株価算定シミュレーション

博報堂DYホールディングス、子会社間の会社分割を発表

更新日:

株式会社博報堂DYホールディングス(2433)は、完全子会社である株式会社博報堂(東京都港区)が、同じく完全子会社である株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(東京都港区)の事業を承継する会社分割吸収分割)を行うことを発表した。

博報堂を吸収分割承継会社とし、博報堂DYメディアパートナーズを吸収分割会社とする吸収分割方式。

博報堂は、マーケティング支援・広告企画および販売を行っている。
博報堂DYメディアパートナーズは、媒体・コンテンツ企画および販売を行っている。

背景・目的

博報堂DYホールディングスは、「マーケティングビジネスの構造改革」「新たな成長オプションの創造」「グローバルビジネスのリモデル」の3 つの観点で事業構造変革を進めていくこととしている。

国内における「マーケティングビジネス」では、データ/テクノロジーを活用したフルファネル対応が必須条件になってきており、企業のマーケティングニーズは、テレビやインターネット、プロモーションによる統合コミュニケーションだけではなく、フルファネルでの設計と実践に変化している。

マスメディアもデジタルメディアと同様の運用型に進化しており、マスメディア・デジタルメディアを活用したマーケティングコミュニケーション機能からコマースやCRMなどのマーケティング実践機能までをデータを活用しながらフルにカバーする、“生活者データ・ドリブン”フルファネルマーケティング機能が重要となる。

企業のこのようなニーズの拡大に対応するためには、よりシームレスな提供機能の強化が重要であることから、博報堂と博報堂DYメディアパートナーズを統合し、データに基づいたフルファネルマーケティングのプラニングやメディア対応機能などのコア機能を新「博報堂」に集約、高度化を推進する。

また博報堂のフロントラインと博報堂DDYメディアパートナーズのメディア対応機能が一体となって活動することで、メディア販売力やメディア企業への提案力の強化を狙う。

日程

効力発生日:2025年4月1日(予定)

広告・PR・販促業界のM&A・事業承継の動向はこちら

広告・PR・販促業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、広告・PR・販促業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

博報堂DYホールディングスに関連するM&Aニュース

Hakuhodo DY ONE、システム開発のタイShopstackと資本業務提携

株式会社HakuhodoDYONE(東京都渋谷区)は、ShopstackCo.,Ltd(タイ・ベトナム、以下:Shopstack)と資本業務提携を締結した。HakuhodoDYONEは、デジタルマーケティング全般にまつわる企画・コンサルティング・代行事業・投資事業を行っている。Shopstackは、東南アジアにおいてCRM・EC・CDP・データ領域のシステム開発を行っている。背景・目的人口増加が進

博報堂DYホールディングス、グループのデジタル・アドバタイジング・コンソーシアムとアイレップを統合し新会社設立へ

株式会社博報堂DYホールディングス(2433)は、2024年度から始まる新たな中期経営計画の一環として、グループのデジタルマーケティングの核となる新会社を設立する。グループのデジタルマーケティング事業会社であるデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(以下DAC)と株式会社アイレップの2社を統合した上で、その他のグループ内事業会社のデジタルマーケティングに関わるナレッジやリソースも集約し

博報堂DYホールディングス、クラスターとの資本業務提携に合意

株式会社博報堂DYホールディングス(2433)は、クラスター株式会社(東京都品川区)に対して第三者割当増資による出資を行い、資本業務提携に合意した。博報堂DYホールディングスは、広告代理店の持株会社。広告主等に対しマーケティング・コミュニケーションサービス全般の提供を行う子会社の経営管理などを行っている。クラスターは、メタバースプラットフォーム「cluster」の開発・運営を行っている。本提携によ

博報堂、インドの独立系ブランドエージェンシーグループであるMA&TH Entertainmentを連結子会社化

株式会社博報堂(東京都港区)は、MA&THEntertainmentNetworkPrivateLimited(インドムンバイ、以下MA&TH社)の持分を過半数取得し、連結子会社化した。博報堂は、博報堂DYホールディングス(2433)の傘下である日本の広告会社。マーケティング・PR・コンサルティングなどの事業を展開している。MA&TH社は、インドの映画配給会社やOTT事業者、プロデューサー、映画制

博報堂DYホールディングス、戦略コンサルティング会社の英Lexingtonの株式取得

株式会社博報堂DYホールディングス(2433)の戦略事業組織「kyu」は、LexingtonLimited(イギリス)の株式を取得した。博報堂DYホールディングスは、広告代理店の持株会社。広告主等に対しマーケティング・コミュニケーションサービス全般の提供を行う子会社の経営管理などを行っている。「博報堂」「大広」「読売広告社」「博報堂DYメディアパートナーズ」を完全子会社として傘下に持つ。kyuは、

この記事に関連するタグ

「会社分割・吸収分割」に関連するコラム

買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

M&A全般
買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

事業構造、産業構造が大きく変化する今、「買収」を検討している企業が年々増加しています。本記事では買収の概要、メリット、進める流れについてご紹介してまいります。この記事のポイント買収は他企業の株式を取得し経営権を獲得する手法であり、迅速な事業展開が可能である。合併や子会社化と異なり、買収は株式の過半数以上を取得することで行われ、敵対的買収と友好的買収の2種類が存在する。買収の目的は売上拡大や事業多角

分社化するメリットとは?子会社化との違い、ポイントを詳しく解説

M&A全般
分社化するメリットとは?子会社化との違い、ポイントを詳しく解説

分社化とは?分社化とは、複数の事業を持つ企業が事業の一部を切り離し、独立した会社を作ることを指します。切り離された事業は、子会社や関連会社として運営されます。分社化する方法には会社分割(新設分割・吸収分割)や事業譲渡などの方法があります。分社化は企業の規模に関わらず、専門性の強化、迅速な事業展開などを目的に行われています。本記事では、分社化の概要、メリットやデメリットについて整理し、実際に分社化す

会社分割とは?事業譲渡との違い、種類やメリットについて解説

M&A全般
会社分割とは?事業譲渡との違い、種類やメリットについて解説

会社分割とは?会社分割とは、会社の一部または全ての事業を切り離し、別会社に移転するM&A手法です。多くの場合、第三者に事業を継承してもらい、企業再編を図るために用いられます。会社分割の対象となる事業が抱える義務や権利は、移転先の会社に全て引き継がれるのが特徴です。移転先は新設会社・既存会社の2つが考えられ、それぞれ名称が異なります。新設した会社に移転するのが「新設分割」、既存会社に事業を移転するの

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード