株価算定シミュレーション

三菱ケミカルHD(4188)傘下の三菱化学と三菱化学ヨーロッパ、日本合成化学工業(4201)株式を公開買付けにより取得

更新日:

三菱ケミカルホールディングス(4188)の連結子会社である三菱化学株式会社(東京都千代田区)および同社の子会社であるMitsubishi Chemical Europe GmbH(ドイツデュッセルドルフ、三菱化学ヨーロッパ)は、両社で共同して、日本合成化学工業(4201)の普通株式について公開買付け(TOB)により持分を追加取得することを決定した。

日本合成化学工業は現在三菱化学の連結子会社。本件により三菱化学は議決権保有比率を95.00%、三菱化学ヨーロッパは議決権保有比率を5.00%とすることを企図しており、日本合成化学工業株式は上場廃止となる見込み。
日本合成化学工業取締役会は、本公開買付けに対し、賛同の意見を表明している。

日本合成化学工業は、機能性樹脂、機能性フィルム、情報電子材料、粘・接着樹脂、 ファインケミカル製品、工業薬品等の製造・加工・販売を主な事業としている。

三菱化学は、三菱化学ヨーロッパと日本合成化学工業との間での連携を強化し、日本合成化学工業の欧州ビジネスに より積極的に関与していくことで、競争力や営業力など事業運営面でのシナジーの実現を図る。

●今後のスケジュール
届出当初の買付け等の期間 平成28年8月8日から平成28年9月20日

化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界のM&A・事業承継の動向はこちら

化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

三菱ケミカルホールディングスに関連するM&Aニュース

三菱ケミカルグループ、トリアセテート繊維事業をGSIクレオスに売却

三菱ケミカルグループは、トリアセテート繊維事業を株式会社GSIクレオス(8101)へ譲渡することで同社と合意し、最終契約書を締結した。三菱ケミカルグループは、機能商品、素材他を扱う。GSIクレオスは、各種糸・生地、インナー・アウター製品などの繊維事業、機械・化学品・ホビー商材・半導体関連商材・カーボンナノチューブなどの工業製品事業を行う。背景および目的三菱ケミカルグループは、グローバルな主要トレン

三菱ケミカルグループ傘下の田辺三菱製薬、アルガトロバン事業をフランスEthypharmに譲渡

三菱ケミカルグループの田辺三菱製薬株式会社(大阪府大阪市)は、欧州における選択的抗トロンビン剤「アルガトロバン水和物」(以下「アルガトロバン※」)事業をEthypharm(フランス・パリ)に譲渡する契約を2024年6月13日に締結した。田辺三菱製薬は、医療用医薬品を中心とする医薬品の製造・販売を行っている。Ethypharmは、欧州にて、病院・中枢神経系(重度の痛みや依存症)・内科を中心に、医療用

三菱ケミカル、インドネシアの高純度テレフタル酸事業の株式を現地企業に譲渡

三菱ケミカルグループ株式会社(4188)は、グループの三菱ケミカル株式会社(東京都千代田区、以下「MCC」)及びPTLintasBuanaKasei(インドネシア・バンテン州、以下「LBK」)が保有する高純度テレフタル酸(以下「PTA」)事業を行うPTMitsubishiChemicalIndonesia(インドネシア・ジャカルタ首都特別州、以下「MCCI」)の株式を、PTLintasCitraP

三菱ケミカルグループ、イタリアの炭素繊維複合材料メーカーC.P.C. SRLの全株式取得へ

三菱ケミカルグループ株式会社(4188)は、C.P.C.SRL(イタリアモデナ市、以下CPC社)の全株式を取得することが決定した。三菱ケミカルグループは、三菱ケミカルをはじめとするグループ会社の経営管理を行う持ち株会社。2017年にCPC社に出資した。CPC社は、自動車向け炭素繊維複合材料メーカー。三菱ケミカルグループは、今回の全株式取得により、垂直統合したサプライチェーンの強化・拡大と炭素繊維事

田辺三菱製薬、完全子会社の吉富薬品を吸収合併へ

三菱ケミカルグループの田辺三菱製薬株式会社(大阪府大阪市)は、100%出資する吉富薬品株式会社(大阪府大阪市)を、2024年3月末を目途に吸収合併することを決定した。田辺三菱製薬は、三菱ケミカルグループ株式会社(4188)のグループ会社。医療用医薬品を中心とする医薬品の製造・販売を行っている。吉富薬品は、精神科領域に特化したプロモーション会社。大学病院(精神科)、総合病院(精神科)、精神科病院、メ

この記事に関連するタグ

「TOB・グループ内再編」に関連するコラム

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

企業買収、組織再編、MBOのニュースで株式公開買付け(TOB)を目にする機会が急増しています。本記事ではTOBの概要、メリット・デメリット、事例についてご紹介します。この記事のポイントTOBは、対象企業の経営権取得を目的に、株主から株式を大量に買い付ける手法で、買付者が価格や期間を公告する。TOBのメリットは、買付者が計画的に買付けを行いやすく、株主は市場価格より高い価格で売却できる点がある。TO

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。この記事のポイント同意なき買収(敵対的買収)は、企業の経営権を獲得

子会社化のメリットとは?関連会社との違い、子会社の種類など解説

M&A全般
子会社化のメリットとは?関連会社との違い、子会社の種類など解説

子会社化は事業の成長・発展に向けた経営戦略として多くの企業で行われています。本記事では、子会社化するメリット・デメリット、子会社の種類について詳しく解説します。子会社化とは?子会社とは、経営の意思決定機関(株主総会)が特定の会社(親会社)に支配された状態にある会社を指します。株主総会では、決算承認・配当金額・役員報酬などさまざまな事項を決定します。こうした会社の経営に関する重要な事項を決定する権限

ポイズンピルとは?2種類の手法やメリット・デメリット、導入事例を解説

M&A全般
ポイズンピルとは?2種類の手法やメリット・デメリット、導入事例を解説

ポイズンピルとは?ポイズンピルと(PoisonPill)は、企業が敵対的な買収者以外の株主に対し、あらかじめ新株を市場価格より安く取得できる新株予約権を付与する買収防衛策です。敵対的買収が仕掛けられた際には株式を大量発行して敵対的買収者の持株比率を引き下げ、結果的に支配権の獲得、買収を断念させます。正式名称は「Shareholderrightsplan」であり、日本では「ポイズンピル」または「ライ

MBIとは?MBOとの違いやスキーム、活用するメリットを解説

M&A全般
MBIとは?MBOとの違いやスキーム、活用するメリットを解説

経営状態が振るわない企業に、外部の専門家を送り込み経営の立て直しを行う方法をMBIと言います。本記事ではMBIのスキームやメリット・デメリットを紹介するとともに、似た名称であるMBOやTOB、LBOとの違いについても説明します。MBIとは?MBI(ManagementBuyIn)とは、投資家・ファンド・金融機関等が企業を買収し、経営権を握った後に経営の専門家を送り込み、企業の立て直しや、企業価値向

日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

M&A全般
日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

日本M&Aセンターの中で特に業界での経験豊富な二人のスペシャリストが、世の中の企業のM&Aの動き、プレスリリースを中心に解説する「M&Aニュースサテライト」。今回は前回に引き続き日立製作所による日立物流の売却をテーマに解説します。(本記事ではYouTube動画の概要をご紹介します。)日立製作所と日立物流が正式発表へ西川:前回(日立製作所が日立物流を売却へ!M&Aの狙いとは)につづき日立物流パート2

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2016年8月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード