会社売却先シミュレーション

三菱電機、ベトナムでFA機器の合弁会社設立

更新日:

三菱電機株式会社(6503)は、冨士ベークライト株式会社(岡山県小田郡)と冨士ベークライトの子会社Fuji Bakelite Vietnam Co., Ltd.(ベトナム )の持分80%の取得に関する契約を締結した。これに伴い、新社名を「Mitsubishi Electric FP Automation Vietnam Co., Ltd.(三菱電機FPオートメーションベトナム)」とし2024年6月1日から合弁会社として事業を開始する。

三菱電機は、インフラ、インダストリー・モビリティ、ライフ、ビジネス・プラットフォーム、セミコンダクター・デバイス等の製品の開発、生産、販売、サービスを行う。

冨士ベークライトは、ブレーカー、スマートメーター、自動車用燃料ポンプ、カーオーディオ、カーナビゲーション、カーエアコン、カバーレンズ、インテリアパネル、ドライブレコーダー、半導体関連容器、ハードディスク用研磨キャリア、真空遮断器、医療用機器等のプラスチック部品、基盤実装、プラスチック用各種金型の設計・製造を行う。

Fuji Bakelite Vietnam Co., Ltd.は、熱硬化性、熱可塑性樹脂の成形・小型ブレーカー組立・スマートメータ―部品の組立・自動車関連の精密部品の成形、加飾、組立を行う。

目的

三菱電機はこれまで、主に日本国内で製造したFA機器をASEANへ輸出し事業を拡大してきた。ASEANでは、ベトナム、タイ、インドネシア、マレーシアを筆頭に各国が力強い経済成長を続けており、今後もFA機器の需要拡大が見込まれる。

今回、ベトナムに新たな合弁会社を設立することで、ASEAN向けの低圧遮断器の生産体制を構築する。

将来的には本合弁会社においてFA機器の需要拡大に向けた生産体制を強化し、ASEAN諸国への製品供給力を高めることで、FAシステム事業の更なる拡大を狙う。

新合弁会社の概要

新社名 :Mitsubishi Electric FP Automation Vietnam Co., Ltd.
所在地 :ベトナム・ハノイ近郊
事業内容:FA機器の製造・販売

ASEAN進出・拡大を考える経営者・経営企画の方向け・クロスボーダーM&A入門セミナー開催中

電子部品・電気機械器具製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

電子部品・機械器具製造業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、電子部品・機械器具製造業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

三菱電機に関連するM&Aニュース

三菱電機、アイルランドの空調工事・保守会社のCrystal Airを買収

三菱電機株式会社(6503)は、100%子会社であるMitsubishiElectricEuropeB.V.(オランダ・アムステルダム市)を通じ、CrystalAir(アイルランド・キルデア市)の全株式を取得した。三菱電機は、発電機などの重電システムや、産業機器・FA機器の開発、製造、販売を行う総合電機メーカー。CrystalAirは、空調冷熱設備工事、運用・保守サービスを行っている。目的本件M&

三菱電機、スウェーデンの子会社を通じてノルウェーALT Heis社を買収

三菱電機株式会社(6503)は、100%子会社であるMotumAB(スウェーデン・ストックホルム市、以下:Motum社)を通じ、ALTHeisAS(ノルウェー・ベルゲン市、以下:ALTHeis社)の全株式を11月29日に取得したことを発表した。三菱電機は、ホームエレクトロニクスから情報システム・通信機器、産業機械、プラント、宇宙開発関連機器に至るまで、幅広い分野をカバーする総合電機メーカー。Mot

三菱電機によるヴィスコ・テクノロジーズへのTOBが成立で連結子会社へ

三菱電機株式会社(6503)による、ヴィスコ・テクノロジーズ株式会社(6698)の公開買付け(TOB)が2024年10月3日をもって終了した。応募株券等の総数(5,525,002株)が買付予定数の下限(3,974,480株)以上となったため成立している。ヴィスコ・テクノロジーズは、2024年10月10日(本公開買付けの決済の開始日)付で、三菱電機の連結子会社となる予定。また、ヴィスコ・テクノロジー

三菱電機、ヴィスコ・テクノロジーズに対しTOBを実施へ

三菱電機株式会社(6503)は、ヴィスコ・テクノロジーズ株式会社(6698)の株券等を公開買付け(TOB)により取得することを決定した。ヴィスコ・テクノロジーズは、TOBに対して賛同を表明している。三菱電機は、ホームエレクトロニクスから情報システム・通信機器、産業機械、プラント、宇宙開発関連機器に至るまで、幅広い分野をカバーする総合電機メーカー。ヴィスコ・テクノロジーズは、画像処理システムの開発・

セイノーHDが三菱電機ロジスティクスを買収、572億円で66.6%取得へ

セイノーホールディングス株式会社(9076、以下「セイノーHD」)は、三菱電機株式会社(6503)が保有する三菱電機ロジスティクス株式会社(東京都中野区)の株式取得を発表した。所有割合にしてセイノーHDは66.6%、三菱電機は33.4%の株式を保有する予定。取得価額は572億7600万円。本取引により、三菱電機ロジスティクスはセイノーHDの連結子会社となり、三菱電機の持分法適用会社となる予定。セイ

この記事に関連するタグ

「合弁企業の設立・クロスボーダーM&A」に関連するコラム

大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

広報室だより
大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

2024年9月、日本M&Aセンターグループの一員として新たな一歩を踏み出した「株式会社AtoGCapital」。新たなファンドコンセプトを持つ会社ですが、どのようなコンセプトなのか、その取り組みや設立への想いをAtoGCapital代表取締役の大槻昌彦さんに聞きました。※会社設立は2023年12月、ファンドの1号ファンド設立は9月20日、出資実行完了は2024年10月23日AtoGCapital代

ベトナムM&A成約事例:日本企業との資本提携でベトナムのリーディングカンパニーへ

海外M&A
ベトナムM&A成約事例:日本企業との資本提携でベトナムのリーディングカンパニーへ

ベトナムの成長企業が日本の業界大手企業と戦略的資本提携を実施日本M&AセンターInOut推進部の河田です。報道にもありましたように、河村電器産業株式会社(愛知県瀬戸市、以下「河村電器産業」)が、DuyHungTechnologicalCommercialJSC(ベトナム・ハノイ、以下「DH社」)およびDHIndustrialDistributionJSC(ベトナム・ハノイ、以下「DHID社」)の株

タイにおける日本食市場の2024年最新動向

海外M&A
タイにおける日本食市場の2024年最新動向

コロナ禍から復活最新のタイの飲食店事情日本M&Aセンターは、2021年11月にタイにて駐在員事務所を開設し、2024年1月に現地法人を設立いたしました。現地法人化を通じて、M&Aを通じたタイへの進出・事業拡大を目指す日系企業様のご支援を強化しております。ASEAN進出・拡大を考える経営者・経営企画の方向け・クロスボーダーM&A入門セミナー開催中無料オンラインセミナーはこちら私自身は、2度目のタイ駐

ベトナムM&A成約事例:日本の「ホワイトナイト」とベトナム企業

海外M&A
ベトナムM&A成約事例:日本の「ホワイトナイト」とベトナム企業

今回ご紹介するプロジェクトTの調印式の様子(左から、ダイナパック株式会社代表取締役社長齊藤光次氏、VIETNAMTKTPLASTICPACKAGINGJOINTSTOCKCOMPANYCEOTranMinhVu氏)ASEAN進出・拡大を考える経営者・経営企画の方向け・クロスボーダーM&A入門セミナー開催中無料オンラインセミナーはこちら私はベトナムの優良企業が日本の戦略的パートナーとのM&Aを通じて

シンガポールに代わる地域統括拠点 マレーシアという選択肢

海外M&A
シンガポールに代わる地域統括拠点 マレーシアという選択肢

ASEAN進出・拡大を考える経営者・経営企画の方向け・クロスボーダーM&A入門セミナー開催中無料オンラインセミナーはこちら人件費、賃料、ビザ発行要件、すべてが「高い」シンガポールASEANのハブと言えば、皆さんが真っ先に想起するのはシンガポールではないでしょうか。日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、シンガポールでは87社の統括機能拠点が確認されています。東南アジアおよび南西アジア地域最大の統括拠

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年5月
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード