングムービーが流れ、社長の三宅が登壇。
現在の日本について、「団塊世代が続々と引退しているなか、事業承継は待ったなしの状況。あらゆる企業がM&Aを活用するようになり、成約するのが当たり前になってきた。M&Aを行った双方の企業が相乗効果を発揮するために、PMIや企業評価など、当社が提供する様々なサービスの幅・総合力を感じ、リアルなM&Aを学んでいただければ」と挨拶しました。

社長三宅

開幕の挨拶をする当社社長 三宅 卓

特別ゲストによる基調講演、キーワードは「タイムマネジメント」と「柔軟な人事対応」

佐々木常夫氏

元東レ経営研究所社長
株式会社佐々木常夫マネージメント・リサーチ代表
佐々木常夫氏の基調講演

午前中に行われた特別ゲストによる基調講演では、元東レ経営研究所社長の佐々木常夫氏が登壇。東レ時代にいくつもの事業改革を実現しながら、家庭生活を両立してきたご自身の実体験をもとに、タイムマネジメントの原則をお話しいただきました。

青野慶久氏

サイボウズ株式会社 代表取締役社長
兼チームワーク総研所長 青野慶久氏の特別講演

午後の基調講演では、サイボウズ株式会社 代表取締役社長の青野慶久氏が登壇し、起業時から現在までに実践してきた柔軟な人事対応について講演。インターネット黎明期から“働き方”について誰よりも考えてこられた青野氏の取り組みと現在のサイボウズの人事制度は、参加者からも共感を得ていたようです。

各分野の第一人者が16のテーマをもとに講演

また、16名のM&Aのプロフェッショナルが、「業界別M&A事情」「成長戦略型M&A」「家族と事業承継」「M&A未来予測」「M&Aテクノロジー」などのテーマを元に、M&Aによって実現する日本の中小企業の未来について、プロフェッショナルによる経験と知識を余すことなく講演しました。 各セッションともご好評をいただきましたが、今回はその一部を抜粋してご紹介します。

メイン事業の成長を狙う、“本業加速型M&A”

業種特化事業部の講演

各業種別に専門コンサルタントが登壇し、最新トレンドを徹底解説!

大会場で行われた「業界別M&Aセッション」は、食品、建設、IT、調剤の各分野の専門コンサルタントが登壇し、M&A動向と成功・失敗事例を紹介。上席執行役員 業種特化事業部 事業部長の渡部恒郎は、強い会社にするためには、総合力を求めるよりも専業に集中することが会社の成長につながる。そのために、隣接業や本業をM&Aで強化する“本業加速型M&A”が重要になってくると説明しました。 8年連続でM&Aが増加傾向にあるIT業界は、案件数がついに1000件を突破。M&Aが活発な背景に、クラウド化が進み受注案件の先行きが不安になっていること、デジタル化が進んでいること、そして慢性的な人材不足が理由と指摘。ITベンチャーのM&Aは今後も増加していくと見込まれているようです。

会社がどう成長すべきかを考える、成長戦略型M&A

取締役の竹内による講演

成長戦略型M&Aについて、取締役の竹内直樹が解説!

当社 取締役 竹内直樹は、「これまで会社が成長するためには、自助努力かIPO(新規上場)しか考えない経営者が多かったが、これからはM&Aという形で外部資源を活用する道が拓ける」とし、実際にM&Aによって成長した会社の事例を交えながら、「借り入れではなく、株式を活用する時代がくる」と、成長戦略型M&Aについて解説しました。

個人が誰かの事業のあとつぎになる、スモールM&Aでの起業!

対談
アンドビズと株式会社日本創生投資 代表取締役社長 三戸政和氏の対談

サテライト会場を増設するほど盛況だったスモールM&Aのセッション。アンドビズ 代表と、株式会社日本創生投資 代表取締役社長であり、ベストセラーになった「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門」の著者でもある三戸政和氏が対談。

三戸氏は、「副業や複業が社会で受け入れられるようになった今、“株主業”として小さな会社の経営者となる選択肢もある」とM&Aによってすでにある会社や事業を活用して起業することを提案。

アンドビズは「今は自分がどんな生き方をしたいのかを選択できる時代になった。起業には、死の壁といわれる売上1千万円を超えられるかどうかの大きな壁がある。自身がどんな事業をやりたいのか、想いを明確にしたうえであとつぎになることも可能」と話しました。三戸氏が著書で提唱するM&A起業と、それを後押しするM&Aマッチングプラットフォームのバトンズ(Batonz)への期待も大きく、参加者の注目度が高いセッションでした。

独立性を保ちながら外部資源を経営に活かす、「ファンド活用」という選択

ファンドの能登による講演

当社 役員室 部長の能登雄太より
「ファンドの活用による企業の飛躍的成長方法」

事業承継において、ファンドを活用する道があることはこれまであまり知られていませんでした。しかし独立性を保ちながら会社の成長を遂げるため、ファンドへの株式譲渡を選択する中小企業が近年増加傾向にあります。

役員室 部長の能登雄太は、国内のファンド活用状況と、会社の成長のためのファンドの活用事例を解説。 ファンドを活用したことで、採用に課題を抱えていた会社が新卒採用できるまでになり、最終的に営業強化に結びついたケースや、オーナー依存の経営から組織経営ができるようになり、プロジェクトごとのPLの作成までできるようになったケースなどを紹介。 将来的にIPOを考えている会社は、ファンドを主要株主にすることでIPOを実現しやすくなるなど、ファンド活用の可能性を伝えました。

業界別で最も経営者の平均年齢が高い医療業界こそ、M&Aが求められる

![医療介護支援部講演](https://cms-resources.nihon-ma.co.jp/2019_03_03b02e28ce1a513a62bfd48dd7cf92fc_aaaceeabc3.jp

全国で高齢化が進むなか、地域医療を守るためにも病院・クリニックの事業承継の課題は深刻です。執行役員 医療介護支援部長の谷口慎太郎は、「経営者の高齢化が最も進んでいるのが医療業界。院長が70代になっても後継者について真剣に考えられていないケースが多い。後継者となる子どもがいる場合は、自身が60歳を過ぎたら経営を学ばせる準備をすべき」と説明。病院を建て替えるのか、新規事業を行うのか、病院機能を転換するのかなど、事業承継後も成長していくための戦略を考えておく必要があると述べました。
会場のロビーには各分野のブースを設置し、サービスを直接紹介したり、講師が参加者と直接交流したりできるエリアをご用意。
また、当社のプロフェッショナルが執筆したM&Aの実用書や解説書を販売した書籍コーナーでは、書店販売に先駆けて新刊を特別販売。多くの方に書籍を手に取っていただきました。

ブースの様子

各ブースも活況で、終日大盛況でした!

大盛況のうちに幕を下ろした「M&Aカンファレンス2019」。 日本M&Aセンターは、今後もさまざまな企画をしていく予定です!

WiNNOVATION M&Aカンファレンス2019 開催レポート

著者

M&A マガジン編集部

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日本M&Aセンター

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