会社売却先シミュレーション

エニグモ、ハイヤー・リムジンサービス運営のオアフ島Formal Transの持分取得

更新日:

株式会社エニグモ(3665)は、連結子会社である株式会社BUYMA TRAVEL(東京都千代田区、以下:BMT社)が、Formal Trans, LLC(米国ハワイ州オアフ島、以下:FM社)の持分を取得し、子会社化(エニグモの孫会社化)することを決定した。

BMT社は、海外アクティビティ予約サイト及びアクティビティ施設運営を行っている。
FM社は、ハワイオアフ島でのリムジン及びハイヤーサービス運営を行っている。

背景・目的

エニグモグループは、BUYMA事業以外の新たな収益源の構築に注力しており、旅行関連事業を収益の柱の1つとして成長させることを目標としている。

BMT社が運営する2つの海外アクティビティ予約プラットフォーム(BUYMA TRAVEL及びHello Activity)において、FM社の孫会社化により送迎機能を内製化することで収益拡大を狙う。

また、孫会社がハワイで運営するダイビング事業においても、これまではダイビングインストラクターがドライバーも兼務していた為に、本業のダイビングに専念することが困難だったが、今後はダイビングインストラクターとドライバーの分業を進めることでアクティビティ実施回数を増やすとしている。

株式の状況

異動前の持分割合 0%
取得割合 100%
取得価額 FM社の持分         :290万米ドル(435百万円)
アドバイザリー費用(概算額):17万米ドル(25百万円)
合計(概算額)       :307万米ドル(460百万円)
異動後の割合 100%

※該当企業の会社形態がLLCのため株式は発行していない。
※表中()内の日本円表記は、1米ドル=150円で換算。

日程

書面決議日(エニグモ):2024年12月5日
書面決議日(BMT社) :2024年12月5日
持分譲渡契約締結日  :2024年12月6日(予定)
持分譲渡実行日    :2025年2月以降(予定)※
※本件契約における前提条件の充足状況により、持分譲渡実行日を決定する。

インターネット関連サービス業界のM&A・事業承継の動向はこちら

インターネット関連サービス業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、インターネット関連サービス業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

エニグモに関連するM&Aニュース

エニグモ、BUYMA TRAVEL事業を子会社のMEGURUに承継

株式会社エニグモ(3665)は、エニグモの営むBUYMATRAVEL事業を吸収分割によりエニグモの連結子会社である株式会社MEGURU(東京都千代田区)に対して承継することを決議した。なお、MEGURUは、2024年8月1日をもって商号を変更し、「株式会社BUYMATRAVEL」となる予定である。エニグモを分割会社とし、MEGURUを承継会社とする吸収分割方式。エニグモは、インターネットビジネスの

エニグモ、不動産売買プラットフォーム運営のNon Brokersの株式取得

株式会社エニグモ(3665)は、NonBrokers株式会社(東京都港区)の既存株主から株式を取得すること及び第三者割当増資を引き受けることを決定した。エニグモは、インターネットビジネスの企画・開発・運営を行う。NonBrokersは、不動産売却プラットフォーム「いえうり」、及び仲介手数料無料の不動産購入サイト「チョク買い」を展開する。株式取得及び第三者割当増資引受の背景・目的エニグモの中期売上目

エニグモ、持分法適用関連会社のMEGURUに追加出資し子会社化

株式会社エニグモ(3665)は、2024年5月15日開催の取締役会において、同社の持分法適用関連会社である株式会社MEGURU(東京都千代田区)の第三者割当増資を引き受けること、並びにエニグモが保有するMEGURUの新株予約権を行使することを通じて、MEGURUを連結子会社化することについて決議した。なお、本件株式取得に伴い、MEGURUの完全子会社であるMMSGuamCorporation(グア

この記事に関連するタグ

「買収・クロスボーダーM&A」に関連するコラム

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と敵対的買収があり、前者は経営陣との合意を経

M&Aのプロが振り返る2024年のM&Aニュース&2025年予測

M&A全般
M&Aのプロが振り返る2024年のM&Aニュース&2025年予測

日本M&Aセンターの中でも業界経験が豊富な2人が、世の中の企業のM&Aニュースを紐解き解説する「M&Aニュースサテライト」。今回は「2024年のM&Aニュースの振り返りと2025年のM&A動向の予測」をテーマに解説します。※本記事はYouTube動画の内容を編集してご紹介します。解説動画のポイント2024年のM&A市場は大きく変化し、特にTOBやMBO案件が目立つ年であった。特に「同意なき買収提案

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

企業買収、組織再編、MBOのニュースで株式公開買付け(TOB)を目にする機会が急増しています。本記事ではTOBの概要、メリット・デメリット、事例についてご紹介します。この記事のポイントTOBは、対象企業の経営権取得を目的に、株主から株式を大量に買い付ける手法で、買付者が価格や期間を公告する。TOBのメリットは、買付者が計画的に買付けを行いやすく、株主は市場価格より高い価格で売却できる点がある。TO

大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

広報室だより
大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

2024年9月、日本M&Aセンターグループの一員として新たな一歩を踏み出した「株式会社AtoGCapital」。新たなファンドコンセプトを持つ会社ですが、どのようなコンセプトなのか、その取り組みや設立への想いをAtoGCapital代表取締役の大槻昌彦さんに聞きました。※会社設立は2023年12月、ファンドの1号ファンド設立は9月20日、出資実行完了は2024年10月23日AtoGCapital代

バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

M&A全般
バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

企業が経営再建、事業継続を検討する手段のひとつにバイアウト(BuyOut)があります。本記事では、バイアウトの概要やそれぞれの手法の特徴、成功に導くためのポイントをご紹介します。バイアウトとは?バイアウト(BuyOut)とは、経営再建による事業継続や収益向上を目的に、経営者や従業員が自社の株式の過半数を取得し、経営権を握る買収手法を指します。一般的には、企業の経営陣や従業員が自身の資金や外部の投資

「買収・クロスボーダーM&A」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手がM&Aを行う目的

買い手がM&Aを行う目的

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード