RS Technologies(3445)、中国の非鉄金属研究機関の100%子会社を連結子会社化し、中国半導体市場に参入
RS Technologies(3445)は、北京有色金属研究総院(北京市、GRINM)及び福建倉元投資有限公司(福建省、福建倉元)と三社間で合弁契約を締結し、北京有研RS半導体材料有限公司(北京市、BGRS)を設立すると共に、GRINMの100%子会社である有研半導体材料有限公司(北京市、GRITEK)を連結子会社化することを決定した。
RS Technologiesと福建倉元は現金を、GRINMはGRITEKの全持分を現物出資し、BGRSを設立する。持分比率はそれぞれ、RS Technologie45%、福建倉元6%、GRINM49%となる。
RS Technologiesは、ラサ工業(4022)のシリコンウェーハ再生事業を承継し、2010年12月に発足した。中長期的な経営方針の一つに「中国半導体マーケットへの参入」を掲げ、関連企業や中国国有企業との関係の構築・強化に取り組んでいる。GRITEKとは2012年より技術支援や連盟活動等を行い、良好な関係を構築してきた。
GRINMは、中国の非鉄金属産業分野における最大級規模の政府系研究開発機関。傘下に同分野に関連する子会社を多数抱える企業集団である。GRITEKは、シリコンインゴットやプライムウェーハの製造販売を行っている。
本件により、RS Technologiesは、中国政府との関係が深いGRINMとの関係を進化させることで、同国内でのプライムウェーハ製造販売事業を推進し、拡大する中国市場における一層の企業価値の向上を目指す。
●今後のスケジュール
合弁企業設立日 平成30年1月以降
出資払込日 平成30年1月以降