タムラ製作所(6768)、タイのOEM先に資本参加し、同国に電子化学事業の生産拠点を新設
タムラ製作所(6768)は、グループのOEM先であるESE INDUSTRIES(THAI)CO.,LTD.(ESE(T)社)に対し資本参加を行い、タイに電子化学事業の生産拠点を新設することを決定した。
タムラ製作所は、ESE(T)社の発行済株式834,000株のうち、370,000株を既存株主より122百万円で取得する。また、ESE(T社が実施する増資において、2,166,000株を714百万円で引き受ける。
これらにより議決権所有割合は84.5%となる。
タムラ製作所は、進行中の中期経営計画において、「グローバルで戦えるコスト競争力と収益性の確保」を経営戦略として掲げている。
本件M&Aにより、タムラ製作所は、電子化学事業において、はんだ加工からの一貫生産による地産地消を実現し、原価低減による事業拡大と利益向上を図る。また、新たにアセアン地域へ生産拠点を設けることで、為替リスクの軽減を図るとともに、ラグループ全体の危機管理体制の強化を図る。