北洋銀行と北海道二十一世紀総合研究所、ファンドを通じHILOへ出資
株式会社北洋銀行(8524)と株式会社北海道二十一世紀総合研究所(北海道札幌市)は、北洋SDGs推進2号ファンドを通じてHILO株式会社(北海道札幌市)へ1,000万円出資した。北洋SDGs推進2号ファンドは、今回が1件目の出資となる。
北洋銀行は、北海道、東京に店舗を持つ地方銀行。2012年10月に株式会社札幌北洋ホールディングスと合併し、それに伴いテクニカル上場した。
北海道二十一世紀総合研究所は、札幌市のシンクタンク。調査研究、企画提案、コンサルティング、北洋銀行系列「北洋ビジネスクラブ」運営等を行っている。
北洋SDGs推進2号ファンドは、SDGs(=持続可能な開発目標)のコンセプトに合致する道内中小企業を投資対象としている。資金の提供を通じて地域企業が抱える課題を解決し、地域経済の活性化と北海道の持続可能な発展に貢献することを目的とし、2022年6月に組成された。
HILOは、北海道大学発のスタートアップ企業。慢性骨髄性白血病の患者に対し、投薬開始前に薬治療の効果を判定できる薬効診断薬の研究・開発を行っている。開発した光診断薬「Pickles(ピクルス)」は患者ごとにどの薬が最も効果的かを事前に判定できる。
両社は、社会的意義の大きな取り組みであるとHILOの事業を評価し、本出資を決めた。