株価算定シミュレーション

昭和電工(4004)、日立化成(4217)株式をTOB

更新日:

昭和電工株式会社(4004)の完全子会社であるHCホールディングス株式会社は、日立化成株式会社(4217)の普通株式を金融商品取引法による公開買付け(TOB)により取得することを決定した。

買付け等の価格は、普通株式1株につき金4,630円。
日立化成取締役会は、本件に対し賛同の意見を表明している。
昭和電工は、日立化成の完全子会社化を企図しており、日立化成株式は上場廃止となる予定。

昭和電工は、電子材料用高純度ガスやハードディスク、さらには黒鉛電極などの事業と、アルミニウム事業やセラミックスを含めた非有機、無機化学品事業を展開している。昭和電工およびグループは、適正な市場規模でグローバルトップシェアを獲得できる事業として「個性派企業」を目指している。

日立化成は、1963年の創業以来、絶縁ワニス・積層板・絶縁ガイシ・カーボンブラシ、これら4つの源流製品から発展した広範な基盤技術を製品開発として、エレクトロニクス関連事業・自動車部品・ライフサイエンス・産業用電池等多岐にわたる分野に事業を展開。また、日立化成グループは、機能材料及び先端部品・システムの製造・加工及び販売を主たる事業を展開している。

本件により、昭和電工は、素材開発から製品モジュールの設計・評価までのバリューチェーンの垂直的統合を実現し、最終顧客の高度かつ多様な要求に対して迅速かつ柔軟なソリューション提案を行っていく。

化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界のM&A・事業承継の動向はこちら

化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

昭和電工・日立化成に関連するM&Aニュース

レゾナックHD、石油化学事業に関するグループ組織再編を発表

株式会社レゾナック・ホールディングス(4004、以下:レゾナックHD)は、レゾナックHD、株式会社レゾナック(東京都港区)、クラサスケミカル株式会社(大分県大分市)を当事者とするグループ組織再編を発表した。レゾナックHDは、グループ戦略立案およびグループ全体の統括管理を行っている。レゾナックは、半導体・電子材料、モビリティ部材、機能材料、化学品などの研究・開発・製造・販売を行っている。クラサスケミ

レゾナック・ホールディングス、再生医療事業の米Minaris Regenerative Medicineなど3社を米Altarisに譲渡

株式会社レゾナック・ホールディングス(4004)は、株式会社レゾナック(東京都港区)と、Altaris,LLC(米国)がサービスを提供するファンド(以下:Altaris)との間で、MinarisRegenerativeMedicine,LLC(米国ニュー・ジャージー州)、MinarisRegenerativeMedicineGmbH(ドイツ)、及びMinarisRegenerativeMedici

レゾナック・ホールディングス、石油化学事業に関する子会社設立

株式会社レゾナック・ホールディングス(4004)は、分割準備会社として子会社の株式会社レゾナック(東京都港区)が100%出資の子会社、「クラサスケミカル株式会社」を設立することを決定した。本件は、2024年2月14日に公表していた「石油化学事業のパーシャル・スピンオフ検討開始」に関連するもの。レゾナック・ホールディングス及びレゾナックを吸収分割会社、クラサスケミカルを吸収分割承継会社とする吸収分割

日立化成(4217)、子会社のコンデンサ事業および蒸着フィルム事業を南通江海电容器股份有限公司へ譲渡

日立化成株式会社(4217)は、日立化成および日立化成の子会社である日立エーアイシー株式会社(栃木県真岡市、HAIC)の小型フィルムコンデンサ事業を除くコンデンサ事業および蒸着フィルム事業を、南通江海电容器股份有限公司(中国江蘇省、Jianghai)に譲渡することを決定した。日立化成およびHAICは、2020年4月1日付で対象事業を、HAICが新たに設立する承継準備会社(新会社)にそれぞれ会社分割

日立化成(4217)、協和発酵キリン(4151)の診断薬製造販売子会社の協和メデックスを子会社化

日立化成(4217)は、協和発酵キリン(4151)との間で、協和発酵キリンの100%子会社である協和メデックス株式会社(東京都中央区)の株式66.6%を日立化成が取得する契約を締結した。また日立化成は協和発酵キリンとの間で、日立化成の診断薬開発・製造・販売事業を、協和メデックスに事業譲渡することに合意した。なお、日立化成は協和発酵キリンとの間で、協和発酵キリンが継続保有する協和メデックス株式33.

この記事に関連するタグ

「TOB」に関連するコラム

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

企業買収、組織再編、MBOのニュースで株式公開買付け(TOB)を目にする機会が急増しています。本記事ではTOBの概要、メリット・デメリット、事例についてご紹介します。この記事のポイントTOBは、対象企業の経営権取得を目的に、株主から株式を大量に買い付ける手法で、買付者が価格や期間を公告する。TOBのメリットは、買付者が計画的に買付けを行いやすく、株主は市場価格より高い価格で売却できる点がある。TO

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。この記事のポイント同意なき買収(敵対的買収)は、企業の経営権を獲得

ポイズンピルとは?2種類の手法やメリット・デメリット、導入事例を解説

M&A全般
ポイズンピルとは?2種類の手法やメリット・デメリット、導入事例を解説

ポイズンピルとは?ポイズンピルと(PoisonPill)は、企業が敵対的な買収者以外の株主に対し、あらかじめ新株を市場価格より安く取得できる新株予約権を付与する買収防衛策です。敵対的買収が仕掛けられた際には株式を大量発行して敵対的買収者の持株比率を引き下げ、結果的に支配権の獲得、買収を断念させます。正式名称は「Shareholderrightsplan」であり、日本では「ポイズンピル」または「ライ

MBIとは?MBOとの違いやスキーム、活用するメリットを解説

M&A全般
MBIとは?MBOとの違いやスキーム、活用するメリットを解説

経営状態が振るわない企業に、外部の専門家を送り込み経営の立て直しを行う方法をMBIと言います。本記事ではMBIのスキームやメリット・デメリットを紹介するとともに、似た名称であるMBOやTOB、LBOとの違いについても説明します。MBIとは?MBI(ManagementBuyIn)とは、投資家・ファンド・金融機関等が企業を買収し、経営権を握った後に経営の専門家を送り込み、企業の立て直しや、企業価値向

日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

M&A全般
日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

日本M&Aセンターの中で特に業界での経験豊富な二人のスペシャリストが、世の中の企業のM&Aの動き、プレスリリースを中心に解説する「M&Aニュースサテライト」。今回は前回に引き続き日立製作所による日立物流の売却をテーマに解説します。(本記事ではYouTube動画の概要をご紹介します。)日立製作所と日立物流が正式発表へ西川:前回(日立製作所が日立物流を売却へ!M&Aの狙いとは)につづき日立物流パート2

上場企業オーナー経営者の主要株式の売却について

M&A全般
上場企業オーナー経営者の主要株式の売却について

上場企業オーナー経営者の企業承継のためには、非上場企業とは異なる金融商品取引法(以下、「金商法」という)に基づき、株式公開買付け(TOB)によることが殆ど不可欠である。発行済み株式の3分の1超の株式の売買を伴うケースでは、オーナー経営者が予め特定の買受人(以下、「承継予定者」という)と相対で株式を売却する場合でも、TOBによることが金商法上必要になる。そこで、検討すべき実務上のポイントを、以下に説

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2019年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード