ミネベアミツミ(6479)、ユーシン(6985)を公開買付け(TOB)経営統合へ
ミネベアミツミ(6479)は、ユーシン(6985)との経営統合のため、ユーシン普通株式を公開買付け(TOB)により取得することを決定した。
ミネベアミツミは、本公開買付け及びその後の一連の手続きによりユーシンを完全子会社化することを企図しており、ユーシンは上場廃止となる予定。
買付価格は1株985円。ミネベアミツミは、買付予定数の下限を22,079,500株としており、上限は設けていない。
応募株券等の数の合計が買付予定数の下限に満たない場合には、応募株券等の全部の買付け等を行わない。
ユーシン取締役会は、本公開買付けに賛同の意見を表明するとともに、株主に対して、本公開買付けへの応募を推奨する旨の決定をした。
ミネベアミツミは、自動車関連事業を成長領域に位置付けている。事業環境の変化に対応するため、最終顧客である自動車メーカーのニーズに合致した製品と技術の提案を直接行う役割を一層強化する方針を掲げている。
ユーシンは、世界15か国に拠点を持ち、多様な自動車部品に関して開発設計から生産まで一貫して行っている。自動車部門では高いセキュリティ技術を開発し、産業機械部門及び住宅機器部門の分野においても応用し、製品化するなど技術革新への対応も積極的に取り組んでいる。
本件により、ミネベアミツミは、ユーシンの高い自動車品質の管理ノウハウを活用することによる自社製品の高付加価値化を図るとともに、Tier1メーカーであるユーシンの顧客基盤の活用による一層の拡販を図る。さらに、グループ内での経営資源の適切な配分を行うことでシナジーを最大化しつつ、両社の自動車関連事業の強化、IoE関連事業における新たなソリューションの創出等に取り組むことで、企業価値の持続的な向上を目指す。