日立国際電気(6756)株式をKKRグループ傘下のファンドが公開買付け実施
HKEホールディングス合同会社(東京都千代田区)は、日立国際電気(6756)株式を公開買付け(TOB)により取得することを決定した。日立国際電気取締役会は、本件TOBに対し賛同の意見を表明している。
本件は、HKEホールディングスが日立国際電気株式の全てを取得し完全子会社化することを企図しており、日立国際電気株式はTOB成立後に上場廃止となる予定。
買付価格は1株2,503円。買付予定数は49,633,263株(所有割合48.33%)で、買付予定数の下限は24,816,632株、上限は設けていない。応募株券等の数の合計が買付予定数の下限に満たない場合には、応募株券等の全部の買付け等を行わない。
HKEホールディングスは、KKR HKE Investment L.P.の100%子会社であり、本公開買付けの実施を目的として組成された。KKR HKE Investment L.P.はKohlberg Kravis Roberts & Co. L.P.により運営されている投資ファンド。
日立国際電気は、映像・通信ソリューション事業と成膜プロセスソリューション事業の2つを行っている。
本件TOBにより、KKRは、成膜プロセスソリューション事業については、KKRが提供するグローバルリソース・ネットワーク・ノウハウ・半導体関連分野における豊富な投資経験を活用し、また、映像・通信ソリューション事業については、事業強化及び経営の効率化を図ることで、日立国際電気の更なる企業価値の向上を目指す。