会社売却先シミュレーション

NIPPON EXPRESSホールディングス、日本通運の重量品建設事業をNXエンジニアリングに承継

更新日:

NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 (9147) は、昨年4月14日に、「重量品建設事業の分社化に関する検討開始のお知らせ」を発表し、重量品建設事業の分社化について検討してきたが、2024年2月19日開催の取締役会において、完全子会社である日本通運株式会社(東京都千代田区)が運営する重量品建設事業に関する権利義務を、会社分割の方法により、同じく完全子会社であるNXエンジニアリング株式会社(東京都千代田区、以下「NXENG」)に承継することについて決議した。日本通運を分割会社とし、NXENGを承継会社とする吸収分割方式。

NXENGは、重量品建設およびそれに付随する事業を行う。

日本通運の重量品建設事業は、数多くの特殊車両・機材を有し、高い技術力・マネジメント力で、重量物の運搬・架設・設置までを一貫して行い、国内外の様々な業界の顧客が実施するインフラ整備事業を支えてきた。

【本会社分割の目的】
NXグループは、2022年1月に持株会社体制へ移行し、グループ経営の強化とグループ各事業の高度化を推進している。今回の分社化もその一環であり、重量品建設事業を専門性のある事業会社とすることによって、役割と責任を明確化し、柔軟かつスピーディな意思決定を可能にするとともに、専門性と人財を強化し、時代や顧客に求められるサービスを創出・提供することで、事業規模を拡大していくことを目的としている。

【今後の予定】
吸収分割効力発生日 2025年1月1日

倉庫・その他運輸関連サービス業界のM&A・事業承継の動向はこちら

倉庫・その他運輸関連サービス業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、倉庫・その他運輸関連サービス業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

この企業に関連するM&Aニュース

NIPPON EXPRESS ホールディングス、ドイツのヘルスケア産業向け物流 Simon Hegele社を買収

NIPPONEXPRESSホールディングス株式会社(9147)は、SHHoldCoGmbH(ドイツ、以下:SimonHegele)の全ての株式を取得することについてSimonHegeleの全株主と合意し、株式譲渡契約を締結することを決定した。NIPPONEXPRESSホールディングスは、NXグループの持株会社。国内外で物流サービスや不動産業を営む同グループ各社の経営管理、およびそれに付帯する業務を

NIPPON EXPRESSホールディングス、AIと量子技術の活用に強みをもつグルーヴノーツの株式取得

NIPPONEXPRESSホールディングス株式会社(9147)は、NXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合の案件として、AIと量子技術の活用に強みを持つスタートアップ企業である株式会社グルーヴノーツ(福岡県福岡市)に対して3月5日に株式を取得し、資本業務提携契約を締結した。グルーヴノーツ社は、AIや量子コンピュータなどの最先端テクノロジーを活用し、企業の抱える課題に対して最適解を導くクラウ

NIPPON EXPRESS ホールディングス、スイスのTramo SAを子会社化へ

NIPPONEXPRESSホールディングス株式会社(9147)は、子会社であるNXイタリア株式会社を通じた、TramoSA(スイスキアッソ、以下Tramo)の全株式取得を発表した。なお、この取引でTramoグループ全18社を完全子会社化する。NIPPONEXPRESSホールディングスは、総合物流大手。国際複合輸送に強みを持ち、引っ越しでも国内大手の企業。Tramoグループは、スイスに持株会社を置き

NIPPON EXPRESS ホールディングス、倉庫のシェアリングサービス運営のsoucoへ出資

NIPPONEXPRESSホールディングス株式会社(9147)は、1月に設立したCVCファンド「NXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合」の第1号案件として、株式会社souco(東京都千代田区)に対して6月2日に出資し、資本業務提携契約を締結した。NIPPONEXPRESSホールディングスは、輸送業・運送業・倉庫業など総合物流を行うグループの持株会社。soucoは、倉庫のシェアリング事業を

NIPPON EXPRESS ホールディングス、cargo-partnerの株式取得へ

NIPPONEXPRESSホールディングス株式会社(9147)は、Cargo-PartnerGroupHoldingAG並びにその子会社4社の計5社(以下、売主)から、ロジスティクスサービスを展開する複数の子会社(オーストリアウィーン、以下cargo-partner)の株式を取得することについて合意し、株式譲渡契約の締結を決定した。本件は、NIPPONEXPRESSホールディングスの欧州持株子会社

この記事に関連するタグ

「会社分割・グループ内再編・吸収分割」に関連するコラム

会社分割とは?新設分割、吸収分割の特徴、メリットや注意点を解説

M&A実務
会社分割とは?新設分割、吸収分割の特徴、メリットや注意点を解説

会社分割とは、企業が事業の全てもしくは一部を切り離して別の会社に承継させるM&A手法の1つです。主に「新設分割」と「吸収分割」の2種類があります。本記事では会社分割の概要、種類、メリット・注意点についてご紹介します。まずはM&Aのプロに相談してみませんか?日本M&AセンターはM&Aに精通した専門家チームで戦略策定からスキームの選定、M&Aの成約に至るまでをサポートいたします。会社分割のほか様々なM

買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

M&A全般
買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

事業構造、産業構造が大きく変化する今、「買収」を検討している企業が年々増加しています。本記事では買収の概要、メリット、進める流れについてご紹介してまいります。この記事のポイント買収は他企業の株式を取得し経営権を獲得する手法であり、迅速な事業展開が可能である。合併や子会社化と異なり、買収は株式の過半数以上を取得することで行われ、敵対的買収と友好的買収の2種類が存在する。買収の目的は売上拡大や事業多角

子会社とは?グループ会社との違い、設立のメリットを解説

M&A全般
子会社とは?グループ会社との違い、設立のメリットを解説

子会社化とは?子会社とは、親会社により100%または過半数が所有されている法人(※)を指します。子会社は独立した法人格を持ちながら、親会社の戦略に基づいて運営されることが一般的です。子会社には「完全子会社」「連結子会社」「非連結子会社」の3種類があります。※50%未満の保有率でも、議決権の総数に対する議決権の数の保有割合とその他の一定の事由から子会社と判断される場合もあります。この記事のポイント子

分社化するメリットとは?子会社化との違い、ポイントを詳しく解説

M&A全般
分社化するメリットとは?子会社化との違い、ポイントを詳しく解説

分社化とは?分社化とは、複数の事業を持つ企業が事業の一部を切り離し、独立した会社を作ることを指します。切り離された事業は、子会社や関連会社として運営されます。分社化する方法には会社分割(新設分割・吸収分割)や事業譲渡などの方法があります。分社化は企業の規模に関わらず、専門性の強化、迅速な事業展開などを目的に行われています。本記事では、分社化の概要、メリットやデメリットについて整理し、実際に分社化す

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年2月
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
2526272829

月別M&Aニュース

注目ニュースワード