成長戦略セミナー

J.フロントリテイリング子会社の大丸松坂屋百貨店、心斎橋共同センタービルディングの株式を追加取得・子会社化

更新日:

J.フロントリテイリング株式会社(3086)は、子会社である株式会社大丸松坂屋百貨店(東京都江東区、以下「大丸松坂屋」)が、持分法適用関連会社である株式会社心斎橋共同センタービルディング(大阪市中央区、以下「SCB社」)の発行済普通株式を取得し、J.フロントリテイリングの連結子会社(孫会社)とすること及び大丸松坂屋が三信株式会社(東京都中央区、以下「三信」) との間で株式譲渡契約を締結することを決定した。

本株式取得は2回(第1回株式譲渡、第2回株式譲渡)に分けて行う。また、第1回株式譲渡の実行に先行してSCB社は、三信から自己株式7,400株を取得する予定。

大丸松坂屋は、百貨店業を行っている。

SCB社は、不動産の所有及び賃貸を行っている。

三信は、オフィス賃貸業、有価証券保有運用業務を行っている。

目的

J.フロントリテイリングは、心斎橋エリアで、大丸心斎橋店南館に加え、大丸心斎橋店本館、心斎橋パルコなどを運営している。

心斎橋エリアは、地域をはじめインバウンドを含めた来街者の増加、また大阪市が推進している御堂筋の側道歩行者空間化などにより、一層の発展と魅力向上が見込まれる。

本件M&Aにより、大丸心斎橋店南館を含めた今後のエリア戦略について、J.フロントリテイリングによる自由度の高い事業計画策定が可能となる。

大丸心斎橋店南館を含めた将来像の検討を進め、心斎橋エリアにおけるリテールの拡張や街の賑わい創出・魅力向上に資する計画推進を通じて、JFRグループの同エリアでのプレゼンスを強化していく。

株式の状況

異動前の所有株式数 50,000株(議決権所有割合:50.0%)
取得株式数 2024年7月31日 32,600株(議決権所有割合:32.6%)
2025年7月31日 10,000株(議決権所有割合:10.0%)
取得価額 第1回取得分(32,600株) : 6,422百万円
第2回取得分(10,000株) : 1,970百万円
合計(42,600株) : 8,392百万円
異動後の所有株式数 92,600株(議決権所有割合:100.0%)

※本件株式譲渡契約の締結と同時期に、SCB社は、三信より自己株式取得の方法により、SCB社株式7,400株を取得する予定。

日程

株式譲渡契約締結日 :2024年7月30日

第1回株式譲渡実行日:2024年7月31日(予定)

第2回株式譲渡実行日:2025年7月31日(予定)

J.フロント リテイリングに関連するM&Aニュース

J.フロント リテイリング、持分法適用関連会社の保有株式を譲渡へ

J.フロントリテイリング株式会社(3086)は、持分法適用関連会社である株式会社スタイリングライフ・ホールディングス(東京都新宿区、以下SLH社)株式のうち、保有する株式を、SLH社が実施する自己株式取得により譲渡し、またSLHパートナーズ投資事業有限責任組合に譲渡した。J.フロントリテイリングは、大手百貨店の大丸と松坂屋の経営統合により、2007年に設立された持株会社。2011年3月に、SLH社

J.フロント リテイリング、ファンコミュニティの開発・運営を行うクオンに出資

J.フロントリテイリング株式会社(3086)は、クオン株式会社(東京都港区)に出資した。J.フロントリテイリングは、大手百貨店の大丸と松坂屋の経営統合により、2007年に設立された持株会社。クオンは、ファンコミュニティの構築、運営、コンサルティングを行っている。J.フロントリテイリングは、クオンへの出資により強力なパートナーシップを築くことが、J.フロントリテイリングの求める「コンテンツ発掘力」と

J.フロント リテイリング、ファンドを通じTieUpsに出資へ

J.フロントリテイリング株式会社(3086)は、イグニション・ポイントベンチャーパートナーズ株式会社(東京都渋谷区)と共同で運営する「JFRMIRAICREATORSFund」を通じて、TieUps株式会社(東京都渋谷区)に出資する。また、出資に伴いTieUpsとJ.フロントリテイリングは、業務提携契約を締結した。J.フロントリテイリングは、大手百貨店の大丸と松坂屋の経営統合により、2007年に設

J.フロントリテイリング、Luupに出資へ

J.フロントリテイリング株式会社(3086)は、株式会社Luup(東京都千代田区)に出資する。イグニション・ポイントベンチャーパートナーズ株式会社と共同で運営する「JFRMIRAICREATORSFund」を通じて行われる。J.フロントリテイリングは、大手百貨店の大丸と松坂屋の経営統合により、2007年に設立された持株会社。Luupは、電動・小型・一人乗りのマイクロモビリティのシェアリングサービス

J.フロントリテイリング、デベロッパー事業の再編へ

J.フロントリテイリング株式会社(3086)の完全子会社である株式会社パルコ(東京都豊島区)およびJ.フロント都市開発株式会社(東京都渋谷区)は、吸収分割によりパルコのデベロッパー事業をJ.フロント都市開発に承継させることを決定した。パルコを吸収分割会社とし、J.フロント都市開発を吸収分割承継会社とする吸収分割方式。J.フロントリテイリングは、大丸と松坂屋ホールディングスの共同持株会社。百貨店業等

この記事に関連するタグ

「買収」に関連するコラム

バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

M&A全般
バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

企業が経営再建、事業継続を検討する手段のひとつにバイアウト(BuyOut)があります。本記事では、バイアウトの概要やそれぞれの手法の特徴、成功に導くためのポイントをご紹介します。バイアウトとは?バイアウト(BuyOut)とは、経営再建による事業継続や収益向上を目的に、経営者や従業員が自社の株式の過半数を取得し、経営権を握る買収手法を指します。一般的には、企業の経営陣や従業員が自身の資金や外部の投資

TOB(株式公開買付け)とは?目的など概要をおさらい

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的など概要をおさらい

TOB(株式公開買付け)とは?TOBとは、株式公開買付け(TakeoverBid)の略で、対象企業の経営権取得を目的に、株式の買付価格や期間、株式数などを公告し、取引所外で多くの株主から大量に買付ける手法を指します。一般的にTOBを仕掛ける買収側を「公開買付者」、実施される側を「対象者」と呼びます。東京証券取引所の市場再編やPBR(株価純資産倍率)改善要請を背景に、成長を意識した買収、上場企業への

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。この記事のポイント同意なき買収(敵対的買収)は、企業の経営権を獲得

コングロマリットとは?メリットや企業事例を紹介

M&A全般
コングロマリットとは?メリットや企業事例を紹介

不透明な時代を生き抜くための戦略として、コングロマリット型経営は注目されており、国内ではその動きが活発化しています。本記事では、コングロマリットの特徴やメリットなどについて解説していきます。コングロマリットとはコングロマリット(conglomerate)とは、異なる業種や産業に属する複数の企業が経営統合を行い、1つの大きな企業グループを形成することを指します。コングロマリットは、さまざまな事業分野

新NISAがM&Aのきっかけ?ドコモのマネックス証券子会社化を解説

M&A全般
新NISAがM&Aのきっかけ?ドコモのマネックス証券子会社化を解説

業界経験豊富なM&Aのスペシャリストが、世の中の企業のM&Aの動きについて、プレスリリースを紐解き解説する「M&Aニュースサテライト」。今回はNTTドコモとマネックスグループ・マネックス証券のニュースを解説します。※本記事はYouTube動画の内容を抜粋・編集してご紹介します。日本M&Aセンターは上場企業、中堅・中小企業のM&A・企業戦略を経験・実績豊富なチームがご支援します。ご相談は無料、秘密厳

「後継者のいない会社」を買うメリットとは?

M&A全般
「後継者のいない会社」を買うメリットとは?

近年、後継者不在の会社を第三者が譲受けるケースが増加傾向にあります。本記事では、後継者のいない会社を買う場合のメリット、認識しておきたい注意点、会社の探し方や相談先についてご紹介します。この記事のポイント後継者不在の企業を買収するケースが増加している背景には、経営者の高齢化や価値観の多様化がある。会社売却のメリットには、事業参入の短縮、規模拡大、文化の継承があり、社員の雇用や待遇改善の可能性もある

「買収」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。買い手が買収先を検討する流れ企業概要書をふまえ、さらに具体的に検討を進めるに一般的には「M&A仲介会社との提携仲介契約の締結」「個別詳細情報についての質疑応答」のステップがあります。買い手候補企業の

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。買収先の探し方①譲渡案件型お相手探しは大きく「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つにわかれます。譲渡案件型は、M&A仲介会社が保有する売り手企業(譲渡を希望する企業)の

買い手がM&Aを行う目的

買い手がM&Aを行う目的

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。【登録無料】買収をご検討の方は、希望条件(地域、業種など)を登録することで、条件に合致した譲渡案件のご提案や新着案件情報を受け取ることができます。まずは登録から始めてみませんか?買収希望条件の登録はこちらM&Aの目的①市場シェアの拡大企業は競合他社を買収することで、自社の市場シェアを拡大

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード