会社売却先シミュレーション

GMOインターネットグループ、サイバーセキュリティ関連サービスのFlatt Securityを買収

更新日:

GMOインターネットグループ株式会社 (9449) は、2024年2月13日開催の取締役会において、株式会社Flatt Security(東京都文京区)の株式を取得し子会社化すること及び第三者割当増資を引き受けることを決議した。

GMOインターネットグループは、1995年にインターネット事業を開始。現在ではインターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業及びインキュベーション事業を展開する。

Flatt Securityは、サイバーセキュリティ関連サービスを行う。

【株式取得及び第三者割当増資引受の理由】
GMOインターネットグループの中核事業であるインターネットインフラ事業のセキュリティ事業では、今後ますます加速するセキュリティのニーズに応えるべく、「すべての人にすべての人に安心・安全なインターネットを」をスローガンに掲げ、「暗号セキュリティ事業」、「サイバーセキュリティ事業」、「ブランドセキュリティ事業」を展開している。

Flatt Securityは、2019年のセキュリティ事業開始以来、海外展開を見据え、グローバルに通用するプロダクト・サービスの提供をコンセプトに成長を続けてきた。

この度、優秀なセキュリティエンジニアが集い、プロダクトの開発力に強みがあり業界問わずプロダクトセキュリティにおいて豊富な知見やノウハウを持つFlatt SecurityをGMOインターネットグループに迎えることで、グループが持つ顧客基盤との強いシナジーを見込んでいる。

さらに、サイバーセキュリティ事業を展開するGMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社と切磋琢磨することで、国内外のサイバーセキュリティの発展に貢献し、日本と世界の「安全・安心なインターネット」の実現を目指す。

【取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況】
(1) 異動前の所有株式数 0株(議決権の数:0個、議決権所有割合:0%)
(2) 譲受けによる取得株式数 875,944株(議決権の数:875,944個)
(3) 第三者割当増資引受による取得株式数 659,000株(議決権の数:659,000個)
(4) 取得価額
・譲受けによる取得価額 1,330百万円
・第三者割当増資引受による取得価額  1,000百万円
・アドバイザリー費用等(概算額) 21百万円
  合計(概算額) 2,351百万円
(5) 異動後の所有株式数 1,534,944株 (議決権の数:1,534,944個、議決権所有割合::66.6%)

【今後の予定】
株式取得日 2024年2月29日

インターネット関連サービス業界のM&A・事業承継の動向はこちら

インターネット関連サービス業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、インターネット関連サービス業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

GMOインターネットに関連するM&Aニュース

プラットフォーム事業のGMOメイクショップ、モバイルアプリ開発プラットフォーム提供のanectを買収

GMOインターネットグループのGMOメイクショップ株式会社(東京都渋谷区)は、2024年10月1日に、anect株式会社(福岡県福岡市)の株式を100%取得し、同日より連結企業とした。なお、anectは、2024年10月1日付で社名を「GMOメイクアプリ株式会社」、サービス名を「Appabrik(アパブリック)」※から「メイクアプリbyGMO」に変更した。GMOメイクショップは、プラットフォーム事

GMOインターネットグループ、持株会社体制への移行等を発表

GMOインターネットグループ株式会社(9449)は、インターネットインフラ事業(ドメイン事業、クラウド・ホスティング事業、アクセス事業)及びインターネット広告・メディア事業(以下「対象事業」)を吸収分割により、連結子会社であるGMOアドパートナーズ株式会社(4784、以下「GMO-AP」)へ承継すること(以下「本吸収分割」)を決定した。GMOインターネットグループを吸収分割会社、GMO-APを吸収

GMOインターネット、マンガやイラストの公開・閲覧プラットフォーム等を展開するMediBangと資本業務提携

GMOインターネット株式会社(9449)は、マンガやイラストの公開・閲覧プラットフォームおよび制作ツールを展開する株式会社MediBang(東京都渋谷区、メディバン)と、資本業務提携に関する契約を締結した。GMOインターネットは、インターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産(仮想通貨)事業を展開している。メディバンは、WEBサービス事業、アプリ事業

GMOインターネットの子会社、ヤフーの子会社ワイジェイFXの全株式取得、子会社化へ

GMOインターネット株式会社(9449)の連結子会社であるGMOフィナンシャルホールディングス(7177)は、ワイジェイFX株式会社(東京都千代田区)の全株式を取得し子会社化することを決定した。また、株式譲渡実行日にワイジェイFXの商号を「外貨exbyGMO株式会社」に変更予定。取得価額は、約28,924百万円。GMOインターネットは、インターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業、

GMOインターネット(9449)、フリーWi-Fi自動接続アプリ提供・タウンWiFiの株式取得、連結子会社化

GMOインターネット(9449)は、株式会社タウンWiFi(東京都港区)の株式を取得し、連結子会社化した。議決権所有割合は、GMOインターネットで45.4%、GMOアドパートナーズ株式会社で5.0%となる。GMOインターネットグループは、インターネットインフラ事業を中心として、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、仮想通貨事業を展開する総合インターネット企業グループ。タウンWi

この記事に関連するタグ

「買収・第三者割当増資」に関連するコラム

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。この記事のポイント同意なき買収(敵対的買収)は、企業の経営権を獲得

買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

M&A全般
買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

事業構造、産業構造が大きく変化する今、「買収」を検討している企業が年々増加しています。本記事では買収の概要、メリット、進める流れについてご紹介してまいります。この記事のポイント買収は他企業の株式を取得し経営権を獲得する手法であり、迅速な事業展開が可能である。合併や子会社化と異なり、買収は株式の過半数以上を取得することで行われ、敵対的買収と友好的買収の2種類が存在する。買収の目的は売上拡大や事業多角

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

企業買収、組織再編、MBOのニュースで株式公開買付け(TOB)を目にする機会が急増しています。本記事ではTOBの概要、メリット・デメリット、事例についてご紹介します。この記事のポイントTOBは、対象企業の経営権取得を目的に、株主から株式を大量に買い付ける手法で、買付者が価格や期間を公告する。TOBのメリットは、買付者が計画的に買付けを行いやすく、株主は市場価格より高い価格で売却できる点がある。TO

バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

M&A全般
バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

企業が経営再建、事業継続を検討する手段のひとつにバイアウト(BuyOut)があります。本記事では、バイアウトの概要やそれぞれの手法の特徴、成功に導くためのポイントをご紹介します。バイアウトとは?バイアウト(BuyOut)とは、経営再建による事業継続や収益向上を目的に、経営者や従業員が自社の株式の過半数を取得し、経営権を握る買収手法を指します。一般的には、企業の経営陣や従業員が自身の資金や外部の投資

資金調達とは?経営者が知っておくべき方法、メリットやポイントを解説

経営・ビジネス
資金調達とは?経営者が知っておくべき方法、メリットやポイントを解説

資金調達とは?資金調達とは、企業経営に必要な資金を様々な方法で調達することを指します。各調達方法の種類、特長を経営者が把握し、いざという時に判断できるようにしておくことは不可欠です。資金調達は運転資金のほか、事業の立ち上げや拡大、投資、リスク管理など、事業の安定と成長を実現するための重要な手段です。この記事のポイント主な資金調達方法には自己資金、融資、出資、資産の現金化、補助金、クラウドファンディ

コングロマリットとは?メリットや企業事例を紹介

M&A全般
コングロマリットとは?メリットや企業事例を紹介

不透明な時代を生き抜くための戦略として、コングロマリット型経営は注目されており、国内ではその動きが活発化しています。本記事では、コングロマリットの特徴やメリットなどについて解説していきます。コングロマリットとはコングロマリット(conglomerate)とは、異なる業種や産業に属する複数の企業が経営統合を行い、1つの大きな企業グループを形成することを指します。コングロマリットは、さまざまな事業分野

「買収・第三者割当増資」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手がM&Aを行う目的

買い手がM&Aを行う目的

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年2月
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
2526272829

月別M&Aニュース

注目ニュースワード