会社売却先シミュレーション

MIXI、オーストラリアのブックメーカーPointsBetを買収

更新日:

株式会社MIXI(2121)は、新設した完全子会社であるMIXI Australia Pty Ltd(オーストラリア・メルボルン)を通じて、オーストラリア証券取引所に上場するPointsBet Holdings Limited(オーストラリア・ビクトリア、以下:PointsBet)の発行済株式の100%を取得し、完全子会社化することを決定した。

本件株式取得は、PointsBetがオーストラリア証券取引所に上場する会社であることに鑑み、オーストラリア会社法上の手続きであるSOAを利用することによって実施する予定。予定通りSOAが実施される場合には、PointsBetの全株主からその保有する全株式を取得する。

MIXIは、デジタルエンターテインメント、ベッティング事業や観戦事業などのスポーツ、ライフスタイルの3つのセグメントで事業を展開している。

PointsBetは、オーストラリア及びカナダにおいてベッティング事業を中心としたBtoCサービスを提供している。

目的

本件M&Aにより、PointsBetの有する事業基盤を活用しベッティングシステム及びオペレーションの拡大・向上を行いつつ、MIXIが日本国内事業で蓄積したソーシャル機能に関する知見・強みを組み合わせることで、ソーシャルベッティングサービスを拡大する狙い。

巨大な市場規模を持つオーストラリア等の海外への展開で、企業成長を目指す。

株式の状況

異動前の所有株式数 0株(議決権の数:0個)(議決権所有割合:0%)
取得株式数 331,725,272株(議決権の数:331,725,272個)
取得価額 PointsBetの普通株式 352百万豪ドル(352億円)
アドバイザリー費用等(概算額) 未定
異動後の所有株式数 331,725,272株(議決権の数:331,725,272個)(議決権所有割合:100%)

日程

SOA効力発生(Effective Date):2025年6月上旬(予定)

SOA実行日(Implementation Date):2025年6月中旬(予定)

株式取得実行日:2025年6月中旬(予定)

インターネット関連サービス業界のM&A・事業承継の動向はこちら

インターネット関連サービス業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、インターネット関連サービス業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

この企業に関連するM&Aニュース

カラオケチェーン「ジャンカラ」運営のTOAI、MIXIからカラオケアプリ「KARASTA」を買収、事業承継

株式会社TOAI(京都府京都市)は、株式会社MIXI(東京都渋谷区)より、クローズ予定だったカラオケアプリ「KARASTA」を買収し、事業承継することを発表した。TOAIは、カラオケチェーン「ジャンカラ」を中心とするエンターテインメント事業を展開している。MIXIは、ベッティング事業、観戦事業、サロンスタッフ直接予約アプリ「minimo」サービス、会話AIロボット「Romi」サービス、デジタルエン

MIXI、対話型AIサービス「AIチャットくん」運営・開発のpiconを子会社化

株式会社MIXI(2121)は、株式会社picon(東京都渋谷区)の株式を取得し、子会社化した。MIXIは、コミュニケーション創出カンパニー。デジタルエンターテインメント事業(スマホゲームを中心としたゲームの提供)、スポーツ事業(プロスポーツチーム運営及び公営競技ビジネスの推進)、ライフスタイル事業(インターネットを活用した人々の生活に密着したサービスの提供)を行っている。piconは、対話型AI

ミクシィ、FC東京を運営する東京フットボールクラブの株式取得、子会社化へ

株式会社ミクシィ(2121)は、JリーグクラブFC東京を運営する東京フットボールクラブ株式会社(東京都調布市)が第三者割当増資にて発行する株式を引受け、子会社化することを決定した。取得価額は、普通株式11.5億円。議決権所有割合は、51.3%。ミクシィは筆頭株主となり、経営権を取得する。第三者割当の方法により実地、発行価格は1株につき50,000円。ミクシィは、スポーツ、ライフスタイル、デジタルエ

投資プラットフォーム「セキュリテ」運営のミュージックセキュリティーズ、ミクシィ(2121)を引受先とする第三者割当増資を実施

ミュージックセキュリティーズ株式会社(東京都千代田区)は、株式会社ミクシィ(2121)を引受先とする第三者割当増資を行った。ミュージックセキュリティーズは、1口数万円の少額から出資可能なインパクト投資プラットフォーム「セキュリテ」を運営している。「セキュリテ」は、経済的な価値と社会的な価値の両方を追求する新しい投資の仕組みを強みとしている。ミクシィは、エンターテインメント事業およびライフスタイル事

写真・動画共有アプリ「みてね」のミクシィ(2121)、出張フォト撮影サービス「Lovegraph」ラブグラフと資本業務提携

株式会社ミクシィ(2121)は、株式会社ラブグラフと資本業務提携を締結した。ミクシィは、開発したアプリ「みてね」は、ママ・パパが撮った子どもの大切な写真や動画を、祖父母や親戚など招待した家族だけにリアルタイムに共有することができる。ラブグラフは、プロのカメラマンが同行し写真撮影をする、出張フォト撮影サービス「Lovegraph」を運営している。また「Lovegraphアカデミー」という写真教室や「

この記事に関連するタグ

「買収・クロスボーダーM&A」に関連するコラム

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

TOB(株式公開買付け)とは?TOB(Take-OverBid)は株式公開買付けのことで、買付け価格や期間などを公表して株主から株式を売却するよう呼びかけ、買付ける手法を指します。一般的に買付け価格や市場価格より高く設定され、株主は市場価格よりも高く株式を売却できる可能性があります。他の企業を買収、組織再編する場合や、MBO(経営陣による買収)で非上場化する場合などに用いられます。TOBを仕掛ける

ロングリストとは?M&Aにおける活用方法、ショートリストとの違いを解説

M&A実務
ロングリストとは?M&Aにおける活用方法、ショートリストとの違いを解説

M&Aの重要なプロセスの一つが、M&Aの対象候補となる企業の選定と絞り込みです。このプロセスにおいて、大切な役割を果たすのが今回紹介するロングリストです。本記事ではロングリストの概要や重要なポイントを解説します。ロングリストとは?ロングリストとは、M&Aの初期段階においてターゲット候補となる企業を一定の条件で絞り込みを行い、作成された候補企業リストです。M&Aの提案候補をなるべく広く検討するため、

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。まずは、買収の希望条件を登録してみませんか?法人の買収をご検討の方は、希望条件(地域、業種など)を登録することで、条件に合致した譲渡案件のご提案や新着案件情報を受け取ることができます。まずは登録から

個人も会社を買う時代。個人M&Aのメリット・注意点をわかりやすく解説

M&A全般
個人も会社を買う時代。個人M&Aのメリット・注意点をわかりやすく解説

法人だけでなく個人による買収の動きが活発化しています。本記事では個人、法人が会社を買うメリット、注意点についてご紹介します。まずは、買収の希望条件を登録してみませんか?法人の買収をご検討の方は、希望条件(地域、業種など)を登録することで、条件に合致した譲渡案件のご提案や新着案件情報を受け取ることができます。まずは登録から始めてみませんか?買収希望条件を登録してみる(無料)この記事のポイント個人M&

インドネシアの2025年はどうなる? ~経済、外交、国家長期開発計画~

海外M&A
インドネシアの2025年はどうなる? ~経済、外交、国家長期開発計画~

こんにちは、ジャカルタの安丸です。2025年におけるインドネシアのマクロ的な展望につき、私見を交えて解説させていただきます。(今回のこのコラムは、2025年1月8日に作成しています。)2024年の振り返り最初に2024年にインドネシアで起こった重要なイベントを、簡単に振り返ってみたいと思います。2024年はインドネシアにとって、重要なイベントが目白押しの1年でした。新大統領の就任10年振りの大統領

「買収・クロスボーダーM&A」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2025年2月
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728

月別M&Aニュース

注目ニュースワード