株価算定シミュレーション

NTTデータ、ジャステックに4月8日よりTOB開始

更新日:

株式会社NTTデータ(東京都江東区、以下「公開買付者」)は、2024年4月5日、株式会社ジャステック(9717、以下「対象者」)の普通株式の全て及び本新株予約権を金融商品取引法に基づく公開買付け(TOB)により取得することを決定した。

公開買付者は、2024年4月5日開催の取締役会において、対象者株式及び本新株予約権の全てを取得し、対象者を公開買付者の完全子会社とするための取引の一環として、本公開買付けを実施することを決議した。なお、2024年4月5日現在、公開買付者及びその完全親会社である株式会社NTTデータグループは、対象者株式及び本新株予約権を所有していない。

NTTデータは、コンサルティング、統合 IT ソリューション、SI・ソフトウェア開発、メンテナンス・サポート等を行う。
ジャステックは、ソフトウェア技術開発および販売を行う。

背景

NTTデータは、コンサルティング力やデジタルテクノロジー及びシステム開発力の強化、アセット拡充を進め、さらに日本事業を拡大させていくため、積極的に国内でのM&A投資をしていくことを宣言している。
これら一連の投資の1つとして、NTTデータはジャステックと協議を重ね、従来の協業の取組みを超えた直接的な資本関係の構築による事業の一体的な運営が必要との認識を共有するに至った。

公開買付けの概要

対象者の名称

株式会社ジャステック

買付け等を行う株券等の種類

・① 普通株式 
・② 本新株予約権

買付け等の価格

・普通株式       1株につき金 1,940円
・第 17 回新株予約権   1個につき金 63,300円
・第 18 回新株予約権   1個につき金 94,400円

※第17回新株予約権:2018年3月23日開催の対象者取締役会の決議に基づき発行。
 (行使期間は2021年4月1日から 2025年3月31日まで)
※第18回新株予約権:2019年3月28日開催の対象者取締役会の決議に基づき発行。
 (行使期間は2021年4月1日から 2026年3月31日まで)

買付け等の期間

2024年4月8日(月曜日)から 2024年5月23日(木曜日)まで(31 営業日)

買付予定の株券等の数

買付予定数 買付予定数の下限 買付予定数の上限
17,652,744 (株) 11,768,500 (株) ― (株)

買付代金

34,246,323,360円
※買付代金は、本公開買付けにおける買付予定数(17,652,744株)に本公開買付価格(1,940円)を乗じた金額を記載

決済の開始日

2024年5月30日(木曜日)

公開買付代理人

大和証券株式会社

システム・組込ソフト開発・情報処理支援業界のM&A・事業承継の動向はこちら

システム・組込ソフト開発・情報処理支援業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、システム・組込ソフト開発・情報処理支援業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

エヌ・ティ・ティ・データ・ジャステックに関連するM&Aニュース

NTT DATA, Inc.、Google Cloud関連サービス提供の印Niveus Solutions社を買収

株式会社NTTDATA,Inc.(東京都江東区)は、NiveusSolutionsPvt.Ltd.社(インド、以下:NiveusSolutions社)を買収することで、同社と合意した。NTTデータグループは、ITに関するあらゆるサービスや最先端テクノロジーを組み合わせ、顧客にとって最適なサービス・ソリューションをグローバルに提供している。NiveusSolutions社は、GoogleCloudを

NTTデータグループ、SRA OSS合同会社と資本業務提携

株式会社NTTデータグループ(9613)は、SRAOSS合同会社(東京都豊島区)と2024年5月30日に資本業務提携に合意した。NTTデータグループは、コンサルティングからシステムづくり、システムの運用に至るまで、さまざまなITサービスを提供している。SRAOSSは、オープンソースソフトウェア関連のテクニカルサポート、コンサルティングを行う。背景・目的両社はこれまでオープンソースソフトウェア(OS

NTTデータ、マレーシアの決済サービスプロバイダーGHL Systems Berhadを買収

株式会社NTTデータ(東京都江東区)は、決済端末を通じた各種サービスに強みを持つGHLSystemsBerhad(マレーシア・クアラルンプール、以下「GHLSystems」)の発行済み株式の58.7%を、2024年5月27日にGHLSystems大株主より譲り受けることで合意した。今後、マレーシア証券取引所を通じて、その他既存株主に対しても公開買い付けを提案していく予定。NTTデータは、コンサルテ

NTTデータ先端技術とインドのAlgoAnalytics社が資本業務提携へ

NTTデータ先端技術株式会社(東京都中央区)とAlgoAnalyticsPvt.Ltd.(インドプネー、以下AlgoAnalytics社)は、先進技術領域における取り組みの拡大に向けた資本業務提携を行うことで合意した。NTTデータ先端技術は、情報・通信システム・関連ソフトウェア・ハードウェアに関わるコンサルティング等の事業を行っている。株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(9613)の完全子会社。Al

この記事に関連するタグ

「TOB・買収」に関連するコラム

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

企業買収、組織再編、MBOのニュースで株式公開買付け(TOB)を目にする機会が急増しています。本記事ではTOBの概要、メリット・デメリット、事例についてご紹介します。この記事のポイントTOBは、対象企業の経営権取得を目的に、株主から株式を大量に買い付ける手法で、買付者が価格や期間を公告する。TOBのメリットは、買付者が計画的に買付けを行いやすく、株主は市場価格より高い価格で売却できる点がある。TO

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。この記事のポイント同意なき買収(敵対的買収)は、企業の経営権を獲得

ポイズンピルとは?2種類の手法やメリット・デメリット、導入事例を解説

M&A全般
ポイズンピルとは?2種類の手法やメリット・デメリット、導入事例を解説

ポイズンピルとは?ポイズンピルと(PoisonPill)は、企業が敵対的な買収者以外の株主に対し、あらかじめ新株を市場価格より安く取得できる新株予約権を付与する買収防衛策です。敵対的買収が仕掛けられた際には株式を大量発行して敵対的買収者の持株比率を引き下げ、結果的に支配権の獲得、買収を断念させます。正式名称は「Shareholderrightsplan」であり、日本では「ポイズンピル」または「ライ

MBIとは?MBOとの違いやスキーム、活用するメリットを解説

M&A全般
MBIとは?MBOとの違いやスキーム、活用するメリットを解説

経営状態が振るわない企業に、外部の専門家を送り込み経営の立て直しを行う方法をMBIと言います。本記事ではMBIのスキームやメリット・デメリットを紹介するとともに、似た名称であるMBOやTOB、LBOとの違いについても説明します。MBIとは?MBI(ManagementBuyIn)とは、投資家・ファンド・金融機関等が企業を買収し、経営権を握った後に経営の専門家を送り込み、企業の立て直しや、企業価値向

日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

M&A全般
日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

日本M&Aセンターの中で特に業界での経験豊富な二人のスペシャリストが、世の中の企業のM&Aの動き、プレスリリースを中心に解説する「M&Aニュースサテライト」。今回は前回に引き続き日立製作所による日立物流の売却をテーマに解説します。(本記事ではYouTube動画の概要をご紹介します。)日立製作所と日立物流が正式発表へ西川:前回(日立製作所が日立物流を売却へ!M&Aの狙いとは)につづき日立物流パート2

バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

M&A全般
バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

企業が経営再建、事業継続を検討する手段のひとつにバイアウト(BuyOut)があります。本記事では、バイアウトの概要やそれぞれの手法の特徴、成功に導くためのポイントをご紹介します。バイアウトとは?バイアウト(BuyOut)とは、経営再建による事業継続や収益向上を目的に、経営者や従業員が自社の株式の過半数を取得し、経営権を握る買収手法を指します。一般的には、企業の経営陣や従業員が自身の資金や外部の投資

「TOB・買収」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手がM&Aを行う目的

買い手がM&Aを行う目的

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930

月別M&Aニュース

注目ニュースワード