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STARTUP PITCH NIGHT 2019 開催レポート

竹葉 聖

著者

竹葉聖

日本M&Aセンター 業種特化3部 部長

業界別M&A
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今年も開催!「STARTUP PITCH NIGHT 2019」 2019年10月28日に東京本社にて「STARTUP PITCH NIGHT 2019」を開催いたしました。

IPOを目指す経営者たちによるピッチコンテストとして2018年から当社で主催し、今年で2回目の開催となる当イベント。 今年も多数の応募から一次選考を突破した4名のファイナリストによるプレゼンテーションが繰り広げられました。

その後、株式会社SHIFT 代表取締役社長 丹下大氏、株式会社日本M&Aセンター 代表取締役社長 三宅卓、株式会社日本投資ファンド 執行役員 加納恒典の3名の審査員と観覧者による審査の結果、下記の受賞結果となりました。

<受賞結果>

  • 株式会社Revcomm 代表取締役 會田武氏 優勝
  • 株式会社アペルザ 代表取締役社長 兼 CEO 石原誠氏 準優勝(SHIFT賞)
  • 株式会社Linc’ well 代表取締役CEO 金子和馬氏 準優勝(観客賞)
  • 株式会社ニューロープ 代表取締役社長 酒井聡氏 起業家賞

<審査員>

株式会社SHIFT 代表取締役社長 丹下大氏

京都大学大学院を修了後、株式会社インクスに入社。たった3名のコンサルティング部門を、5年で50億・140人のコンサルティング部隊に成長させ、コンサルティング部門を牽引。 コンサルティング部門マネージャーを経て、2005年9月、株式会社SHIFTを設立。ソフトウェアテストの専門会社として圧倒的なポジションを確立し、2014年に東証マザーズに上場、2019年10月に東証一部に鞍替え。同社はソフトウェアテストサービスを開始した2010年以降、毎期1.5倍以上売上高が成長、従業員数は3,500人超、前年度末から1,500人増加。圧倒的な成長を実現している。

株式会社日本M&Aセンター 代表取締役社長 三宅卓

日本オリベッティを経て、1991年に株式会社日本M&Aセンターの立ち上げに参画。数百件のM&A成約に関わって陣頭指揮を執った経験から「中堅・中小企業M&Aのノウハウ」を確立し、大幅な業績アップを実現。2006年に東証マザーズに上場、翌年の2007年には東証一部に鞍替え。中堅・中小企業M&Aの第一人者として、テレビ東京系「カンブリア宮殿」「ワールドビジネスサテライト」日本経済新聞「交遊抄(こうゆうしょう)」他、テレビ、新聞、雑誌など、メディアでも活躍。

株式会社日本投資ファンド 執行役員 加納恒典

株式会社ジャフコにて30年にわたり一貫して未上場企業への投資と、投資先企業への成長支援に携わり、多くの実績を持つ。現在は、2018年に株式会社日本M&Aセンターと株式会社日本政策投資銀行が共同で設立した株式会社日本投資ファンドの執行役員として、中堅中小企業の成長基盤の社会インフラとしての役割を目指す地方銀行各行との連携も踏まえ、日本の中堅中小企業の成長発展と地域活性化を担う社会インフラを目指している。

今後注目が集まる受賞企業をご紹介

受賞の様子と各企業の事業概要、代表者様をご紹介いたします。

優勝された株式会社Revcomm 代表取締役 會田武氏

株式会社Revcomm (https://www.revcomm.co.jp/ )

電話営業をAIによって可視化するためのサービスを展開されています。

代表の會田様は、小学校4年生の時には自分の会社を持とうと決心されており、中央大学、アリゾナ大学を経て三菱商事に入社、自動車のトレーディングやM&A、海外マーケティング、新会社の設立等に寄与されました。

2017年にはRevcommを起業し数々のピッチコンテストで受賞歴のある注目ベンチャーです。

SHIFT賞を受賞された株式会社アペルザ 代表取締役社長 兼 CEO 石原誠氏

株式会社アペルザ(https://www.aperza.com/corp/)

工場の生産ラインで用いられる設備が流通・取引される設備産業を変革するためのサービスを展開しています。 茨城大学を経て新卒でキーエンスに入社され17年間在籍、社内ベンチャーとしてキーエンス初のインターネット事業である「iPROS」の立ち上げに参画されます。執行役員としてサービス開発、メディア運営、経営企画を担当され、多数の経営に関わり、2016年に株式会社アペルザを創業されています。

東洋経済2019年8月24日号の「すごいベンチャー100」に特集された勢いのあるベンチャーです。

観客賞を受賞された株式会社Linc’ well 代表取締役CEO 金子和馬氏

株式会社Linc’ well(https://linc-well.com/)

新たな次世代スマートクリニックの展開を志し、2018年同社を設立されています。

金子代表は新潟大学医学部を卒業し医師免許を取得後、東京大学の研究室で研究をしつつ臨床医として東大医学部付属病院で8年間勤務されました。その際、医療現場内部の課題を感じハーバード大学留学を辞退し経営を学ぶためにマッキンゼーに入社、7年間勤務されました。

社会性の高い事業を展開されており今後も注目のベンチャーです。

起業家賞を受賞された株式会社ニューロープ 代表取締役社長 酒井聡氏

株式会社ニューロープ(https://www.newrope.biz/)

ファッション業界の低収益なビジネスモデルに課題を感じ、ファッションに特化したAIサービスを展開しています。

九州大学を経てマイナビに入社、情報誌の編集やデザインに従事しながらプライベートで中小企業診断士の資格を取得、経営コンサルタントとして活躍、その後ベンチャー企業に入社され、2014年にニューロープを設立されます。

東洋経済2018年7月14日号の「すごいベンチャー100」に選出された注目のベンチャーです。

ベンチャー企業の支援も日本M&Aセンター

日本M&Aセンターは2019年1月からベンチャー企業のイグジットを支援する「ベンチャー企業サポート室」を設置、積極的にベンチャー企業のM&A支援をさせていただいております。 白熱したピッチ大会の後、登壇者の皆様には経営者交流会にもご参加いただき、経営者同士の交流も深めていただくことができました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

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著者

竹葉 聖

竹葉たけばきよし

日本M&Aセンター 業種特化3部 部長

公認会計士試験合格後、有限責任監査法人トーマツを経て、2016年に日本M&Aセンターに入社。IT業界専門のM&Aチームの立上げメンバーとして7年間で1000社以上のIT企業の経営者と接触し、IT業界のM&A業務に注力している。18年には京セラコミュニケーションシステム(株)とAIベンチャーの(株)RistのM&A、21年には(株)SHIFTと(株)VISH、22年には(株)USEN-NEXTHOLDINGSと(株)バーチャルレストラン等を手掛ける。IVS2022 LAUNCHPAD NAHA及びIVS2023 LAUNCHPAD KYOTO審査員

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