会社売却先シミュレーション

TOPPANホールディングス、米パッケージSONOCO社の軟包装・熱成形容器事業を買収

更新日:

TOPPANホールディングス株式会社(7911)は、SONOCO PRODUCTS COMPANY(米国サウス・カロライナ州、以下:SONOCO社)との間で、SONOCO社の有する軟包装事業及び熱成形容器事業(Thermoformed and Flexible Packaging、以下:TFP事業)を取得することを目的に、株式取得及び事業の譲受けを決定した。

TOPPANグループは、「情報コミュニケーション事業分野」「生活・産業事業分野」「エレクトロニクス事業分野」の3分野にわたり幅広い事業を展開している。
SONOCO社は、コンシューマーパッケージング事業、産業用紙パッケージング事業を展開している。

背景・目的

TOPPANホールディングスは海外生活系事業において、特にパッケージ分野で成長を続ける軟包装を中心に、グローバルブランドの顧客から、環境対応を求められている。

そのため、フィルム製造からバリア加工、パッケージ製造におけるグローバル供給体制を構築し、サプライチェーン全体のリソースを保有することで、サステナブルパッケージの技術力やコストパフォーマンスの向上を目指しており、グローバルでの各地域における地産地消体制の強化を進めている。

今後の成長に向け、本件M&Aにより、SONOCO社のTFP事業が保有する北米・南米を中心とした顧客・製造基盤を活かし、グローバルでのサステナブルパッケージのビジネスを強化し、全世界でブランドオーナーのサステナブルニーズに応え、事業拡大を狙う。

取得対象事業

軟包装事業、熱成形容器事業ならびに関連事業に属するSONOCO社子会社の株式及び資産

取得価額

1,800百万米ドル(約2,713億円)を予定。
※1米ドル=150.74円換算

日程

本株式等取得日:2025年4~6月(予定)

印刷業界のM&A・事業承継の動向はこちら

印刷業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、印刷業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

凸版印刷に関連するM&Aニュース

TOPPANホールディングス、IoTソリューション会社のベルギーのSelinkoを買収

TOPPANホールディングス株式会社(7911)は、SelinkoSA(ベルギー)の株式を100%取得し、2024年10月に子会社化の手続きを完了した。TOPPANグループは、「印刷テクノロジー」をベースに「情報コミュニケーション事業分野」「生活・産業事業分野」「エレクトロニクス事業分野」の3分野にわたり幅広い事業活動を展開している。Selinkoは、IoTプラットフォーム事業、NFCタグインテグ

TOPPANホールディングス、バイオエコノミーの構築に向けてちとせグループと資本業務提携

TOPPANホールディングス株式会社(7911)は、ちとせグループの統括会社CHITOSEBIOEVOLUTIONPTE.LTD.(シンガポール、以下グループを総称して:ちとせグループ)と、化石資源に代わると期待される藻類などの生物資源やバイオテクノロジーを活用し、循環型の経済活動を行うバイオエコノミーの実現向けて、2024年10月に資本業務提携を締結した。TOPPANグループは、「印刷テクノロジ

TOPPANグループ、スウェーデンのAssaAbloy社から政府系IDソリューション企業の市民ID事業部門を買収

TOPPANホールディングス株式会社(7911)とグループ会社であるTOPPANNextPte.Ltd.(シンガポール)は、AssaAbloy社(スウェーデン)と、同社の政府系IDソリューション事業を推進するHIDCID(CitizenID:市民ID)部門(以下:HIDCID)の売買契約を締結した。TOPPANグループは、「印刷テクノロジー」をベースに「情報コミュニケーション事業分野」「生活・産業

TOPPAN、SNS広告・EC支援を行うココラブルを買収

TOPPANホールディングス株式会社(7911)のグループ会社であるTOPPAN株式会社(東京都台東区)は、株式会社ココラブル(東京都渋谷区)の株式を取得し、2024年3月29日に完全子会社化した。TOPPANは、情報系・生活系・エレクトロニクス系事業を行う。ココラブルは、SNS広告事業・EC支援事業等を行う。SNSマーケティングのノウハウを駆使した成果を上げるためのSNS広告の運用と、自社EC事

TOPPANホールディングス、イギリスのイベント企画運営会社Cross Media社を買収

TOPPANホールディングス株式会社(7911)は、英国で日本文化の発信イベント「HYPERJAPAN」を運営するCrossMediaLtd.(英国ロンドン、以下CrossMedia社)の株式譲渡契約を2024年1月31日に締結。2024年2月29日に連結子会社化を完了した。CrossMedia社は英国で最大級の日本文化発信イベント「HYPERJAPAN」を運営し、日本のアニメやマンガ等のコンテン

この記事に関連するタグ

「買収・クロスボーダーM&A」に関連するコラム

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

企業買収、組織再編、MBOのニュースで株式公開買付け(TOB)を目にする機会が急増しています。本記事ではTOBの概要、メリット・デメリット、事例についてご紹介します。この記事のポイントTOBは、対象企業の経営権取得を目的に、株主から株式を大量に買い付ける手法で、買付者が価格や期間を公告する。TOBのメリットは、買付者が計画的に買付けを行いやすく、株主は市場価格より高い価格で売却できる点がある。TO

大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

広報室だより
大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

2024年9月、日本M&Aセンターグループの一員として新たな一歩を踏み出した「株式会社AtoGCapital」。新たなファンドコンセプトを持つ会社ですが、どのようなコンセプトなのか、その取り組みや設立への想いをAtoGCapital代表取締役の大槻昌彦さんに聞きました。※会社設立は2023年12月、ファンドの1号ファンド設立は9月20日、出資実行完了は2024年10月23日AtoGCapital代

バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

M&A全般
バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

企業が経営再建、事業継続を検討する手段のひとつにバイアウト(BuyOut)があります。本記事では、バイアウトの概要やそれぞれの手法の特徴、成功に導くためのポイントをご紹介します。バイアウトとは?バイアウト(BuyOut)とは、経営再建による事業継続や収益向上を目的に、経営者や従業員が自社の株式の過半数を取得し、経営権を握る買収手法を指します。一般的には、企業の経営陣や従業員が自身の資金や外部の投資

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。この記事のポイント同意なき買収(敵対的買収)は、企業の経営権を獲得

ベトナムM&A成約事例:日本企業との資本提携でベトナムのリーディングカンパニーへ

海外M&A
ベトナムM&A成約事例:日本企業との資本提携でベトナムのリーディングカンパニーへ

ベトナムの成長企業が日本の業界大手企業と戦略的資本提携を実施日本M&AセンターInOut推進部の河田です。報道にもありましたように、河村電器産業株式会社(愛知県瀬戸市、以下「河村電器産業」)が、DuyHungTechnologicalCommercialJSC(ベトナム・ハノイ、以下「DH社」)およびDHIndustrialDistributionJSC(ベトナム・ハノイ、以下「DHID社」)の株

「買収・クロスボーダーM&A」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手がM&Aを行う目的

買い手がM&Aを行う目的

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード