会社売却先シミュレーション

王子ホールディングス、森羽紙業を株式交換により完全子会社化

更新日:

王子ホールディングス株式会社(3861)は、王子ホールディングスを株式交換完全親会社、森羽紙業株式会社(青森県五所川原市)を株式交換完全子会社とする株式交換を実施することを決議し、両社間で株式交換契約を締結した。

本株式交換は、王子ホールディングスにおいては、会社法第796条第2項の規定に基づく簡易株式交換の手続により王子ホールディングスの株主総会による承認を受けずに、森羽紙業においては2024年1月9日付け(予定)の臨時株主総会にて本株式交換契約の承認を受けた上で、2024年2月1日を効力発生日として行われる予定。

王子ホールディングスは、紙類、パルプ類およびその副産物の製造加工ならびに売買等の事業を営む会社および、これに相当する事業を営む外国会社の株式または持分を所有することによる当該会社の事業活動の支配・管理を行う。

森羽紙業は、段ボールシート、段ボール箱、板紙製容器並びに紙製品、包装資材の製造販売を行う。

王子ホールディングスグループの事業群の一つである段ボール事業については、需要が底堅く推移する状況下において、生産体制再構築や原紙加工一貫化を進めると同時に、新工場建設・M&Aを通じ一層の事業拡大・強化を図ることに取り組んでいる。

森羽紙業は、青森県の津軽地区における段ボール会社として地元に密着した活動を行っており、王子ホールディングスグループに参画することで一層の事業基盤の強化につながるとともに、同地区におけるグループの段ボール事業のシナジー効果が期待できるという判断から、本株式交換に至った。

・今後の予定
株式交換承認臨時株主総会決議日(森羽紙業)2024年1月9日
本株式交換の予定日(効力発生日)     2024年2月1日

紙・パルプ・紙加工品製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

紙・パルプ・紙加工品製造業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、紙・パルプ・紙加工品製造業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

王子ホールディングスに関連するM&Aニュース

王子ホールディングス、傘下のチューエツをタイヘイに譲渡

王子ホールディングス株式会社(3861)は、100%子会社である王子マネジメントオフィス株式会社(東京都中央区)を通じて、100%子会社の株式会社チューエツ(富山県富山市)の全発行株式を、タイヘイ株式会社(千葉県匝瑳市)へ売却することを決定し、株式譲渡契約書を締結した。チューエツは、商業印刷や書籍の企画から印刷・製本、包装資材や産業用資材の製造、マルチメディアコンテンツの製作、所有ビル・物流基地等

王子ホールディングス、フィンランドのWalki Holdingを買収へ

王子ホールディングス株式会社(3861)は、WalkiHoldingOy(フィンランドエスポー、以下Walki社)の全株式を取得する株式譲渡契約を、米投資ファンドOneEquityPartnersとの間で締結した。王子ホールディングスは、産業資材・生活消費財、機能材、資源環境ビジネス、印刷情報メディア等の事業を行うグループの持株会社。Walki社は、原紙への塗工、ラミネート(プラスチック/アルミ)

王子ホールディングス、レクメドの第三者割当増資引受

王子ホールディングス株式会社(3861)は、株式会社レクメド(東京都町田市)の第三者割当増資による新株式発行を引き受けることを決定した。王子ホールディングスは、産業資材・生活消費財、機能材、資源環境ビジネス、印刷情報メディア等の事業を行うグループの持株会社。レクメドは、希少疾病用医薬品をはじめ、アンメットメディカルニーズ※の高い疾患領域の医薬品の開発・製造販売を行う。※アンメットメディカルニーズ:

王子ホールディングス、イタリアにおける液体紙容器事業を買収

王子ホールディングス株式会社(3861)は、CoesiaS.p.Aが保有する、IPIS.r.I.(イタリアペルージャ、以下IPI社)の出資持分全部を王子ホールディングスが取得する持分買取契約を締結した。王子ホールディングスは、産業資材・生活消費財、機能材、資源環境ビジネス、印刷情報メディア等の事業を行うグループの持株会社。IPI社は、イタリアにおける液体紙容器事業会社。アセプティック液体紙容器用加

王子イメージングメディア、高機能ラベル印刷加工事業を行うシンガポールのAdampakを買収

王子ホールディングス株式会社(3861)の子会社である王子イメージングメディア株式会社(東京都中央区)は、AdampakPte.Ltd.(シンガポール)の全株式を取得し子会社化した。王子HDは、段ボール原紙などの産業資材、家庭紙・紙おむつなどの生活消費財、特殊紙・粘着ラベルなどの機能材などを扱う企業を傘下に持つ、王子グループの持株会社。王子イメージングメディアは、王子HDグループの機能材カンパニー

この記事に関連するタグ

「株式交換」に関連するコラム

株式交付とは?株式交換との違いやM&Aで活用するメリット・注意点を詳しく解説

M&A全般
株式交付とは?株式交換との違いやM&Aで活用するメリット・注意点を詳しく解説

株式交付とは?株式交付は、M&Aなどにおいて買い手(譲受け企業)が他社を子会社化するために支払う対価として、自社の株式の交付を認める制度です。株式交付制度は、令和3年3月1日に施行された「会社法の一部を改正する法律案」で、企業買収の手続きを合理化することを目的として新たに創設されました。会社法では以下のように定義されています。株式交付(会社法第2条32号の2)株式会社が他の株式会社をその子会社(法

株式交換とは?実施するメリット・デメリットや手続き、企業事例を解説

M&A全般
株式交換とは?実施するメリット・デメリットや手続き、企業事例を解説

企業間で行われる組織再編の方法の一つに株式交換があります。本記事では、株式交換の基礎からメリット・デメリットを整理した上で、株式交換を行う場合の具体的な流れや税務処理・著名企業の実例などについて解説していきます。株式交換とは?株式交換とは、売り手側である譲渡企業の全株式を、買い手側である譲受企業の株式と交換することにより100%の親子関係を生じさせる手法です。対価が譲受企業の株式であることが、大き

買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

M&A全般
買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

事業構造、産業構造が大きく変化する今、「買収」を検討している企業が年々増加しています。本記事では買収の概要、メリット、進める流れについてご紹介してまいります。この記事のポイント買収は他企業の株式を取得し経営権を獲得する手法であり、迅速な事業展開が可能である。合併や子会社化と異なり、買収は株式の過半数以上を取得することで行われ、敵対的買収と友好的買収の2種類が存在する。買収の目的は売上拡大や事業多角

日本M&Aセンター成約事例にみる株式交換スキーム成功のポイント

M&A全般
日本M&Aセンター成約事例にみる株式交換スキーム成功のポイント

中堅中小企業M&Aにおける株式交換スキームの活用状況日本M&Aセンターでは、上場企業が買い手となるM&A案件の成約を数多く支援している。そのうち株式交換スキームを用いたのは、2013年度で4件、その以前3年間で1件であったことを考えれば、株式交換スキームがここにきて注目を浴びてきていることがわかる。成約には至らなかったが、交渉過程で株式交換スキームを検討するケースは数多い。この背景には、やはり金庫

企業買収における金庫株の戦略的活用

M&A全般
企業買収における金庫株の戦略的活用

2001年に本格的に金庫株が解禁されて以来およそ13年が経過。積極的な事業投資の方向性が定まらない企業では、持ち合い解消の受け皿、自社株の買い支え、株主還元施策の一環といった、“余剰”キャッシュの消極的な活用方法の一つとしてこの制度が利用されてきた。一方で、アベノミクスの効果等による株式市場の活性化もあって、いまや様々な経緯で積みあがった金庫株は全体で16兆円と、上場株式の時価総額430兆円と比較

M&Aにおける株式交換活用のメリットと法的規制のポイント

M&A法務
M&Aにおける株式交換活用のメリットと法的規制のポイント

株式交換の仕組み株式交換とは、既存の会社間において100%親子関係を構築する組織再編手法であり、100%子会社(完全子会社)となる会社の発行済株式の全部を100%親会社(完全親会社)となる会社に取得させる行為をいう。すなわち、株式交換により、完全子会社となる会社の株主が有する全ての株式が完全親会社となる会社に移転し、それと引換えに、当該株主には完全親会社となる会社の株式等の財産が交付されることにな

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2023年12月
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31

月別M&Aニュース

注目ニュースワード