富士フイルムHD(4901)傘下の富士フイルム、米国のワクチン受託製造会社Kalon社を買収
富士フイルムホールディングス株式会社(4901)傘下の富士フイルム株式会社は、富士フイルムの子会社でバイオ医薬品受託製造会社(CMO)であるFUJIFILM Diosynth Biotechnologies USA., Inc.(FDBU)を通じて、バイオ医薬品CMOでワクチン製造に強みを持つ、Kalon Biotherapeutics, LLC(米国テキサス州、Kalon社)を買収する。
【情報通信機器製造業界のM&A】
富士フイルムは、Kalon社の持分所有者であるテキサス州およびテキサスA&M大学と、Kalon社の持分譲渡に関する契約を締結した。これにより、Kalon社の全持分の49%を取得する。
Kalon社は、ワクチン製造に必要なウイルスを製造工程内にとどめる世界トップレベルの高度な封じ込め技術を保有しており、新型インフルエンザウイルスやエボラウイルス、炭疽菌などに対するワクチンを安全かつ安定的に製造する技術を持つ。
富士フイルムは、さまざまなワクチン製造ニーズにワンストップで応えられるサービス体制を構築し、バイオ医薬品事業の拡大を図る。