スペインに162事務所227名の会計人が集結 国際会議 in マドリード
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2024年3月下旬、スペインのマドリードに、日本M&Aセンターの会計事務所ネットワーク「日本M&A協会」の理事会員会計事務所が集結し、国際会議が行われました。国際会議は年に1回、理事会員会計事務所の方々に日本M&A協会のビジョンを共有すると共にM&A業務及び会計事務所経営について考える場として開催されています。M&A支援業務や事業承継問題に積極的に取り組んできた会計人が集結し、横のネットワークを作りながら、さらにM&Aスキルの研鑽を行っています。
1994年の第1回開催以降、東日本大震災及びコロナ禍の合計4年を除いて毎年開催されており、今回は27回目の開催となりました。今年はM&A成約経験のある会計事務所を中心に、全国から162事務所227名が参加。“成長”をテーマに、「M&A相談をするなら会計事務所」を中小企業経営者に根付かせるため、さまざまな角度から発表が行われました。
M&A業務はもはや会計事務所の“通常業務”
日本M&Aセンター 提携統括事業部 統括部長 上夷 聡史さんは、「会計事務所の未来」と題し講演。最強のネットワーク確立を目指す日本M&A協会の未来と、会計事務所のあるべき姿についてビジョンを発信しました。
現地ならではの生の声でスペインについて学ぶ
MUFGヨーロッパ スペイン支店 支店長の米山 剛さんは「スペインの魅力とポテンシャル」と題し講演。スペインの経済事情や気質など、現地ならではの生の声を共有いただきました。
サッカー元日本代表の大久保 嘉人さんがスペシャルゲストとして登壇
スペシャルゲストとして、J1リーグ3年連続得点王、J1リーグ最多得点記録を残し、2021シーズンをもって現役を引退したサッカー元日本代表の大久保 嘉人さんが登壇。「情熱を貫くメンタリティ~キャリアから紐解く勝者の考えとスペインでの生活~」と題し、単身スペインに渡り、言語の壁を乗り越えながらも夢を掴んだエピソードなどを、コンサルタント戦略営業部の永井 功太郎部長を聞き手にお話しいただきました。
22事務所を譲受け、大きく成長するミカタ税理士法人
大阪で職員数450名を超えるミカタグループ総代表 税理士 柴田 昇さんが登壇。「無限の可能性を秘めた会計事務所経営」と題し、これまでM&Aを積極的に行ってきた会計事務所のヒト、モノ、カネに関する戦略についてお話しいただきました。
パネルディスカッション「会計事務所の付加価値業務について」
パネルディスカッションでは、様々な方法で付加価値業務に取り組む会社を代表して、税理士法人りんく 代表社員 小久保 忍さん、かがやき社会保険労務士法人 代表社員 野中 健次さん、LONG AGE税理士法人 代表社員 松下 英司さんが登壇。経営計画の策定や未来会計業務、東京プロマーケット上場の支援による付加価値業務、さらには事務所を譲渡することで成長を描くレバレッジ戦略など、登壇者それぞれのご経験をもとに、日本M&Aセンターグループを活用するなどして、いかに顧客に価値を届け、他事務所との差別化をし、成長に繋げているかについて語り合っていただきました。
各分野で優れた7事務所を表彰
国際会議の最後には、2023年度各分野で優れた成績を残した7事務所の表彰が行われました。
- 新人賞 株式会社まつい会計事務所
- BATONZ賞 ベンチャーサポート税理士法人
- 譲渡アドバイザリー賞 ミカタグループ
- 譲受アドバイザリー賞 税理士法人YGP鯨井会計
- 成約賞 税理士法人KMCパートナーズ
- ディールオブザイヤー 株式会社エルシーアール
- 優秀事務所賞 (MVP) ミカタグループ