成長戦略セミナー

NIPPON EXPRESS ホールディングス、ドイツのヘルスケア産業向け物流 Simon Hegele社を買収

更新日:

NIPPON EXPRESS ホールディングス株式会社(9147)は、SH HoldCo GmbH(ドイツ、以下:Simon Hegele)の全ての株式を取得することについてSimon Hegeleの全株主と合意し、株式譲渡契約を締結することを決定した。

NIPPON EXPRESS ホールディングスは、NXグループの持株会社。 国内外で物流サービスや不動産業を営む同グループ各社の経営管理、およびそれに付帯する業務を担っている。

Simon Hegeleは、ドイツ・カールスルーエを本拠地とし、医療機器・その他産業関連のロジスティクスサービスを展開する。

目的

本件M&Aにより、コントラクトロジスティクスの主戦場とされる欧州において、NIPPON EXPRESSホールディングスの重点産業のひとつであるヘルスケア産業の分野で、希少性と拡張性の高い経営資源を獲得することとなる。

また、NXグループのグローバルネットワーク、国際間フォワーディング事業との融合には高い相互補完性とシナジーが期待されることから、今後の新たな成長機会として以下の3点を見込んでいる。

  1. ヘルスケア産業マーケットでの成長
  2. End to End ソリューション拡充とクロスセル
  3. Simon Hegele 事業の地理的拡大

株式の状況

異動前の所有株式数 0株(議決権所有割合:0.0%)
取得株式数 Simon Hegeleの全株式
取得価額 守秘義務により非開示
異動後の所有株式数 Simon Hegeleの全株式(議決権所有割合:100.0%)

日程

契約締結日  :2024年9月30日
株式譲渡実行日:2025年度 第1四半期(予定)

倉庫・その他運輸関連サービス業界のM&A・事業承継の動向はこちら

倉庫・その他運輸関連サービス業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、倉庫・その他運輸関連サービス業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

NIPPON EXPRESSホールディングスに関連するM&Aニュース

NIPPON EXPRESSホールディングス、AIと量子技術の活用に強みをもつグルーヴノーツの株式取得

NIPPONEXPRESSホールディングス株式会社(9147)は、NXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合の案件として、AIと量子技術の活用に強みを持つスタートアップ企業である株式会社グルーヴノーツ(福岡県福岡市)に対して3月5日に株式を取得し、資本業務提携契約を締結した。グルーヴノーツ社は、AIや量子コンピュータなどの最先端テクノロジーを活用し、企業の抱える課題に対して最適解を導くクラウ

NIPPON EXPRESSホールディングス、日本通運の重量品建設事業をNXエンジニアリングに承継

NIPPONEXPRESSホールディングス株式会社(9147)は、昨年4月14日に、「重量品建設事業の分社化に関する検討開始のお知らせ」を発表し、重量品建設事業の分社化について検討してきたが、2024年2月19日開催の取締役会において、完全子会社である日本通運株式会社(東京都千代田区)が運営する重量品建設事業に関する権利義務を、会社分割の方法により、同じく完全子会社であるNXエンジニアリング株式会

NIPPON EXPRESS ホールディングス、スイスのTramo SAを子会社化へ

NIPPONEXPRESSホールディングス株式会社(9147)は、子会社であるNXイタリア株式会社を通じた、TramoSA(スイスキアッソ、以下Tramo)の全株式取得を発表した。なお、この取引でTramoグループ全18社を完全子会社化する。NIPPONEXPRESSホールディングスは、総合物流大手。国際複合輸送に強みを持ち、引っ越しでも国内大手の企業。Tramoグループは、スイスに持株会社を置き

NIPPON EXPRESS ホールディングス、倉庫のシェアリングサービス運営のsoucoへ出資

NIPPONEXPRESSホールディングス株式会社(9147)は、1月に設立したCVCファンド「NXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合」の第1号案件として、株式会社souco(東京都千代田区)に対して6月2日に出資し、資本業務提携契約を締結した。NIPPONEXPRESSホールディングスは、輸送業・運送業・倉庫業など総合物流を行うグループの持株会社。soucoは、倉庫のシェアリング事業を

NIPPON EXPRESS ホールディングス、cargo-partnerの株式取得へ

NIPPONEXPRESSホールディングス株式会社(9147)は、Cargo-PartnerGroupHoldingAG並びにその子会社4社の計5社(以下、売主)から、ロジスティクスサービスを展開する複数の子会社(オーストリアウィーン、以下cargo-partner)の株式を取得することについて合意し、株式譲渡契約の締結を決定した。本件は、NIPPONEXPRESSホールディングスの欧州持株子会社

この記事に関連するタグ

「買収・クロスボーダーM&A・物流業界」に関連するコラム

2024年 物流・運送業界のクロスボーダーM&A

海外M&A
2024年 物流・運送業界のクロスボーダーM&A

こんにちは、日本M&Aセンター海外事業部の杉木です。東南アジアを中心としたクロスボーダーM&Aをお手伝いさせていただいています。本コラムでは、物流・運送業界におけるクロスボーダーM&Aの2024年の展望について、ご紹介していきます。「海外・クロスボーダーM&A」って、ハードルが高いと感じていませんか?日本M&Aセンターは、海外進出・撤退・移転などをご検討の企業さまを、海外クロスボーダーM&Aでご支

キリンの海外事例から読み解く!M&Aポイント解説

海外M&A
キリンの海外事例から読み解く!M&Aポイント解説

国内外のM&Aに精通するDr.(ドクター)Mが、身近なM&A事例を用いて、独自の視点でポイントをわかりやすく解説する新企画「Dr.MのM&Aポイント解説」。第1回で取り上げる企業は「キリンホールディングス」。国内ビール業界の中でも海外展開を積極的に進めてきたキリンで、いま何が起きているのでしょうか。|*概要*||-------------------------------------------

TOB(株式公開買付け)とは?目的など概要をおさらい

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的など概要をおさらい

TOB(株式公開買付け)とは?TOBとは、株式公開買付け(TakeoverBid)の略で、対象企業の経営権取得を目的に、株式の買付価格や期間、株式数などを公告し、取引所外で多くの株主から大量に買付ける手法を指します。一般的にTOBを仕掛ける買収側を「公開買付者」、実施される側を「対象者」と呼びます。東京証券取引所の市場再編やPBR(株価純資産倍率)改善要請を背景に、成長を意識した買収、上場企業への

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。同意なき買収(敵対的買収)の事例直近、国内で行われた同意なき買収に

2024年6月の物流トラック運送業界M&Aを読み解く

業界別M&A
2024年6月の物流トラック運送業界M&Aを読み解く

物流業界の2024年6月の公表M&A件数は11件6月における公表ベースでのM&A(合併・買収)は11件であった。前年同月の5件から6件の増加となった。@cv_button2024年に入り、物流業界の再編が大きく進行している。ロジスティード(旧日立物流)やSGホールディングス、セイノーホールディングスなどの大手物流企業が相次いで大型買収を発表し、それに呼応するようにマイナスイメージの強かった「M&A

ベトナムM&A成約事例:日本企業との資本提携でベトナムのリーディングカンパニーへ

海外M&A
ベトナムM&A成約事例:日本企業との資本提携でベトナムのリーディングカンパニーへ

ベトナムの成長企業が日本の業界大手企業と戦略的資本提携を実施日本M&AセンターInOut推進部の河田です。報道にもありましたように、河村電器産業株式会社(愛知県瀬戸市、以下「河村電器産業」)が、DuyHungTechnologicalCommercialJSC(ベトナム・ハノイ、以下「DH社」)およびDHIndustrialDistributionJSC(ベトナム・ハノイ、以下「DHID社」)の株

「買収・クロスボーダーM&A・物流業界」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。買い手が買収先を検討する流れ企業概要書をふまえ、さらに具体的に検討を進めるに一般的には「M&A仲介会社との提携仲介契約の締結」「個別詳細情報についての質疑応答」のステップがあります。買い手候補企業の

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。買収先の探し方①譲渡案件型お相手探しは大きく「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つにわかれます。譲渡案件型は、M&A仲介会社が保有する売り手企業(譲渡を希望する企業)の

買い手がM&Aを行う目的

買い手がM&Aを行う目的

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。【登録無料】買収をご検討の方は、希望条件(地域、業種など)を登録することで、条件に合致した譲渡案件のご提案や新着案件情報を受け取ることができます。まずは登録から始めてみませんか?買収希望条件の登録はこちらM&Aの目的①市場シェアの拡大企業は競合他社を買収することで、自社の市場シェアを拡大

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930

月別M&Aニュース

注目ニュースワード