
伊藤忠商事、アダストリアと共同で英国アウトドアブランド「カリマー」の日本事業を担うカリマーインターナショナルの株式取得
伊藤忠商事株式会社(8001)は、株式会社アダストリア(2685)と共同で、カリマーインターナショナル株式会社(東京都千代田区)の発行済株式を2025年3月31日に取得した。
伊藤忠商事は、大手総合商社。繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融の各分野において国内、輸出入及び三国間取引を行うほか、国内外における事業投資などを行っている。
アダストリアは、グループで30を超えるブランドを国内外で約1,400店舗展開するカジュアルファッション専門店チェーン。
カリマーインターナショナルは、英国アウトドアブランド「カリマー(KARRIMOR)」※の日本事業を担っている。
目的
伊藤忠商事はアダストリアと共に、「カリマー」の伝統的な価値を尊重しながら、従来からの強みであるリュックサック販売を強化すると同時に、アパレルアイテムの拡充や店舗展開を推進し、ライフスタイルブランドへの成長を目指す。
また、アダストリアが持つ商品企画力、ショッピングセンターやファッションビル等の商業施設とのネットワークと、1,900万人を超える会員基盤を活かしながら、日本市場での「カリマー」の販路・顧客層拡大、およびブランド認知度の向上につなげる。
カリマー(KARRIMOR)について
「カリマー」の歴史は、1946年に英国の北西部・ランカシャー カウンティ(州)でサイクルバッグメーカーとして創業したことに遡る。タフで機能的な製品に対する評判は、ほどなくしてクライマー(登山家)にも届くこととなり、クライマー向けのリュックサックを手がけるようになった。
ブランドの語源は「carry more=もっと運べる」。