【新刊のお知らせ】M&A思考が日本を強くする ~Japan AS No.1をもう一度~
⽬次
- 1. Japan AS No.1をもう一度
- 2. M&A思考とは?
- 3. 今回で第3弾となる、業界再編に関するパイオニアシリーズに
- 3-1. 著者
日本M&Aセンター 上席執行役員 業界再編部長の渡部です。 今月、自身で3冊目となる業界再編の本を東洋経済新報社から上梓いたします。
【3/20発売】M&A思考が日本を強くする ~Japan AS No.1をもう一度~
Japan AS No.1をもう一度
皆さんは、「ジャパンアズナンバーワン」(1979年)というエズラ・F・ヴォーゲルのベストセラーを読んだことがありますか? 私の好きな本の一つです。 戦後、日本の人口が増加し高度経済成長期を迎えていく中で、最適配分や国家戦略を考える優秀な官僚の役割、初等教育のレベルの高さ、交番に代表される安全を守る仕組み、商社や銀行などが資金の流れや商流づくりにおいてうまく機能したことが、成功要因として列挙されています。 それから40年たった、今はどうか。 世界の企業の時価総額トップ100ランキングから日本企業はどんどんいなくなり、国民の所得は減少。少子化を迎え、国のフェーズが成熟期から衰退期に移ってしまった。 今のままの日本に、危機感を覚える方も多いと思います。 しかし私は、「M&Aの力で日本はもう一度世界のトップにたつことができる。」と本気で思っています。 M&Aは、最高の協調戦略であり、1社では成しえなかった技術を、経営を、そして伝統を残し、次世代につないでいくことができます。後継者がいなくて廃業せざるを得ない企業をも救うことができます。 素晴らしい技術を、伝統を、製品を広めるためには、経営の力が必要です。経営の力は、企業だけでなく病院や教育施設、スポーツチームにも必要なことです。 M&Aによって閉鎖的なファミリー経営から、開かれたパブリックカンパニーになり、息を吹き返す企業を何社も見てきました。 もっとも大事なことは、「経営」ができる人が経営者であることだと思います。
M&A思考とは?
M&Aは今や経営者としての必須科目と言えます。 M&Aを決断できる経営者は、「とにかく魅力的」です。新しいことが好きで、現状に満足せず、自社だけでなく業界を変えていこうという思考を持っています。 「M&A思考」とは、そういったワクワクする経営者の思考や視点であると、私は定義しています。 本書では、そういった思考とともに、後半で業種ごとの最新の業界動向を一流のM&Aプレイヤーが独自の視点で書きおろしています。業界を問わず、M&Aに関わる方に是非読んでもらいたいと考えております。
今回で第3弾となる、業界再編に関するパイオニアシリーズに
過去、私は2冊の本を上梓しており、いずれも業界再編に関する経営の本です。
第1弾 「業界再編時代のM&A戦略」 ~どんな業界も大手4社に集約される!「圧倒的高値の売却」と「会社の飛躍的成長」を実現させる方法~(2015年)
第2弾 「業界メガ再編で変わる10年後の日本」 ~業界・部署・技術の境界線がなくなる時代へ~(2017年)
これら2冊の書籍は、M&Aの現場コンサルタントの目線でそれぞれの時代を生き抜くための業界再編の実態とそこからひも解いた未来を考え、伝える本であったと思います。 2020年3月20日発売となる第3弾、「M&A思考が日本を強くする」~Japan AS No.1をもう一度~」 この本は、第1弾からちょうど5年という節目の年に、自分の人生も交えて振り返り、過去から未来を紐解く形で私が考える“M&A思考”について執筆しました。 元サッカー日本代表監督岡田武史氏には、J3リーグのプロサッカーチーム、FC今治のオーナー経営者としての挑戦について、寄稿していただきました。 是非、多くの経営者の方、M&Aに携わる方にご一読いただけると幸いです。 ■ご購入はこちらから