三菱ケミカルHD(4188)グループの三菱レイヨン、米国Aldila社買収
三菱ケミカルホールディングス<4188>傘下の三菱レイヨン株式会社は、ゴルフシャフト事業及び炭素繊維中間基材事業(プリプレグ)のグローバルな強化拡大を図るため、米国Aldila社の買収を目的とする合併契約書を締結した。
12月下旬に開催予定のAldila社株主総会決議、及び米国において必要となる関係当局の承認等の基本的な取引完了条件を満たすことを条件として、三菱レイヨンが米国に設立した子会社(SPC)とAldila社が、Aldila社を存続会社とする合併を行い、100%グループ会社とする予定。
Aldila社は、炭素繊維製ゴルフシャフトのパイオニアとして世界最大のゴルフ市場である米国で最大手の一社。
三菱レイヨンは、本件買収により、世界有数のプレミアムブランドである「Aldila」と、三菱レイヨンのブランド「Diamana」、「FUBUKI」、「BASSARA」とのシナジー効果を発揮し、両社とも材料からの一貫生産の強みを活かし、北米における炭素繊維製ゴルフシャフトの拡販を目指すことにより事業の一層の拡大強化、グローバル化を推進する。