成長戦略セミナー

米KKR、富士ソフトへの1回目のTOBが成立

更新日:

米国投資ファンドKKRによるFK株式会社を通じた、富士ソフト株式会社(9749)への第1回公開買付け(TOB)が、2024年11月5日をもって終了した。

買付予定数に下限及び上限を設定していないため、本公開買付けに応募された総数(22,131,902株)の株券等の全部の買付け等を行う。

第1回公開買付けが成立し、かつ第1回公開買付けにより取得した富士ソフト株式が33,658,500株未満であったため、2024年11月中旬を目途に、2回目の公開買付けを開始する予定。

また、2回目の公開買付けにおける買付け等の価格は、第1回公開買付けにおける買付け等の価格と同額とする予定である。

システム・組込ソフト開発・情報処理支援業界のM&A・事業承継の動向はこちら

システム・組込ソフト開発・情報処理支援業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、システム・組込ソフト開発・情報処理支援業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

富士ソフトに関連するM&Aニュース

米KKR、富士ソフトへの2回目TOB実施を発表

米国投資ファンドのKKRは、FK株式会社を通じた富士ソフト株式会社(9749)への第2回公開買付け(TOB)について、準備が整い次第開始することを発表した。2回目のTOB価格を、1株9,451円に引き上げて実施するとしている。買付予定の株券等の数|株券等の種類|買付予定数|買付予定数の下限|買付予定数の上限||:----------:|:--------------:|:-------------

KKR、富士ソフトへのTOB期間を11月5日まで延長

米国投資ファンドのKKRは、FK株式会社を通じて、2024年9月5日より実施している富士ソフト株式会社(9749)へのTOBについて買付け等の期間の変更を発表した。富士ソフトが10月18日に、KKRによるTOBへの賛同と応募推奨を発表したため。買付け等の期間の変更箇所買付け等の期間(変更前)2024年9月5日(木曜日)から2024年10月21日(月曜日)まで(30営業日)(変更後)2024年9月5

KKR、富士ソフトへのTOBを2段階へ

米国投資ファンドのKKRは、FK株式会社を通じた富士ソフト株式会社(9749)の公開買付け(TOB)を2段階での実施へ変更する。2回目のTOB価格は、現在実施している買付けと同様、1株8,800円の予定。なお、第1回TOBで53.22%以上を取得した場合には、第2回公開買付けは実施しない。本TOBを通じた売却を希望する株主の、売却機会を確保することを狙いとしている。買付け等の期間の変更(変更前)2

KKR、富士ソフトへのTOBを9月5日開始へ

米国投資ファンドのKohlbergKravisRoberts&Co.L.P.(以下:KKR)は、FK株式会社を通じた富士ソフト株式会社(9749)のTOBを2024年8月8日に発表していたが、2024年9月5日より開始することを決定した。買付け等の価格は、当初の予定通り1株8,800円とし、富士ソフトも賛同している。同社に対しては米ファンドのベインキャピタルもTOBの意向を示しており、争奪戦に発展

米ベインキャピタルが富士ソフトへ買収提案、KKRに対抗

米投資ファンドのベインキャピタルは、富士ソフト株式会社(9749)に対し、株式非公開化を前提にした公開買付(TOB)の買収提案を行ったと発表した。富士ソフトは、8月に米投資ファンドKKRの関連会社による1株8,800円のTOB(株式公開買い付け)に賛同していた。ベインキャピタルは、KKRの提案を5%程度上回る水準を想定している。

この記事に関連するタグ

「TOB」に関連するコラム

TOB(株式公開買付け)とは?目的など概要をおさらい

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的など概要をおさらい

TOB(株式公開買付け)とは?TOBとは、株式公開買付け(TakeoverBid)の略で、対象企業の経営権取得を目的に、株式の買付価格や期間、株式数などを公告し、取引所外で多くの株主から大量に買付ける手法を指します。一般的にTOBを仕掛ける買収側を「公開買付者」、実施される側を「対象者」と呼びます。東京証券取引所の市場再編やPBR(株価純資産倍率)改善要請を背景に、成長を意識した買収、上場企業への

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。この記事のポイント同意なき買収(敵対的買収)は、企業の経営権を獲得

ポイズンピルとは?2種類の手法やメリット・デメリット、導入事例を解説

M&A全般
ポイズンピルとは?2種類の手法やメリット・デメリット、導入事例を解説

上場企業の株主が経営陣と経営方針などを巡って対立した結果、会社の支配力を強める目的で株式を買い進める場合があります。これが、「敵対的買収」です。しかし、敵対的買収に対して経営陣も何もしないわけではありません。経営陣と敵対する株主の動きを防ぐため、敵対的買収に対する様々な防衛策を発動して対抗します。その買収防衛策のひとつがポイズンピルです。本記事では、ポイズンピルの概要、メリットやデメリット、実際に

MBIとは?MBOとの違いやスキーム、活用するメリットを解説

M&A全般
MBIとは?MBOとの違いやスキーム、活用するメリットを解説

経営状態が振るわない企業に、外部の専門家を送り込み経営の立て直しを行う方法をMBIと言います。本記事ではMBIのスキームやメリット・デメリットを紹介するとともに、似た名称であるMBOやTOB、LBOとの違いについても説明します。MBIとは?MBIとは、投資家・ファンド・金融機関等が企業を買収し、経営権を握った後に経営の専門家を送り込み、企業の立て直しや、企業価値向上を図る買収形態の一つです。企業価

日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

M&A全般
日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

日本M&Aセンターの中で特に業界での経験豊富な二人のスペシャリストが、世の中の企業のM&Aの動き、プレスリリースを中心に解説する「M&Aニュースサテライト」。今回は前回に引き続き日立製作所による日立物流の売却をテーマに解説します。(本記事ではYouTube動画の概要をご紹介します。)日立製作所と日立物流が正式発表へ西川:前回(日立製作所が日立物流を売却へ!M&Aの狙いとは)につづき日立物流パート2

上場企業オーナー経営者の主要株式の売却について

M&A全般
上場企業オーナー経営者の主要株式の売却について

上場企業オーナー経営者の企業承継のためには、非上場企業とは異なる金融商品取引法(以下、「金商法」という)に基づき、株式公開買付け(TOB)によることが殆ど不可欠である。発行済み株式の3分の1超の株式の売買を伴うケースでは、オーナー経営者が予め特定の買受人(以下、「承継予定者」という)と相対で株式を売却する場合でも、TOBによることが金商法上必要になる。そこで、検討すべき実務上のポイントを、以下に説

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年11月
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

月別M&Aニュース

注目ニュースワード