日産自動車(7201)とルノー、ロシア・アフトワズ買収に向け合弁会社設立
日産自動車(7201)・ルノーアライアンスとロシアン・テクノロジー社は、商品投入とロシア最大の自動車メーカーであるアフトワズ社への技術移転を加速させるため合弁会社を設立する。
ルノー・日産アライアンスは2014年半ばまでに230億ルーブル(7億4,200万ドル)を投資し、アライアンス・ロステック・オートBVの67.13%の株式を取得する。
これまでアフトワズ株を保有していなかった日産は、今回新たに117億ルーブル(3億7,600万ドル)を投資し、2014年6月までにアライアンス・ロステック・オートBVの株式の17.03%を保有することになる。
2008年にアフトワズ社の株式を25%取得し、同社の再建を支援したルノーは、2014年6月までにアライアンス・ロステック・オートBVへ約113億ルーブル(3億6,600万ドル)を投資し、同合弁会社の株式の50.1%を保有する予定。また、ロシアン・テクノロジー社は、同時期までにアライアンス・ロステック・オートBVの株式の32.87%を保有する。
アライアンス・ロステック・オートBVは、本契約が完了する2014年までに、現在トロイカ・ダイアログ・インベストメント社が保有するアフトワズ社の株式を全て買い取る。
本合弁会社の設立により、急速に成長するロシア市場で、ルノー、ニッサン、ラーダの各ブランド間のシナジーと商品開発を促進していく。