会社売却先シミュレーション

メルコHD、バッファローを吸収合併し社名を変更へ

更新日:

株式会社メルコホールディングス(6676、以下:メルコHD)は、完全子会社である株式会社バッファロー(愛知県名古屋市)を吸収合併すること並びに本吸収合併に伴いメルコHDの商号を変更すること(以下:本商号変更)及び本商号変更を含む定款の一部変更を行うこと(以下:本定款変更)を決定した。

メルコHDを存続会社、バッファローを消滅会社とする吸収合併方式で、バッファローは解散する。

メルコHDは、グループの純粋持株会社。各種事業を営む会社の株式を所有し、事業活動の支援、経営指導を通じての統括管理を行っている。

バッファローは、デジタル家電及びパソコン周辺機器の開発・製造・販売及びデータ復旧サービスを行っている。

吸収合併の目的

メルコHDが2003年に純粋持株会社体制に移行後、グループは、着実に経営基盤の強化と事業分野の拡大を図ってきたが、一方で事業分野の範囲が広すぎることによる、さまざまな問題点も顕在化してきた。

経営環境・社会の変化が激しい現在の状況も踏まえつつ、こうした問題点を解消し、長期的な株主価値の最大化を目指すために、食品事業を担うシマダヤ株式会社のスピンオフ上場(2024年10月1日実施済)や、本吸収合併による組織再編の実施が必要不可欠との認識に至った。

メルコHDは、本吸収合併により、迅速な事業戦略の実行及びIT関連事業の成長を促進し、長期的な株主価値の最大化を図る。

商号変更及び定款変更の理由

本吸収合併により、メルコHDは純粋持株会社から事業持株会社へ移行することに伴い、本商号変更及び目的の変更を内容とする本定款変更を行う。

商号変更後の新商号

株式会社バッファロー(英文名:BUFFALO INC.)

日程(吸収合併)

吸収合併取締役会決議:2024年10月11日 吸収合併契約締結  :2024年10月11日 吸収合併効力発生日 :2025年4月1日(予定)

日程(本商号変更及び本定款変更)

効力発生日:2025年4月1日(予定)

電子部品・電気機械器具製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

電子部品・機械器具製造業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、電子部品・機械器具製造業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

メルコホールディングスに関連するM&Aニュース

メルコHD、セゾン情報システムズと資本業務提携契約締結、持分法適用関連会社化へ

株式会社メルコホールディングス(6676)は、株式会社セゾン情報システムズ(東京都港区、セゾン情報)との間で資本業務提携契約を締結することを決定した。取得価額は、9,107,775,200円。本件は、セゾン情報の普通株式を、ECMマスター・ファンドからメルコHDへの現物出資の方法で取得する。メルコHDは、メルコグループの純粋持株会社。ITから食品、金融まで、3事業体制で顧客の生活やビジネスをサポー

メルコHD(6676)、データ復旧サービスのアドバンスデザインを完全子会社化へ

メルコホールディングス(6676)は、アドバンスデザイン株式会社(神奈川県川崎市)の発行済株式の約三分の二の株式を取得した後に株式交換で同社を完全子会社化することを決定し、株式譲渡契約及び株式交換契約を締結した。メルコHDは、アドバンスデザイン株式5,792株のうち3,861株(議決権所有割合66.7%)を株式譲渡により取得し、残り1,931株を株式交換により取得する。アドバンスデザイン株式1株に

メルコHD(6676)、麺類製造販売のシマダヤを持分法適用関連会社化

株式会社メルコホールディングス(6676)は、シマダヤ株式会社(東京都渋谷区)の株式を取得し、持分法適用関連会社とすることを決定した。出資比率は22.7%。シマダヤは、独自の研究で品質と安全を追求しているめん製造業界のリーディングカンパニー。メルコHDは、ネットワーク技術、ストレージ技術を用いた製造プロセスの監視・管理システムをシマダヤにおいて検証実施し、より安全で高品質な食品を提供するシステムサ

メルコHD(6676)、ソフトウェア開発のデジオン株式を取得

株式会社メルコホールディングス(6676)は、株式会社デジオン(福岡市)の株式を取得し、持分法適用関連会社とすることについて決定した。出資比率は34%となる。デジオンは、今後のデジタル家電、IoT機器の普及に欠かせない“ネットワーク”、“マルチメディア”、“セキュリティ”に関する高いソフトウェア技術を有する会社。メルコHDは、デジオンのソフトウェア技術とメルコHDのハードウェア・ファームウェア技術

この記事に関連するタグ

「吸収合併・合併」に関連するコラム

合併とは?買収による統合との違い、メリット、手続きを解説

M&A全般
合併とは?買収による統合との違い、メリット、手続きを解説

合併は企業の成長を加速させる手段として広く採用されていますが、そのプロセスにはリスクも潜んでいます。戦略的な選択が成功を左右する中、本記事では合併のメリットとデメリット、手続きなど、合併の概要を紹介します。この記事のポイント企業の合併は、2つ以上の企業が統合し新しい法人を形成することを指す。合併は存続会社が権利義務を承継する「吸収合併」と、全ての法人格が消滅し新会社が設立される「新設合併」の2種類

吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

本記事では合併手法のうち、吸収合併について概要をご紹介します。この記事のポイント吸収合併は、存続会社が消滅会社の権利義務を包括的に承継し、効率的な経営とシナジー効果を目指す手法。吸収合併の特徴として、資産や負債が一括承継され、許認可も維持される点がある。主な手続きは取締役会の決議、合併契約の締結、債権者保護手続き、株主総会の決議などが含まれる。[mokuji]吸収合併とは?吸収合併は、存続会社に消

新設合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
新設合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&Aは大きく分けて「合併」と「買収」の2種類に分けられますが、新設合併は、組織再編を目的とする合併手法のひとつです。本記事では新設合併の概要をご紹介します。この記事のポイント新設合併は、複数の企業が合併し新たな法人を設立する手法で、コスト削減や生産性向上を目的とする。吸収合併とは異なり、すべての法人格が消滅し、資産・負債が新設会社に引き継がれる。デメリットには手続きの複雑さ、免許の引き継ぎができ

25社譲受して成長するハシダ技研工業の「M&Aは人助け」の凄み

広報室だより
25社譲受して成長するハシダ技研工業の「M&Aは人助け」の凄み

「M&Aは人助け」を信条に2008年から2022年までの間、買い手企業として計25社を譲受した大阪市のハシダ技研工業株式会社。火力発電所に使用されるガスタービン部品は高い技術力から、ゼネラル・エレクトリック(GE)社や三菱重工業など名だたる企業を取引先に持ち、自動ドアの自社ブランドも好調な製造業のグループ企業です。後継者のいない製造業を譲り受けながら成長を果たしています。事業はグループ売上高200

買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

M&A全般
買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

事業構造、産業構造が大きく変化する今、「買収」を検討している企業が年々増加しています。本記事では買収の概要、メリット、進める流れについてご紹介してまいります。この記事のポイント買収は他企業の株式を取得し経営権を獲得する手法であり、迅速な事業展開が可能である。合併や子会社化と異なり、買収は株式の過半数以上を取得することで行われ、敵対的買収と友好的買収の2種類が存在する。買収の目的は売上拡大や事業多角

コングロマリットとは?メリットや企業事例を紹介

M&A全般
コングロマリットとは?メリットや企業事例を紹介

不透明な時代を生き抜くための戦略として、コングロマリット型経営は注目されており、国内ではその動きが活発化しています。本記事では、コングロマリットの特徴やメリットなどについて解説していきます。コングロマリットとはコングロマリット(conglomerate)とは、異なる業種や産業に属する複数の企業が経営統合を行い、1つの大きな企業グループを形成することを指します。コングロマリットは、さまざまな事業分野

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年10月
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード