伊藤忠商事(8001)・関西電力(9503)・東京ガス(9531)、合弁会社を通じて米国ニューヨーク州の発電所を買収
伊藤忠商事(8001)および関西電力(9503)、東京ガス(9531)の3社は、米国ディベロッパー系プライベート・エクイティ・ファンドであるエナジー・キャピタル・パートナーズ社が保有するエンパイア発電所(米国ニューヨーク州)の運営を行うことを目的として、同発電所の権益100%を取得する売買契約を締結した。
本件は、伊藤忠商事100%出資の米国子会社ティア・エナジー社(カンザス州)、東京ガス100%出資の東京ガスアメリカ社(テキサス州)および関西電力100%出資のケーピック・ユーエスエー社の3社により新たに設立する合弁会社ティーティーケー・パワー社(米国デラウェア州)を通じて取得する。
出資比率は、ティア・エナジー社50%、東京ガスアメリカ社25%、ケーピック・ユーエスエー社25%となる。
権益取得後は、発電所の資産管理・運営業務をティア・エナジー社が、運転・保守業務を伊藤忠商事100%出資の米国子会社NAES Corporation(米国・ワシントン州、ネイス社)が行う。
エンパイア発電所は、ニューヨーク州レンセラー市に位置する合計出力635MWのガスコンバインドサイクル方式の発電所。
本件により、伊藤忠商事および関西電力、東京ガスの3社は、戦略的連携を強化しつつ、海外事業での収益の拡大を目指す。