事業承継セミナー

東陽テクニカ、米子会社を通じ持分法適用関連会社のAeroGT Labsの株式を追加取得

更新日:

株式会社東陽テクニカ(8151)は、連結子会社であるTOYOTech LLC(米国カリフォルニア州、以下:TOYOTech)が、東陽テクニカの持分法適用関連会社であるAeroGT Labs Corporation(米国カリフォルニア州、以下:AeroGT)の第三者割当増資を引き受け、同社を当社の孫会社化することについて決定した。

TOYOTechは、各種計測ソリューションの販売を行っている。

AeroGTは、OTA計測ソリューションの販売を行っている。

目的

東陽テクニカは、2018年より携帯端末・アンテナおよびOTA試験※の分野で業界トップの専門技術集団であるGeneral Test Systems Inc. (中国広東省、以下:GTS社)と総代理店契約を結び、OTA計測ソリューションの販売を行っている。

両社の強固なパートナーシップの下、TOYOTechとGTS社は、新たに米国に進出し、自動車市場でのOTAビジネス展開を目的に、2022年に合弁会社AeroGTを設立した。

設立から2年が経過し、直近ではインテリジェント・コネクテッドカー向け大型OTA計測ソリューションの受注が見込まれるなど、順調に事業の拡大を図っている。さらなる成長に向けて、TOYOTechを引受先とするAeroGTの第三者割当増資を実施し、東陽テクニカグループがAeroGTの株式保有比率を過半数とすることで、東陽テクニカグループ主導による米国OTA市場の開拓を加速させる。

※OTA試験:OTAはOver-The-Airの略。無線通信環境下での性能を評価する試験。

株式の状況

異動前の所有株式数 1,470,000株(議決権の数:1,470,000個)(議決権所有割合:49.0%)
取得株式数 400,000株(議決権の数:400,000個)
取得価額 クラスA普通株式 92,360米ドル(13,593千円※)
異動後の所有株式数 1,870,000株(議決権の数:1,870,000個)(議決権所有割合:55.0%)

※ 1米ドル=147.18 円(2024年9月3日現在)で換算

日程

取締役会決議日:2024年9月12日

契約締結日  :2024年9月12日(現地時間)予定

増資引受実行日:2024年9月12日(現地時間)予定

電気・機械専門卸業界のM&A・事業承継の動向はこちら

電気・機械専門卸業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、電気・機械専門卸業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

東陽テクニカに関連するM&Aニュース

東陽テクニカ、エル・テールを買収

株式会社東陽テクニカ(8151)は、2024年3月4日開催の取締役会において、株式会社エル・テール(兵庫県川西市)の全株式を取得し、子会社化することについて決議した。東陽テクニカは、研究・開発用電子計測機器・システムの販売、販売後のカスタマー・テクニカルサポート、計測システムのオリジナル開発・受託開発を行う。エル・テールは、流体制御装置製造、制御装置設置工事、電気工事を行う。【株式取得の理由】エル

東陽テクニカ、スウェーデンのRototest International ABを買収

株式会社東陽テクニカ(8151)は、RototestInternationalAB(スウェーデン・ローンニゲ、以下Rototest社)の全株式を取得し、子会社化することについて決定した。東陽テクニカは、電子計測器専門商社として最先端の計測ソリューションを国内外の産業界に提供している。Rototest社は、ハブ式ダイナモメーターの開発・製造を行う。東陽テクニカは、2016年にRototest社と代理

東陽テクニカ、トーキンEMCエンジニアリングを子会社化へ

株式会社東陽テクニカ(8151)は、株式会社トーキンEMCエンジニアリング(神奈川県川崎市、以下トーキンEMC)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。東陽テクニカは、計測器の輸入事業、測定や計測システムの開発等を行っている。トーキンEMCは、EMC試験※の受託サービス、EMC対策支援をはじめ、測定器校正、海外認証取得支援サービスなどを行う。※EMC試験:電子機器が放出する電気的ノイズが他の

東陽テクニカ、レキシーを子会社化へ

株式会社東陽テクニカ(8151)は、株式会社レキシー(東京都豊島区)の全株式を取得して子会社化することを決定した。レキシーの親会社であるJSR株式会社(東京都港区)より、レキシーの株式を譲り受ける。東陽テクニカは、計測器の輸入事業、測定や計測システムの開発等を行っている。レキシーは、医療分野のソフトウェアおよびハードウェア開発を行っている。本件M&Aにより東陽テクニカは、営業・技術の人財面での一体

この記事に関連するタグ

「買収・クロスボーダーM&A・持分法・第三者割当増資」に関連するコラム

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。この記事のポイント同意なき買収(敵対的買収)は、企業の経営権を獲得

キリンの海外事例から読み解く!M&Aポイント解説

海外M&A
キリンの海外事例から読み解く!M&Aポイント解説

国内外のM&Aに精通するDr.(ドクター)Mが、身近なM&A事例を用いて、独自の視点でポイントをわかりやすく解説する新企画「Dr.MのM&Aポイント解説」。第1回で取り上げる企業は「キリンホールディングス」。国内ビール業界の中でも海外展開を積極的に進めてきたキリンで、いま何が起きているのでしょうか。|*概要*||-------------------------------------------

買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

M&A全般
買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

事業構造、産業構造が大きく変化する今、「買収」を検討している企業が年々増加しています。本記事では買収の概要、メリット、進める流れについてご紹介してまいります。買収とは「買収」とは、他の企業の株式取得を通じて、経営権を獲得することを指します。新たに自社で事業を立ち上げる場合に比べて、既にその事業分野で実績のある企業を取得するため、スピーディーに展開できる点が特徴です。買収をご検討の方は、希望条件(地

バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

M&A全般
バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

企業が経営再建、事業継続を検討する手段のひとつにバイアウト(BuyOut)があります。本記事では、バイアウトの概要やそれぞれの手法の特徴、成功に導くためのポイントをご紹介します。バイアウトとは?バイアウト(BuyOut)とは、経営再建による事業継続や収益向上を目的に、経営者や従業員が自社の株式の過半数を取得し、経営権を握る買収手法を指します。一般的には、企業の経営陣や従業員が自身の資金や外部の投資

TOB(株式公開買付け)とは?目的など概要をおさらい

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的など概要をおさらい

TOB(株式公開買付け)とは?TOBとは、株式公開買付け(TakeoverBid)の略で、対象企業の経営権取得を目的に、株式の買付価格や期間、株式数などを公告し、取引所外で多くの株主から大量に買付ける手法を指します。一般的にTOBを仕掛ける買収側を「公開買付者」、実施される側を「対象者」と呼びます。東京証券取引所の市場再編やPBR(株価純資産倍率)改善要請を背景に、成長を意識した買収、上場企業への

資金調達とは?経営者が知っておくべき方法、メリットやポイントを解説

経営・ビジネス
資金調達とは?経営者が知っておくべき方法、メリットやポイントを解説

資金調達とは?資金調達とは、企業経営に必要な資金を様々な方法で調達することを指します。各調達方法の種類、特長を経営者が把握し、いざという時に判断できるようにしておくことは不可欠です。資金調達は運転資金のほか、事業の立ち上げや拡大、投資、リスク管理など、事業の安定と成長を実現するための重要な手段です。この記事のポイント主な資金調達方法には自己資金、融資、出資、資産の現金化、補助金、クラウドファンディ

「買収・クロスボーダーM&A・持分法・第三者割当増資」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。買い手が買収先を検討する流れ企業概要書をふまえ、さらに具体的に検討を進めるに一般的には「M&A仲介会社との提携仲介契約の締結」「個別詳細情報についての質疑応答」のステップがあります。買い手候補企業の

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。買収先の探し方①譲渡案件型お相手探しは大きく「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つにわかれます。譲渡案件型は、M&A仲介会社が保有する売り手企業(譲渡を希望する企業)の

買い手がM&Aを行う目的

買い手がM&Aを行う目的

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。【登録無料】買収をご検討の方は、希望条件(地域、業種など)を登録することで、条件に合致した譲渡案件のご提案や新着案件情報を受け取ることができます。まずは登録から始めてみませんか?買収希望条件の登録はこちらM&Aの目的①市場シェアの拡大企業は競合他社を買収することで、自社の市場シェアを拡大

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930

月別M&Aニュース

注目ニュースワード