三菱ケミカル、スイスのグループ会社を通じて、ドイツにて炭素繊維リサイクル事業を行う2社を買収
三菱ケミカルホールディングズ(4188)のグループである三菱ケミカル株式会社(東京都千代田区)は、CFK Valley Stade Recycling GmbH & Co. KG(ドイツ・ニーダーザクセン州、CFK)及びcarboNXT GmbH(ドイツ・ニーダーザクセン州、cNXT)を、グループ会社であるMitsubishi Chemical Advanced Materials AG(スイス・チューリッヒ、MCAM)を通して買収することを決定した。
三菱ケミカルは、「KAITEKI実現」をビジョンに掲げ、事業を通じて社会の課題に向き合い、新しい価値を創造してお客様へソリューションを提供し、社会と共に持続的に成長
CFKおよびcNXTは、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の推進に向けた取り組みの一環として、ドイツにある炭素繊維リサイクル事業を行っている。
CFKは、炭素繊維を使用したプリプレグなどの中間材を加工する際に発生する端材を、モビリティを中心とした顧客から回収するネットワーク及び回収した端材をリサイクルする技術を保有している。
また、cNXTは、かかるリサイクル製品の販売を行っている。
MCAMは、スイスにある三菱ケミカルアドバンストマテリアルズグループ会社。品質とイノベーションを最優先事項とし、金属やその他の材料よりも優れた性能を誇るエンジニアリングプラスチックと複合材料を提供している。
本件により、三菱ケミカルは、今後も、炭素繊維コンポジット業界のフロントランナーとしてユーザーへのソリューション提案力を強化し続けるとともに、循環型社会の実現に向けて貢献することを目指す。
・今後のスケジュール
買収完了日 2020年8月上旬