
サンオータス、MBO実施で非上場化へ
株式会社サンオータス(7623)は、マネジメント・バイアウト(MBO)の実施を発表した。
サンオータスの第2位株主代表である北野淳子氏が代表取締役を務める創業者一族の資産管理会社である太田興産株式会社(神奈川県横浜市)が、公開買付け(TOB)によりサンオータス株式を取得する。
一連の手続きが完了すれば、サンオータス株式は上場廃止となる見通し。
サンオータスの企業グループは、神奈川県を営業基盤として、エネルギー事業、カービジネス事業、ライフサポート事業、不動産関連事業を行っている。
背景・目的
サンオータスを取り巻く事業環境は、ウクライナ・中東情勢の長期化や為替相場の円安によるエネルギー価格、原材料価格、配送コスト等の高騰等により、先行きの不透明な状況が続くと予想される。
加えて、世界的な脱炭素社会の実現に向けた電気・水素等の化石燃料を代替するエネルギーの普及、少子高齢化の進展による国内人口の減少や若者の嗜好の変化に伴う自動車離れの影響を受けて自動車関連産業の需要は減少傾向にあり、中長期的にも厳しい事業環境が継続することが想定される。
このような状況の中、サンオータス株式を非公開化することが、業績の悪化等による株主のリスク負担を回避しつつ、中長期的な視点から抜本的かつ機動的な経営戦略を迅速果敢に実践し、サンオータスの企業価値を向上させるために最も有効な手段であるとの結論に至った。
買付予定の株券等の数
株券等の種類 | 買付予定数 | 買付予定数の下限 | 買付予定数の上限 |
---|---|---|---|
普通株式 | 1,840,143(株) | 761,600(株) | -(株) |
買付け等の期間
2025年3月11日(火曜日)から2025年4月22日(火曜日)まで(30営業日)
買付け等の価格
普通株式1株につき、835円