株価算定シミュレーション

大和ハウスグループの米キャッスルロック社、ジョーンズ社の戸建住宅事業を譲受け

更新日:

大和ハウスグループのCastleRock Communities LLC(米国テキサス州、以下「キャッスルロック社」)は、2024年1月5日(米国時間:1月4日)、米国で戸建住宅事業を行うThe Jones Company of Tennessee, LLC(米国テネシー州、以下「ジョーンズ社」)の事業を譲受する契約を締結した。

キャッスルロック社は、戸建住宅事業を行う。2021年に大和ハウスグループ入りして以来、同グループの資本力を活かし、他州への進出を含めた事業拡大を行い、2023年7月にはアリゾナ州フェニックスにおいて新たに拠点を設立。すでに4カ所で戸建分譲住宅地を確保している。

ジョーンズ社は、戸建住宅事業を行う。直近12カ月のテネシー州戸建住宅引き渡し戸数ランキングで第12位(※)を誇る。※CoreLogic、Strategic Insights社のレポートより。

大和ハウスグループは、米国の戸建住宅事業においては、2017年に東海岸で戸建住宅事業を展開するスタンレー・マーチン社の子会社化を皮切りに、2020年2月には西海岸で同事業を展開するトゥルーマーク社、2021年9月には米国南部のキャッスルロック社も子会社化し、米国のスマイルゾーンを軸に事業エリアを拡大した。2022年には、米国戸建住宅会社3社で、6,010戸の戸建住宅を供給するなど、2026年には供給戸数1万戸まで引き上げることを計画している。

今回、キャッスルロック社におけるジョーンズ社の戸建住宅事業の譲受により、米国南部での戸建住宅供給のさらなる拡大を図っていくこととした。

・譲受の対象となる事業および財産
キャッスルロック社は、ジョーンズ社の事業と事業関連資産を引き継ぐ。
ジョーンズ社の経営陣ならびに全従業員はキャッスルロック社に参画することを予定している。

・今後の予定
2024年1月中に事業譲渡実行予定

戸建住宅建設業界のM&A・事業承継の動向はこちら

戸建住宅建設業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、戸建住宅建設業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

大和ハウス工業に関連するM&Aニュース

大和ライフネクスト、カンファレンスホテル等運営受託事業のマックスパートを買収

大和ライフネクスト株式会社(東京都港区)は、2024年12月18日、株式会社マックスパート(東京都中央区)の全株式を取得し子会社化することを決定した。大和ライフネクストは、分譲マンションを中心に、オフィスビル・商業施設・ホテル等を含む建物管理サービスを提供している。マックスパートは、カンファレンスホテル等運営受託事業、オンライン配信サービス事業を行っている。目的マックスパートは、大和ライフネクスト

大和ハウス工業、賃貸住宅不動産開発などの米アライアンス・レジデンシャル社を持分法適用関連会社化

大和ハウス工業株式会社(1925)は、DaiwaHouseUSAHoldingsInc.(米国テキサス州)を通じ(※)、AllianceResidentialCompany(米国アリゾナ州、以下:アライアンス・レジデンシャル社)の持分を35%取得し、持分法適用関連会社とした。大和ハウス工業は、大手住宅総合メーカー。住宅建設事業、宅地開発、不動産関連事業などを行っている。アライアンス・レジデンシャル

大和ハウス工業、グループ会社を通じ、米国にて土地開発等を行うプレステージ社を完全子会社化

大和ハウス工業株式会社(1925)は、2024年5月11日(米国時間5月10日)、米国のグループ会社StanleyMartinHoldings,LLC(米国バージニア州、以下「スタンレー・マーチン社」)を通じて、PrestigeCorporateDevelopment,LLC(米国ノースカロライナ州、以下「プレステージ社」)の持分全てを取得する契約を締結した。大和ハウス工業は、住宅建設事業、宅地開

大和ライフネクスト、東急コミュニティーの子会社のマリモコミュニティを買収

大和ライフネクスト株式会社(東京都港区)は、2024年3月27日、株式会社東急コミュニティー(東京都世田谷区)の子会社である株式会社マリモコミュニティ(広島県広島市)の全株式を取得する契約を締結し、2024年4月22日(予定)にマリモコミュニティを子会社化することとなった。本取引の理由大和ライフネクストは全国で分譲マンションを中心に、オフィスビル・商業施設・ホテル等を含む建物管理サービスを提供して

大和ハウス子会社、ナサホームを買収

大和ハウス工業株式会社(1925)子会社の大和ハウスリフォーム株式会社は、株式会社ナサホーム(大阪市)の株式取得に係る契約を締結し、子会社化することを発表した。大和ハウス工業は、住宅建設事業、宅地開発、不動産関連事業などを行っている。ナサホームは、増改築リフォームの設計・施工・アフターメンテナンスを行っている。中京・関西圏に基盤を持ち、大阪府内で高い実績を有する。大和ハウスリフォームは、大和ハウス

この記事に関連するタグ

「クロスボーダーM&A・買収」に関連するコラム

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と敵対的買収があり、前者は経営陣との合意を経

M&Aのプロが振り返る2024年のM&Aニュース&2025年予測

M&A全般
M&Aのプロが振り返る2024年のM&Aニュース&2025年予測

日本M&Aセンターの中でも業界経験が豊富な2人が、世の中の企業のM&Aニュースを紐解き解説する「M&Aニュースサテライト」。今回は「2024年のM&Aニュースの振り返りと2025年のM&A動向の予測」をテーマに解説します。※本記事はYouTube動画の内容を編集してご紹介します。解説動画のポイント2024年のM&A市場は大きく変化し、特にTOBやMBO案件が目立つ年であった。特に「同意なき買収提案

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

企業買収、組織再編、MBOのニュースで株式公開買付け(TOB)を目にする機会が急増しています。本記事ではTOBの概要、メリット・デメリット、事例についてご紹介します。この記事のポイントTOBは、対象企業の経営権取得を目的に、株主から株式を大量に買い付ける手法で、買付者が価格や期間を公告する。TOBのメリットは、買付者が計画的に買付けを行いやすく、株主は市場価格より高い価格で売却できる点がある。TO

大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

広報室だより
大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

2024年9月、日本M&Aセンターグループの一員として新たな一歩を踏み出した「株式会社AtoGCapital」。新たなファンドコンセプトを持つ会社ですが、どのようなコンセプトなのか、その取り組みや設立への想いをAtoGCapital代表取締役の大槻昌彦さんに聞きました。※会社設立は2023年12月、ファンドの1号ファンド設立は9月20日、出資実行完了は2024年10月23日AtoGCapital代

バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

M&A全般
バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

企業が経営再建、事業継続を検討する手段のひとつにバイアウト(BuyOut)があります。本記事では、バイアウトの概要やそれぞれの手法の特徴、成功に導くためのポイントをご紹介します。バイアウトとは?バイアウト(BuyOut)とは、経営再建による事業継続や収益向上を目的に、経営者や従業員が自社の株式の過半数を取得し、経営権を握る買収手法を指します。一般的には、企業の経営陣や従業員が自身の資金や外部の投資

「クロスボーダーM&A・買収」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手がM&Aを行う目的

買い手がM&Aを行う目的

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年1月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード