グリーンペプタイド(4594)、iPS 技術研究開発のアドバンスト・イミュノセラピー社を子会社化
グリーンペプタイド(4594)は、アドバンスト・イミュノセラピー(東京都港区)が実施する第三者割当増資を引き受け、出資契約を締結した。グリーンペプタイドは、AIT社が発行済株式の約67%を取得する予定。
グリーンペプタイド社は、富士フイルム株式会社に導出済みの前立腺がんを適応症とするITK-1及び、海外向け戦略開発品でありメラノーマ(悪性黒色腫)を第1適応症とするGRN-1201の2つを主要パイプラインとしている。
アドバンスト・イミュノセラピーは、iPS 技術を利用した再生医療のがん免疫療法分野への世界初の応用を目指し、研究開発を行っている。
今回の子会社化により、グリーンペプタイドが保有するがんペプチドワクチンに関する豊富な技術と情報ならびにペプチドライブラリーが、iPS 技術により作りだされる抗原特異的T 細胞の認識するエピトープ解析や、より治療効果の高いT 細胞の発見につながるというシナジー効果が期待される。
グリーンペプタイドは、本件子会社化をパイプライン拡充の足掛かりにするとともに、再生・細胞療法という最先端分野への進出を果たし、がん免疫療法におけるリーディングカンパニーを目指す。
●今後のスケジュール
株式譲渡実行日 平成28 年12 月1 日