兼松サステック、埼玉八栄工業を買収
兼松サステック株式会社(東京都中央区)は、埼玉八栄工業株式会社(埼玉県本庄市)の全株式を取得することを決定し、2025年1月1日をもって完全子会社化したことを発表した。
兼松サステックは、主にジオテック事業、木材・住建事業、CCTVシステム事業を行っている。
埼玉八栄工業は、各種地盤改良用機械設備の開発設計・製作及び販売、建設機械整備・改造、地盤改良工事請負を行っている。中層混合処理工法をはじめとする、工法の特許を保有(日本において19社のみ施工が可能なWILL工法※など)。
背景・目的
埼玉八栄工業は、土木・舗装工事を中心に国内において国土防災に関わる地盤改良工事を展開しており、兼松サステックのジオテック事業部が事業拡大を企図している領域を専門としている。
兼松サステックは、本件M&Aにより、地盤関連サービスの拡充やグループシナジーによる事業拡大を図る。
※WILL工法(中層混合処理工法):表層混合処理工法と深層混合処理工法の中間に位置し、改良深度は通常2〜13メートル。この地盤改良技術は、防災の観点からも非常に重要で、特に地震や豪雨による地盤災害を防ぐ対策として注目されている。