双日、米国でテイクアウト寿司事業を買収
双日株式会社(2768)は、100%子会社である双日米国会社を通じて、米国の中西部を中心にスーパーマーケット 300 店舗以上でテイクアウト寿司事業を展開するSushi Avenue Inc. (以下「Sushi Avenue」)から、全事業を取得した。
双日グループは、自動車、航空・社会インフラ、エネルギー・ヘルスケア、金属・資源・リサイクル、化学、生活産業・アグリビジネス、リテール・コンシューマーサービスの7つの本部体制で、国内外での多様な製品の製造・販売や輸出入、サービスの提供、各種事業投資などをグローバルに多角的に行っている。
Sushi Avenueは、米国で20州以上のスーパーの総菜売り場へ出店し、店内調理で、新鮮なテイクアウト寿司を販売している。販売先に合わせたプライベートブランドも開発しており、スーパーと消費者のニーズに合わせた商品開発を強みとする。
双日は、かねてより、マグロの養殖事業や加工事業、100%子会社である双日食料を通じた水産物卸売事業などに取り組み、さらなる水産事業ポートフォリオ強化のため、2022年3月に水産食品加工のマリンフーズ株式会社(東京都港区)、2023年4月に冷凍マグロ加工のトライ産業株式会社(静岡県静岡市)をグループ化し、国内外からの調達力、商品開発力を強化しながら海外進出を目指してきた。
双日は本件M&Aを通じ、これまで主に日本国内で蓄積してきた水産事業における調達力と商品開発力を基盤とし、マリンフーズの新拠点であるMFアメリカとともに、需要が多様化する成長市場の米国で寿司事業に参入し、水産バリューチェーンのさらなる拡大を図る。