黒田電気(7517)株式をMBKパートナーズグループ傘下のファンドが公開買付け
黒田電気(7517)は、KMホールディングス株式会社(東京都千代田区)による普通株式の公開買付け(TOB)に賛同の意見を表明するとともに、黒田電気株主に対して本公開買付けへの応募を推奨する旨を決定した。
買付け価格は1株2,720円。買付け予定数は28,378,330株で、下限は18,918,900株(所有割合50.3%)、上限は設けていない。
黒田電気グループは、製造機能を備えた独立系の電子部品専門商社。グローバルに事業を展開し、業界内で確固たるポジションを築いている。一方で進行する「コモディティー化」に危機感を抱き、M&Aや資本業務提携等の実行、人材や設備への戦略的投資を積極的に行うことによる、既存事業モデル改善の継続、新規事業の創造及び本社機能のスリム化・再構築などの施策のスピーディーな実行の必要性を感じていた。
KM HDは、MBK Partners JC Ⅳ, L.P.が発行済全株式の所有する株式会社であり、本件TOBの実施を目的として設立された。MBK Partners JC Ⅳ, L.P.は、MBKパートナーズグループ傘下のファンド。MBKパートナーズグループは、日本、中国及び韓国での投資に特化した独立系プライベート・エクイティ・ファーム。
本件TOBにより、MBKパートナーズグループは、グループの経営資源、豊富な国内投資実績と企業価値向上のノウハウ、及び東アジアを中心とした各地域におけるネットワークを活用することで、黒田電気グループが掲げる取り組みを推進し、実行の確度を高めるとともに、黒田電気グループより長期的に安定した事業基盤の構築と更なる成長や企業価値の向上を目指す。
●今後のスケジュール
届出当初の買付け等の期間 平成29年11月2日から平成29年12月15日