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住友ゴム、米グッドイヤーから欧米「ダンロップ」ブランドを取得

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住友ゴム工業株式会社(5110、以下:住友ゴム)は、The Goodyear Tire & Rubber Company(米国オハイオ州、以下:Goodyear社)より、欧州・北米・オセアニア地域における四輪タイヤのDUNLOP(ダンロップ)商標権等を、526百万米ドル(約826億円※1)で取得することについて、日本時間1月8日(米国時間1月7日)に譲渡契約を締結したことを発表した。

住友ゴムは、タイヤ事業やスポーツ事業、産業品事業をグローバルに展開する総合ゴム製品メーカー。
Goodyear社は、タイヤの製造販売を行っている。

目的

住友ゴムグループは1980年代に各国のDUNLOP社を買収し、日本に加えて欧州、北米でもDUNLOPブランドのタイヤを生産・販売していた。今回の商標権の取得により、一部の地域や商材を除きグローバルにDUNLOPブランドでのタイヤ事業の展開が可能となる。

今後はDUNLOPを基幹ブランドに位置付け、タイヤ事業とスポーツ事業の共同でブランド強化活動を推進する。

DUNLOPの歴史や知名度を活かしつつ、独自の先進技術を搭載した商品で差別化を図り、新技術「アクティブトレッド」※2を搭載した新商品やプレミアム車両向け新車用タイヤ、モータースポーツ等に注力していく。

※1:1ドル=157円で換算。
※2:アクティブトレッドは、水や温度に反応し路面状態に合わせてゴム自ら性質が変化する新技術。

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