富士フイルム、細胞の画像解析サービス提供の米フェノビスタへ出資
富士フイルム株式会社(東京都港区)は、PhenoVista Biosciences, Inc(米国カリフォルニア州、以下フェノビスタ)の第三者割当増資を引き受け、同社に出資した。
なお、本出資は、ライフサイエンス領域のコーポレートベンチャーキャピタル(以下LS - CVC)を通じて実施される。
富士フイルムは、富士フイルムホールディングス株式会社(4901)の完全子会社。ヘルスケア、マテリアルズ、イメージング(フォトイメージング、光学電子映像)に関わる製品・サービスの提供を行っている。
フェノビスタは、製薬企業やバイオベンチャーに対して、細胞の画像解析サービスを提供する米国バイオテック企業。
富士フイルムは今回の出資を通して、フェノビスタの最先端技術・ノウハウへアクセスし、同社との連携をさらに強化し、新薬候補物質の新たな評価手法の早期構築・実用化を図る。
さらに今後、フェノビスタと共同マーケティングを実施し、構築した新評価手法の普及拡大を進める。製薬企業などが行う新薬開発の効率化に役立てるとともに、iPS細胞を用いた創薬プロセスのさらなる浸透を図る。