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セガサミーHD、ゲーミング事業を子会社のセガサミークリエイションに承継へ

更新日:

セガサミーホールディングス株式会社(6460、以下:セガサミーHD)は、同社ゲーミング事業を吸収分割により、完全子会社であるセガサミークリエイション株式会社(東京都品川区、以下:SSC)に承継することを決定した。

セガサミーHDを分割会社とし、SSCを分割承継会社とする吸収分割方式。

会社分割に伴う分割資産には、セガサミーHDと韓国PARADISE GROUPとの合弁会社であり、セガサミーHDが45%の株式を保有する持分法適用関連会社PARADISE SEGASAMMY Co., Ltd.の全普通株式を含む。

セガサミーHDは、総合エンタテインメント企業グループの持株会社として、グループの経営管理及びそれに附帯する業務を行っている。

SSCは、カジノ機器・ソフトウェア(オンライン及びソーシャルゲームを含む)の開発・製造・販売を行っている。

会社分割の背景・目的

セガサミーHDは、2024年5月に公表した中期計画において、ゲーミング事業の確立を目標に掲げている。ゲーミング事業では、SSCによるゲーミング機器・コンテンツの開発・提供を通じて顧客基盤を構築するとともに、韓国PARADISE GROUPとの合弁事業であるパラダイスシティの運営を通じて直接的な顧客接点を設ける事により、オンラインゲーミングにも活用可能なカジノオペレーションのノウハウを蓄積している。

また、特に今後拡大が見込まれる米国iGaming市場を中心としたオンラインゲーミング市場への進出を目標に、2023年11月にはGAN Limited(以下:GAN)の買収を公表し、2024年7月にはStakelogic B.V.(以下:Stakelogic)の買収を公表した。

今後、現在進行しているGAN及びStakelogicの買収完了時期に合わせて、SSCを中核事業会社とした体制へ移行し、ゲーミング事業の戦略、財務状況、リスク等を適切に管理し、環境変化に適応した迅速な意思決定が可能なガバナンス体制を構築すべく、セガサミーHD及びグループ会社における組織再編を行うことを決定した。

組織再編の目的

  • 世界各地に分散するゲーミングの事業拠点における、ゲーミングライセンス・コントロールなどの一元管理と連携体制を構築する。
  • ゲーミング関連各社が持つ強みを結集しセグメントシナジーを最大化することで国際的な競争力を強化し、中長期的な企業価値の向上を目指す。

分割する事業の内容

セガサミーHDのゲーミング事業部門の本部機能(管理業務)

日程

吸収分割効力発生日:2025年6月1日(予定)

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