株価算定シミュレーション

日本製鉄、子会社で発電設備賃貸事業等の東海共同発電を吸収合併

更新日:

日本製鉄株式会社(5401)は、子会社である東海共同発電株式会社(愛知県東海市)を吸収合併(以下:本合併)することを決定した。

日本製鉄を存続会社、東海共同発電を消滅会社とする吸収合併方式とし、東海共同発電は解散する。

なお、本合併は、日本製鉄が、株式会社名古屋サンソセンターが保有している東海共同発電の普通株式の全てを取得すること等を条件に行うこととしている。

日本製鉄は、製鉄、エンジニアリング、ケミカル&マテリアル、システムソリューションの各事業を行っている。

東海共同発電は、発電設備の賃貸事業、同運転に係る作業の請負事業を行っている。

背景・目的

東海共同発電は、日本製鉄の名古屋製鉄所及び名古屋製鉄所に酸素等を供給するオンサイトプラントの購入電力低減を目的として設立され、石炭火力発電の設備を保有、発電操業を受託し、名古屋製鉄所のコスト競争力向上に寄与してきた。

一方で、人口減少等による人材獲得競争の激化、脱炭素化に向けた石炭発電の燃料転換等、カーボンニュートラルの推進に向けた対応が急務となる中で、名古屋製鉄所のエネルギー部門を強化するためにも、一層の効率化に取り組んでいく必要がある。

こうした課題認識を踏まえて、本合併により、日本製鉄グループ全体で人的リソースを強化・最適化し、一体となった運営体制を構築していく。

日程

本合併決定日   :2024年11月7日
合併契約締結日  :2024年11月7日
本合併の効力発生日:2025年4月1日

鉄鋼・金属製品製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

鉄鋼・金属製品製造業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、鉄鋼・金属製品製造業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

この企業に関連するM&Aニュース

日本製鉄、山陽特殊製鋼へのTOBが成立

日本製鉄株式会社(5401)による、山陽特殊製鋼株式会社(5481)の公開買付け(TOB)が、2025年3月18日をもって終了した。応募株券等の総数(21,349,555株)が買付予定数の下限(7,457,756株)以上となったため成立している。山陽特殊製鋼は、東京証券取引所プライム市場に上場しているが、所定の手続を経て上場廃止となる見込み。

日本製鉄、山陽特殊製鋼へのTOBを2月3日開始へ

日本製鉄株式会社(5401)は、山陽特殊製鋼株式会社(5481)の普通株式を、公開買付け(TOB)により取得することを決定した。山陽特殊製鋼は、TOBに対して賛同を表明している。TOB完了後、山陽特殊製鋼は上場廃止となる見通し。日本製鉄グループは、製鉄事業を主体に、エンジニアリング事業、ケミカル&マテリアル事業、システムソリューション事業を行っている。山陽特殊製鋼は、鋼材事業、粉末事業、素形材事業

日本製鉄、米USスチール買収実現における米AM/NS Calvertの持分譲渡を発表

日本製鉄株式会社(5401)は、日本製鉄によるUnitedStatesSteelCorporation(米国、以下:USスチール)買収(以下:本買収)が実現した場合、日本製鉄の完全子会社のNSKote,Inc.(米国テキサス州、以下:NSKote)の全株式をArcelorMittal,S.A.(ルクセンブルクルクセンブルク市、以下:ArcelorMittal)に譲渡すること(以下:本株式譲渡)を決

日本製鉄、傘下の日鉄ステンレスを吸収合併

日本製鉄株式会社(5401)は、完全子会社である日鉄ステンレス株式会社(東京都千代田区)を吸収合併することを決定した。日本製鉄を存続会社、日鉄ステンレスを消滅会社とする吸収合併方式とし、合併と同時に、日鉄ステンレスは解散する。日本製鉄は、製鉄、エンジニアリング、ケミカル&マテリアル、システムソリューションの各事業を行っている。日鉄ステンレスは、ステンレス鋼の製造・販売を行っている。背景・目的日鉄ス

この記事に関連するタグ

「吸収合併・合併」に関連するコラム

合併とは?買収による統合との違い、メリット、手続きを解説

M&A全般
合併とは?買収による統合との違い、メリット、手続きを解説

合併とは?合併とは、2つ以上の企業が統合し、新しい企業を形成することを指します。企業が競争力を高めるための重要な手段の一つであり、企業は合併によって相互のリソースを共有し、コストを削減し、より広範な市場にアクセスすることが可能になります。合併は、複数の会社が1つになるため、いずれかの法人格が消滅しますが、買収では経営権が移譲されるのみで、買収した会社の法人格は消滅せず残ります。実務的には完全子会社

吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

本記事では合併手法のうち、吸収合併について概要をご紹介します。この記事のポイント吸収合併は、存続会社が消滅会社の権利義務を包括的に承継し、効率的な経営とシナジー効果を目指す手法。吸収合併の特徴として、資産や負債が一括承継され、許認可も維持される点がある。主な手続きは取締役会の決議、合併契約の締結、債権者保護手続き、株主総会の決議などが含まれる。[mokuji]吸収合併とは?吸収合併は、存続会社に消

新設合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
新設合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&Aは大きく分けて「合併」と「買収」の2種類に分けられますが、新設合併は、組織再編を目的とする合併手法のひとつです。本記事では新設合併の概要をご紹介します。この記事のポイント新設合併は、複数の企業が合併し新たな法人を設立する手法で、コスト削減や生産性向上を目的とする。吸収合併とは異なり、すべての法人格が消滅し、資産・負債が新設会社に引き継がれる。デメリットには手続きの複雑さ、免許の引き継ぎができ

25社譲受して成長するハシダ技研工業の「M&Aは人助け」の凄み

広報室だより
25社譲受して成長するハシダ技研工業の「M&Aは人助け」の凄み

「M&Aは人助け」を信条に2008年から2022年までの間、買い手企業として計25社を譲受した大阪市のハシダ技研工業株式会社。火力発電所に使用されるガスタービン部品は高い技術力から、ゼネラル・エレクトリック(GE)社や三菱重工業など名だたる企業を取引先に持ち、自動ドアの自社ブランドも好調な製造業のグループ企業です。後継者のいない製造業を譲り受けながら成長を果たしています。事業はグループ売上高200

買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

M&A全般
買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

事業構造、産業構造が大きく変化する今、「買収」を検討している企業が年々増加しています。本記事では買収の概要、メリット、進める流れについてご紹介してまいります。この記事のポイント買収は他企業の株式を取得し経営権を獲得する手法であり、迅速な事業展開が可能である。合併や子会社化と異なり、買収は株式の過半数以上を取得することで行われ、敵対的買収と友好的買収の2種類が存在する。買収の目的は売上拡大や事業多角

コングロマリットとは?メリットや企業事例を紹介

M&A全般
コングロマリットとは?メリットや企業事例を紹介

不透明な時代を生き抜くための戦略として、コングロマリット型経営は注目されており、国内ではその動きが活発化しています。本記事では、コングロマリットの特徴やメリットなどについて解説していきます。コングロマリットとはコングロマリット(conglomerate)とは、異なる業種や産業に属する複数の企業が経営統合を行い、1つの大きな企業グループを形成することを指します。コングロマリットは、さまざまな事業分野

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年11月
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

月別M&Aニュース

注目ニュースワード