ソニーフィナンシャルグループ、少額短期保険事業のジャストインケースを買収
ソニーフィナンシャルグループ株式会社(東京都千代田区、以下:SFGI)は、関係当局の認可を前提に、株式会社justInCase(東京都中央区、 以下:ジャストインケース)の全株式を取得し、SFGIの子会社とすることについて、ジャストインケースと合意したことを発表した。
この子会社化により、ソニーフィナンシャルグループ(以下:SFG)として少額短期保険事業に参入し、グループ各社との連携により、生損保の垣根を超えた新しい保険商品・サービスの開発、提供を目指す。
SFGIは、生命保険会社、損害保険会社、銀行、その他の保険業法および銀行法の規定により子会社とした会社の経営管理等を行っている。
SFGは、ソニー生命保険株式会社、ソニー損害保険株式会社、ソニー銀行株式会社に加え、介護やベンチャーキャピタル事業から構成される金融グループである。
ジャストインケースは、少額短期保険業を行っている。スマホ保険や健康増進保険、日本初のP2P保険など、データドリブンのパーソナライズ型商品をスピーディに開発している。
背景・目的
SFGの中期経営計画では、いわゆる「両利きの経営」に基づいた「深化と探索」を重視し、既存ビジネスの成長である「深化」と、更なる成長に向けた「探索」の両面により持続的な企業価値の向上を目指している。
グループ横断の取り組みである「探索」領域においては、成長戦略の核と位置付ける顧客基盤の拡張に向けて、少額短期保険業を重点戦略事項の一つとして検討してきた。
そしてこの度、SFGを取り巻く状況や金融業界および社会環境が日々大きく変化する中で、「探索」領域の新たな事業基盤を早期に構築することを目的に、少額短期保険業界で独自の新しいチャレンジを続けているジャストインケースを、SFGの一員として迎えることを決定した。