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日本紙パルプ商事、ドイツ3社から事業譲受け

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日本紙パルプ商事株式会社(8032)は、 ドイツに100%出資子会社を新たに2社設立するとともに、Inapa Deutschland GmbH(ドイツ・ハンブルグ市)、Inapa Packaging GmbH(ドイツ・ハンブルグ市)、Inapa Complott GmbH(ドイツ・メットマン市)の事業を譲り受けることを決定した。

日本紙パルプ商事は、国内外にて紙や板紙の卸売を行っている。

Inapa Deutschland GmbHはグラフィック用紙の販売、Inapa Packaging GmbHは包装関連資材の販売、Inapa Complott GmbHはサイン&ディスプレイ関連商品の販売を行っている。3社は、いずれも民事再生中。

背景・目的

日本紙パルプ商事は、事業環境の変化に対応すべく、世界各地域にてプレゼンスの高い紙卸売会社のグループ会社化に注力している。

また、海外卸売セグメントとして、補完的M&Aの実行により事業領域の拡大を図るとともに、サイン&ディスプレイやパッケージ、軟包装など高付加価値商材の販売拡大による収益増に取り組んでいる。

事業譲受の相手先は、欧州で3位の規模となる紙商グループInapa‐Investimentos,Participações e Gestão, S.A.(ポルトガル)のドイツを拠点とする3社である。

ドイツ全域をカバーする物流網を有する3社の事業を譲り受けることで、卸商事業の拡大と発展、欧州地域における販売拡大を狙う。

新会社の2社は、それぞれ下記事業を譲り受ける。

・新会社のOVOL Papier Deutschland GmbHは、Inapa Deutschland GmbHの事業。
・新会社のOVOL C&P Deutschland GmbHは、Inapa Packaging GmbH及びInapa Complott GmbHの事業。

日程

取締役会決議日:2024年10月10日
契約締結日  :2024年10月10日
クロージング :2024年11月30日(予定)

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