事業承継セミナー

アイカ工業(4206)、台湾のウレタン樹脂メーカーEvermore社をTOB

更新日:

アイカ工業(4206)は、Evermore Chemical Industry Co., Ltd.(台湾南投市、Evermore社)の株式の公開買付け(TOB)を実施し、子会社化を目指すことを決定した。

本TOBの応募株式数の下限及び上限は49,793,388 株(発行済株式総数の50.1%)に設定されている。アイカ工業は、Evermore社の株主13名との間で、本TOBに応募する合意を得ている。株主13名の応募予定株式は発行済株式総数の50.1%であり、この合意が実行されれば、本TOBは成立する見込み。

アイカ工業グループは、進行中の中期経営計画において、機能材料事業の拡大と海外展開を推進しており、自動車や電子材料市場向けのシール材・接着剤・コーティング剤等の開発・販売拡大に取り組んでいる。

Evermore社は、ウレタン樹脂等の製造販売を行っている。ウレタン樹脂の高い合成技術と、紫外線硬化型樹脂の設計技術、台湾・中国における電子材料・繊維・靴市場への販路を有している。

本件により、アイカ工業グループは、ウレタン樹脂や紫外線硬化型樹脂等の製品開発力を向上させるとともに、川上原料から樹脂製品までを一貫生産で競争力の向上を図る。また、電子材料の主力市場である台湾・中国地域での販売強化、東南アジア地域への展開を推進する。

●今後のスケジュール
公開買付応募受付開始日 平成29年11月17日
公開買付応募期間終了日 平成30年1月5日
株式譲渡実行日 平成30年1月16日

化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界のM&A・事業承継の動向はこちら

化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

アイカ工業に関連するM&Aニュース

アイカ工業、タイのフェノール樹脂製造販売会社の株式を取得へ

アイカ工業株式会社(4206)は、連結子会社アイカ・アジア・パシフィック・ホールディング社(以下、AAPH社)の完全子会社であるアイカタイケミカル社(以下、ATC社)を通じて、KUENBONGTECHNOLOGY(THAILAND)COMPANYLIMITED(タイプラーチーンブリー、以下タイKUENBONG社)の全株式を、HONOURRICHINTERNATIONALCORPORATION、KU

アイカ工業、合成樹脂事業を展開するのDICの一部事業譲受けへ

アイカ工業株式会社(4206)は、DIC株式会社(東京都中央区)のフェノール樹脂事業の一部を譲り受けることを決定し、DICと契約を締結した。本件では、接着剤用、摩擦材用、砥石用のフェノール樹脂事業を譲り受ける。アイカ工業は、化成品、建装材、住器建材、電子製品等の製造・販売を行っている。DICは、印刷インキ、有機顔料、合成樹脂等の製造・販売を行っている。本件により、アイカ工業は、フェノール樹脂の製品

アイカ工業、マレーシアのホットメルト接着剤製造販売会社アドテック社の株式取得、子会社化へ

アイカ工業株式会社(4206)は、完全子会社アイカ・アジア・パシフィック・ホールディング社(シンガポール、AAPH社)を通じてAdtekConsolidatedSdn.Bhd(マレーシア・セランゴール州、アドテック社)の株式をPaiHsingChou氏、PaiHsingHsien氏およびその他の少数株主から取得するための株式譲渡契約を締結した。取得価額は、約29.5億円。また、取得割合は、70%と

アイカ工業、塗料・顔料用途樹脂の製造販売事業を展開する台湾DSM社の事業を譲受けへ

アイカ工業株式会社(4206)の連結子会社であるEvermoreChemicalIndustryCo.,Ltd.(台湾南投市、Evermore社)は、DSMCoatingResinsLtd.(台湾桃園市、DSM社)の大園工場およびそれに付随するオーバープリントワニス用UV硬化型コーティング剤事業を譲り受けすることを決定した。取得価額は、約14.3億円。アイカ工業は、化成品セグメント(木材加工、建築

アイカ工業(4206)、ベトナムの化粧板販売グループを買収

アイカ工業(4206)は、CPXNKCompactHPLを統括会社とするCHIグループ8社の事業を譲受けるため、100%子会社のアイカ・アジア・ラミネーツ・ホールディング社を通じて、オーナーであるPhamVanLuong氏が新設する会社の株式の70%を取得し子会社化することを決定した。新設会社は、CHIグループ各社の対象事業を承継する。アイカ工業は、中期経営計画において、「ジャパンテクノロジーの海

この記事に関連するタグ

「TOB・クロスボーダーM&A」に関連するコラム

TOB(株式公開買付け)とは?目的など概要をおさらい

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的など概要をおさらい

TOB(株式公開買付け)とは?TOBとは、株式公開買付け(TakeoverBid)の略で、対象企業の経営権取得を目的に、株式の買付価格や期間、株式数などを公告し、取引所外で多くの株主から大量に買付ける手法を指します。一般的にTOBを仕掛ける買収側を「公開買付者」、実施される側を「対象者」と呼びます。東京証券取引所の市場再編やPBR(株価純資産倍率)改善要請を背景に、成長を意識した買収、上場企業への

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。この記事のポイント同意なき買収(敵対的買収)は、企業の経営権を獲得

ベトナムM&A成約事例:日本企業との資本提携でベトナムのリーディングカンパニーへ

海外M&A
ベトナムM&A成約事例:日本企業との資本提携でベトナムのリーディングカンパニーへ

ベトナムの成長企業が日本の業界大手企業と戦略的資本提携を実施日本M&AセンターInOut推進部の河田です。報道にもありましたように、河村電器産業株式会社(愛知県瀬戸市、以下「河村電器産業」)が、DuyHungTechnologicalCommercialJSC(ベトナム・ハノイ、以下「DH社」)およびDHIndustrialDistributionJSC(ベトナム・ハノイ、以下「DHID社」)の株

タイにおける日本食市場の2024年最新動向

海外M&A
タイにおける日本食市場の2024年最新動向

コロナ禍から復活最新のタイの飲食店事情日本M&Aセンターは、2021年11月にタイにて駐在員事務所を開設し、2024年1月に現地法人を設立いたしました。現地法人化を通じて、M&Aを通じたタイへの進出・事業拡大を目指す日系企業様のご支援を強化しております。ASEAN進出・拡大を考える経営者・経営企画の方向け・クロスボーダーM&A入門セミナー開催中無料オンラインセミナーはこちら私自身は、2度目のタイ駐

ベトナムM&A成約事例:日本の「ホワイトナイト」とベトナム企業

海外M&A
ベトナムM&A成約事例:日本の「ホワイトナイト」とベトナム企業

今回ご紹介するプロジェクトTの調印式の様子(左から、ダイナパック株式会社代表取締役社長齊藤光次氏、VIETNAMTKTPLASTICPACKAGINGJOINTSTOCKCOMPANYCEOTranMinhVu氏)ASEAN進出・拡大を考える経営者・経営企画の方向け・クロスボーダーM&A入門セミナー開催中無料オンラインセミナーはこちら私はベトナムの優良企業が日本の戦略的パートナーとのM&Aを通じて

シンガポールに代わる地域統括拠点 マレーシアという選択肢

海外M&A
シンガポールに代わる地域統括拠点 マレーシアという選択肢

ASEAN進出・拡大を考える経営者・経営企画の方向け・クロスボーダーM&A入門セミナー開催中無料オンラインセミナーはこちら人件費、賃料、ビザ発行要件、すべてが「高い」シンガポールASEANのハブと言えば、皆さんが真っ先に想起するのはシンガポールではないでしょうか。日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、シンガポールでは87社の統括機能拠点が確認されています。東南アジアおよび南西アジア地域最大の統括拠

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2017年11月
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930

月別M&Aニュース

注目ニュースワード