椿本チエイン、木田屋商店からアグリ事業を買収
株式会社椿本チエイン(6371)は、新設子会社「株式会社ツバキベジムーブ」(100%出資子会社)を通じて、株式会社木田屋商店(千葉県浦安市)のアグリ事業を買収することを決定した。
椿本チエインは、各種動力伝動装置および同付属品の製造販売、各種輸送機械器具・同付属品の製造販売ならびに輸送機械装置の設計および設置工事の請負等を行う。
同社新設子会社のツバキベジムーブは、自社植物工場における農作物栽培生産および販売事業等を行う。
木田屋商店は、スーパーマーケット事業、中食事業、アグリ事業、不動産事業を行う。
目的
椿本チエインは「次世代ビジネスの創出」の1つとするアグリビジネスにおいて、植物工場向け自動化システムを開発、製造・販売しており、現在、人工光型植物工場の次世代モデル「福井美浜工場」を建設中(2025年7月竣工予定)である。
同工場では、協業パートナーである木田屋商店の支援の下、葉物野菜類を栽培・販売予定だったが、椿本チエインの新設子会社のツバキベジムーブを通じて、木田屋商店のアグリ事業を買収することとなった。
ツバキベジムーブは、同社の3工場(福井/小浜2工場、静岡/富士1工場)、従業員等を事業譲受し、9月19日より事業開始予定である。
椿本チエインは本件M&Aを通じて、アグリ事業拡大を目指す。