住友化学、中国の大型液晶ディスプレイ用偏光フィルム事業を売却へ
住友化学株式会社(4005)は、中国における大型液晶ディスプレイ(LCD)用偏光フィルム事業を、湖北利友光電科技有限公司(中国湖北省)に譲渡することを決定した。
住友化学は、総合化学メーカー。石油化学品、機能材料、光学製品などの製造・販売を行っている。
湖北利友光電科技は、大型LCD用偏光フィルムの生産および販売を行っている。湖北三利譜光電科技有限公司と北京梧桐投樹嘉豊企業管理コンサルティング有限公司が出資している。
背景・目的
住友化学は、中国における大型LCD産業の伸長に伴う偏光フィルムの需要拡大に対応するため、2009年に住化華北電子材料科技(北京)有限公司、2016年に旭友電子材料科技(無錫)有限公司を設立し、ピーク時には中国大型LCD用偏光フィルムを売上収益1,000億円規模の事業へ成長させた。
昨今の中国における大型LCD用偏光フィルム市場の成熟化など、事業環境の変化を踏まえ、当該事業の持続的成長を図るために再編を検討し、現地偏光フィルムメーカーへの持分譲渡を含む本再編が最適であると判断した。
持分の状況
異動前の持分 | 100% |
譲渡持分 | 100% |
譲渡価額 | 非開示 |
異動後の持分 | 0% |
日程
持分譲渡実行日:2025年3月31日(予定)