事業承継セミナー

シダックスがMBOを実施、オイシックス傘下へ

更新日:

オイシックス・ラ・大地株式会社(3182)は、志太ホールディングス株式会社がマネジメント・バイアウト(MBO)の一環として実施するシダックス株式会社(4837)の株式に対する公開買付け(TOB)、およびシダックス株式を非公開化するための一連の取引に関し、以下3点を決定した。

  1. 志太ホールディングス、志太勤一氏および志太勤氏との間で取引契約を締結すること
  2. 志太勤一氏、志太勤氏をはじめとするシダックスの創業家との間で株主間契約を締結すること
  3. 本公開買付けに係る応募契約を締結すること

買付け等の価格は、普通株式1株につき、800円。買付予定数は45,656,987株で、買付予定数の下限は27,392,800株。

オイシックス・ラ・大地は、青果物や加工食品のほか、日用品や雑貨などを販売するECサイトの運営を行っている。

シダックスは、フードサービス、車両運行サービス、社会サービスの3つを基幹事業とする総合サービス企業。

オイシックス・ラ・大地は、本取引を通じ、シダックスおよびオイシックス・ラ・大地が持つ経営資源・事業ノウハウの共有化や迅速な意思決定が可能となることから、下記シナジー効果発揮の加速を目指す。

  • フード事業におけるミールキットや完全調理品の活用における生産性および付加価値向上
  • 社会サービス事業とオイシックス事業の連携による付加価値向上
  • B2B2C領域への展開

・今後の予定
買付け等の期間 2023年11月13日~2023年12月25日まで(30営業日)
決済の開始日  2024年1月5日

インターネット関連サービス業界のM&A・事業承継の動向はこちら

オイシックス・ラ・大地・シダックスに関連するM&Aニュース

オイシックス・ラ・大地グループのノンピ、デリ・ケータリング事業のYUKIYAMESHIを子会社化

オイシックス・ラ・大地株式会社(3182)グループの株式会社ノンピ(東京都千代田区)は、株式会社YUKIYAMESHI(東京都目黒区)を2024年7月17日に子会社化した。ノンピは、キャラクターカフェの運営、法人向けケータリングサービスや新しい社食の企画・運営などを行っている。YUKIYAMESHIは、料理家・寺井幸也がプロデュースするデリ・ケータリング事業「YUKIYAMESHI」を運営している

オイシックス・ラ・大地、旬八青果店運営のアグリゲートを子会社化

オイシックス・ラ・大地株式会社(3182)は、株式会社アグリゲート(東京都品川区)の新株予約権の行使、および既存株主からの株式取得により、2024年3月に連結子会社化した。オイシックス・ラ・大地は、食品のサブスクリプションサービスの提供を行う。アグリゲートは、旬八青果店を起点としたSPF事業(仕入・物流・製造・販売事業)、HR(ヒューマンリソース)事業、PR地域活性事業を展開する。【子会社化につい

オイシックス・ラ・大地、キッチンレス社食企画・運営のノンピを買収

オイシックス・ラ・大地株式会社(3182)は、2024年1月31日(水)に、株式会社ノンピ(東京都千代田区)の株式を譲り受け、また、同社の第三者割当増資を引き受けることにより、ノンピの株式の約51%を取得し、連結子会社化した。オイシックス・ラ・大地は、「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の国内主要ブランドを通じ、安心・安全に配慮した農産物、ミールキットなどの定期宅配サービスを提供す

シダックスのMBOが成立

志太ホールディングス株式会社(東京都千代田区、以下「公開買付者」)が2023年11月13日から実施していたシダックス株式会社(4837)の普通株式に対する公開買付け(TOB)が、2023年12月25日をもって終了した。本公開買付けに応募した株券数が買付予定数の下限以上となったため、本公開買付けは成立した。・本公開買付けの結果シダックスは公開買付者より、本公開買付けの結果について、株式35,481,

オイシックス・ラ・大地、アグリゲートと子会社化を前提に投資及び業務提携へ

オイシックス・ラ・大地株式会社(3182)は、株式会社アグリゲート(東京都品川区)の第三者割当増資の引き受けにより持分法適用会社化し、2023年5月10日付で、アグリゲートと業務提携契約を締結した。オイシックス・ラ・大地によるアグリゲートの所有株式割合は20%となり、2023年秋頃の子会社化も見据え、業務提携を進める。オイシックス・ラ・大地は、青果物や加工食品のほか、日用品や雑貨などを販売するEC

この記事に関連するタグ

「MBO・TOB・買収」に関連するコラム

TOB(株式公開買付け)とは?目的など概要をおさらい

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的など概要をおさらい

TOB(株式公開買付け)とは?TOBとは、株式公開買付け(TakeoverBid)の略で、対象企業の経営権取得を目的に、株式の買付価格や期間、株式数などを公告し、取引所外で多くの株主から大量に買付ける手法を指します。一般的にTOBを仕掛ける買収側を「公開買付者」、実施される側を「対象者」と呼びます。東京証券取引所の市場再編やPBR(株価純資産倍率)改善要請を背景に、成長を意識した買収、上場企業への

MBIとは?MBOとの違いやスキーム、活用するメリットを解説

M&A全般
MBIとは?MBOとの違いやスキーム、活用するメリットを解説

経営状態が振るわない企業に、外部の専門家を送り込み経営の立て直しを行う方法をMBIと言います。本記事ではMBIのスキームやメリット・デメリットを紹介するとともに、似た名称であるMBOやTOB、LBOとの違いについても説明します。MBIとは?MBIとは、投資家・ファンド・金融機関等が企業を買収し、経営権を握った後に経営の専門家を送り込み、企業の立て直しや、企業価値向上を図る買収形態の一つです。企業価

バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

M&A全般
バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

企業が経営再建、事業継続を検討する手段のひとつにバイアウト(BuyOut)があります。本記事では、バイアウトの概要やそれぞれの手法の特徴、成功に導くためのポイントをご紹介します。バイアウトとは?バイアウト(BuyOut)とは、経営再建による事業継続や収益向上を目的に、経営者や従業員が自社の株式の過半数を取得し、経営権を握る買収手法を指します。一般的には、企業の経営陣や従業員が自身の資金や外部の投資

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。この記事のポイント同意なき買収(敵対的買収)は、企業の経営権を獲得

ポイズンピルとは?2種類の手法やメリット・デメリット、導入事例を解説

M&A全般
ポイズンピルとは?2種類の手法やメリット・デメリット、導入事例を解説

上場企業の株主が経営陣と経営方針などを巡って対立した結果、会社の支配力を強める目的で株式を買い進める場合があります。これが、「敵対的買収」です。しかし、敵対的買収に対して経営陣も何もしないわけではありません。経営陣と敵対する株主の動きを防ぐため、敵対的買収に対する様々な防衛策を発動して対抗します。その買収防衛策のひとつがポイズンピルです。本記事では、ポイズンピルの概要、メリットやデメリット、実際に

日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

M&A全般
日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

日本M&Aセンターの中で特に業界での経験豊富な二人のスペシャリストが、世の中の企業のM&Aの動き、プレスリリースを中心に解説する「M&Aニュースサテライト」。今回は前回に引き続き日立製作所による日立物流の売却をテーマに解説します。(本記事ではYouTube動画の概要をご紹介します。)日立製作所と日立物流が正式発表へ西川:前回(日立製作所が日立物流を売却へ!M&Aの狙いとは)につづき日立物流パート2

「MBO・TOB・買収」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。買い手が買収先を検討する流れ企業概要書をふまえ、さらに具体的に検討を進めるに一般的には「M&A仲介会社との提携仲介契約の締結」「個別詳細情報についての質疑応答」のステップがあります。買い手候補企業の

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。買収先の探し方①譲渡案件型お相手探しは大きく「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つにわかれます。譲渡案件型は、M&A仲介会社が保有する売り手企業(譲渡を希望する企業)の

買い手がM&Aを行う目的

買い手がM&Aを行う目的

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。【登録無料】買収をご検討の方は、希望条件(地域、業種など)を登録することで、条件に合致した譲渡案件のご提案や新着案件情報を受け取ることができます。まずは登録から始めてみませんか?買収希望条件の登録はこちらM&Aの目的①市場シェアの拡大企業は競合他社を買収することで、自社の市場シェアを拡大

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2023年11月
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930

月別M&Aニュース

注目ニュースワード