パラマウントベッド、NECプラットフォームズから排泄自動記録システムの研究開発・生産・販売事業を譲受け
パラマウントベッド株式会社(東京都江東区)は、NECプラットフォームズ株式会社(東京都千代田区)が提供する介護施設における利用者の排泄自動記録システム「NECサニタリー利用記録システム」に関して、2024年9月1日付で研究開発、生産、販売に関する事業譲渡契約を締結し、2024年10月1日をもって当該事業を譲り受けることに合意した。
パラマウントベッドは、介護現場における睡眠をはじめとした利用者の状態をクラウド管理する見守り支援システム「眠りCONNECT」を発売し、介護の質向上と業務効率化に取り組んでいる。
NECプラットフォームズは、ICTシステム機器の開発、製造、販売、設置、保守およびシステムソリューションを行っている。
背景・目的
介護施設において、排泄管理は利用者の健康管理の一環として重要な役割を果たしているが、一方で介護職員にとっては作業時間の負荷や精神的負担が大きな課題となっている。
「NECサニタリー利用記録システム」は、便器等に設置したセンサーが利用者のトイレ入退出や排泄情報を自動的に記録することで、利用者の尊厳を確保しながら職員の精神的負担や作業負荷の軽減につなげることができる。
事業譲受により、「眠りCONNECT」が「NECサニタリー利用記録システム」と連携し、排泄管理の情報を一元管理できるようになることから、利用者のよりきめ細やかな健康管理が可能となる。
今後も「眠りCONNECT」を発展させることで「睡眠」や「排泄」、「体重」や「室内の温湿度」等の情報を一元管理できるシステムを構築し、介護施設における介護DX推進に貢献していく。