NTTデータ、マレーシアの決済サービスプロバイダーGHL Systems Berhadを買収
株式会社NTTデータ(東京都江東区)は、決済端末を通じた各種サービスに強みを持つGHL Systems Berhad(マレーシア・クアラルンプール、以下「GHL Systems」)の発行済み株式の58.7%を、2024年5月27日にGHL Systems大株主より譲り受けることで合意した。今後、マレーシア証券取引所を通じて、その他既存株主に対しても公開買い付けを提案していく予定。
NTTデータは、コンサルティング、統合 IT ソリューション、SI・ソフトウェア開発、メンテナンス・サポート等を行う。
GHL Systemsは、マレーシアを代表する決済サービスプロバイダー。48万台以上の決済端末を通じた、あらゆる決済手段に対応したキャッシュレスサービス、電気ガス水道料金などの収納代行サービスなどに強みを持ち、マレーシア、フィリピン、タイなどASEAN各国にて決済サービスの提供している。
背景と概要
NTTデータは、コンサルティング力やデジタルテクノロジー及びシステム開発力の強化、アセット拡充を進めていくため、積極的にM&A投資をしていくことを宣言している。
今回、これら一連の投資の1つとして、ペイメント事業におけるサービス、ノウハウを含めたアセットを拡充、ASEAN地域での事業基盤強化を目的に、マレーシアの決済サービスプロバイダーであるGHL Systemsの株式取得を行う。
NTTデータがペイメント分野で保有するサービスやノウハウを組み合わせることで、両社が展開する各国において、消費者にとってより便利で安心なキャッシュレス社会の実現を目指す。
またマレーシア国内では、Eコマースへの決済サービスで強みを持つ既存子会社のiPay88 Malaysia(マレーシア・クアラルンプール)とともに、加盟店店頭、Eコマースにおけるオムニチャネルへの対応を強化していく。